2016年4月29日金曜日

タブレット入れ ファスナー・裏生地縫い合わせ 完成  爪楊枝入れ 刻印作製

ファスナーに上止めは使わずテープ部分を
折り曲げます。
コイルファスナーなどは上止めを使うより
コイル部分を曲げた方が開閉しやすいと思います。

ただ長く使っていると曲げたコイルから破損していきます。

両面テープで仮止めします。先に革へ縫い穴を開けておき裏生地を仮止めして菱切りで裏生地まで穴を通します。革の色も合わせて戦艦みたいですね。
 ファスナーエンドは革を縫い付けています。

革 ミンクル
14.5×23×1.5cm
糸 ビニモMBT#8
ファスナー コイル3号


 タブレットの大きさに裁断した厚紙を入れてみたのですがピッタリすぎて入れにくい。折り返しなどを考慮して型紙を作製したはずですが・・・。お客様にお渡しするときに試してもらって、問題あるようでしたら作り直しですね。
 爪楊枝入れはサクサク進んでいました。が、やはりというか忘れていました。猫の刻印を入れてほしいということでしたが、接着し本縫いしてしまったので最初からやり直しです。

3×3cmの木を用意して猫のシルエットを貼り付けて彫刻刀で掘ります。欠けることもなく綺麗に彫れたのでハンドプレス機で試しました。猫の輪郭などは問題無かったのですが猫自体に木の模様が出てしまったので失敗です。小さく平らで硬い素材を探して再実験ですね。

 家に忘れていったキーホルダーのキーフック部分が開きすぎていて、今まで鍵が落ちなかったのが奇跡という状況でした。勝手ながら丈夫なフックに変更しました。

※左から右に変更です。



2016年4月28日木曜日

爪楊枝入れ 縫い  タブレット入れ 作製開始 縫い  ルプランジュの桜ロールケーキ

発注分が着荷するまで進められる部分を縫います。

 爪楊枝を入れる部分とフタを本体に縫い合わせます。入れる部分は若干ふくらみを付けています。差し込みの裏にも革を貼り強度を出しました。
 タブレット入れの設計、型紙を裁断します。中にクッション材を入れるのでマチをどれだけ取ればいいか悩みますね。
 型紙の緑線が『わ』になるよう革を裁断、周囲を漉きます。クッション材は『低反発シート(のり付)』を使用しました。糊が強いので紙を剥がすのに一苦労です。ずれないよう端を合わせながら徐々に貼っていきますが強粘着なので紙を剥がすときに若干伸びてしまいます。伸びた分を線に合わせて裁断しておきます。
 上部をゴムノリで折り返し仮止め、圧着します。シワがよらないよう少しずつ裏返していきます。
午後は2ヵ所に納品でした。納品時にアクセサリー修理の依頼を受けました。ありがとうございます。

2ヵ所目はルプランジュでしたのでシュークリームの在庫を確認していたところ『桜ロールケーキ』というものが!ふわふわしっとりした生地の上部に桜が載っており、クリームがほのかに桜味です。緑茶、紅茶、なんでも合う美味しさです。

コーヒー味など特注することも可能ということなので気になった方はぜひ。


2016年4月27日水曜日

爪楊枝入れ 作製開始 裁断 縫い

爪楊枝入れの依頼を受けました。
構造上は問題無いのですが一番の難問は
材料の鏡が準備できるかでした。

開いたら左に爪楊枝入れ、右に鏡という要望ですが
鏡部分が小さいので見つかりません。
何日か前から探していましたが周辺の店舗では
代替品も難しい状況でした。

・周辺の品揃え
ガラス鏡 → 大きすぎるし切る道具が無い
アクリル鏡 → 厚さ5mmで厚すぎる
塩ビ版鏡 → 1mm以下で歪みが大きい

そして今日電車に乗ってハンズへ。
ようやく厚さ2mmのアクリル鏡を見つけました。
ただ、1cm以下の小さなDカンが見つからないのでネット注文確定です。

 大きさはお客様の指定です。幅3cm、高さ8cmなのでかなりコンパクトです。
 革を裁断します。ピンク革と同じティーポなので漉くと刃がすぐダメになりました。
 購入したアクリル鏡です。厚さ2mmですがナイフでスッと切ることができません。何度も切れ目を入れて反対側からも刃を入れてようやく切る(折る)ことができました。

ガラスではないので表面の傷がどうなるかですね。
 フタと鏡周辺を縫います。ビニモMBT#8で縫いました。コバは着色後に磨いています。

ついでにファスナーを探しましたがどこの店舗もコイルファスナーを置いていません。近所の手芸屋で伺ってみましたが『需要が無いから』ということでした。色によっては日数がかかるそうなので今後も通販か都内で購入しかありませんね。

2016年4月26日火曜日

ネックレス修理開始・完了

お預かりしたネックレスの修理です。

 3本がねじれているネックレスですが1本が切れてしまったようです。中心は何の石でしょうか。周りのビーズは下地の白が出てきているので塗装ですね。
 大きさが違うのでビーズを並べるものを作りました。といってもボンドで接着しただけの簡単な構造です。


 断面図です。ジョイフル本田で在庫市を開催しており5本セットの木が30円程だったので2セット購入、それを組み合わせました。補強とストッパーは割り箸です。

下手すると作った方が高いなんて事もありますが材料費70円しないぐらいです。安定感もあるので成功ですね。
 たぶん切れた時にいくつか無くなったのか切れたビーズの箇所だけ短かったので3本を増減して数を合わせます。よく見ると最初からサイズの数が合っていないので大丈夫でしょう。

直す前は1本の糸で通っていましたが修理は2本の糸(ビーズ専用)を通しました。1本が切れてもビーズが無くならずに修理できるようにしました。

花座を通しボールチップを留めて完成です。

4/19に作製したピアスと合わせてみました。ピアスは『めのう』を使っているので透明感があります。ネックレスとの統一感はどうでしょうか。

2016年4月25日月曜日

バイカーズウォレット ダブルステッチ ウォレットロープ編み 完成

外周に3mm幅のレース穴を開けます。

 ネジ捻でガイドを引いておき平目打ちを垂直に打ち付けます。菱目打ちよりも打ちにくく、上下で1mm違っただけでラインがガタガタになってしまうで、いつもより慎重に打ち付けます。

3mm幅のレースを約7m使いました。フラップ含めて周囲は90~100cmなのでレースは7倍の長さが必要です。
 ウォレットロープを作製します。5mm幅の革を2m×2本用意して4つ編みしました。5mm幅で8つ編みを作ったことがありますが太くて重すぎるムチができただけでした。
 コンチョはネイティブアメリカンの横顔ではないものということでしたので模様が入ったコンチョを使用しました。センター背面にドロップハンドルを取り付けて革にラナパーを塗りこんで完成です。
 20.5×9×2cm
サドルレザー 黒
コインケース×1
カードポケット×6
札ポケット×2
糸 スーパースムース
ウォレットロープを付けてみました。ガンガン使ってほしいですね。

2016年4月22日金曜日

スマホケース4 納品 打ち合わせ  バイカーズウォレット コイン部分作製 本体への縫い合わせ

午後はお客様のもとへスマホケースを納品しに伺いました。
気に入ってくださり一安心です。

同じ革を使ってタブレットを入れる袋の注文も頂きました。
ありがとうございます。
奥様の注文も確定しましたので作製中の財布が完了次第
取り掛かります。

 コイン部分はファスナー開閉です。片方にマチを付け、開けた時に小銭を取りやすくしました。札入れの仕切りにコイン部分を縫い付けていますがコの字に縫っているので隠しカードポケットとしても使えます。
コイン部分は接着剤で留めたら本縫いします。仮止めではないのでゴムノリは使用しません。コバを着色、磨いてコイン部分は完成です。

フラップは内外で長さが違うので札仕切りを貼り合わせたときに外側に合わせて本裁断しました。

本体に札仕切りとカードポケットを接着剤で留め圧着します。この形は昔よく作ったので楽しいですね。


お客様の家では犬を飼っているのですが、帰りに「ワンちゃんと遊んでいいですか?」と伺うと「人に飢えているのでどうぞ」と。
近付くと『おぅ?こっち来る?来たぁ!モフモフしていけ!』と飛び付いてきました。モフモフしているとお腹もなでろとゴロンと横に。
帰ろうとすると『えっ!?もう帰るの?』と悲しい顔で訴えてきます。
あの顔は卑怯です。
3回ぐらい引き返しました。

2016年4月21日木曜日

スマホケース4 完成  ハワイアンリボンストラップ 作製  バイカーズウォレットカードポケット作製  車でベリーショートドライブ to 牛島22  ルプランジュのシュークリーム

スマホのハードカバーに合わせてカメラ穴などを開けます。

 開けた穴のフチは革・芯・革となっているので目立たないようコバスーパーを塗ります。色は白をベースに黒を足して調合しました。
 ハードカバーを強力な両面テープで貼り付けて完成です。お客様の希望でマグネットなどの留め具はありません。
 委託販売用にハワイアンリボンでストラップを作りました。編むのは革の作業が終わった夜などに溜まったHDDを観ながらです。編み方はスクエアノットとスクエアです。

この大きさだと3mm幅2m×2本あれば作ることができます。所要時間は約1時間でしょうか。
 ウォレットのカードポケットのヘリを漉きます。手間を考えるとコバ磨きよりも時間が掛かりますが、伸びなどの耐久性は上がると思います。
 カードポケットをベースに縫い付けて本体に仮止めします。床面に革は貼っていません。
 龍ヶ崎にコインケースの納品があったのでその前に牛島へ。雨予報だったので車で。

特厚を注文、小鉢は切り干し大根、漬物はカブとキュウリでした。特厚は350gですが2皿頼んで700gに挑戦してみたいものです。
コインケースを納品しに利根町のルプランジュへ。委託用のハワイアンリボンも納品させて頂きました。

入店時にシュークリームが2個あるのを確認、他にお客さんはいなかったのでリボンなどの話をしているとお客さんが入店してきました。嫌な気が、と思ってるとシュークリームを注文。歴史は繰り返されるのか・・・。
お客さんが帰られた後、「2つならすぐにできますよ」と。顔に出ていたのでしょうか。もちろん注文です。

2016年4月20日水曜日

スマホケース4 芯貼り 縫い合わせ  ビニモMBTサンプル  ペヤング激辛カレーやきそば

糸が届いたのでスマホケースを縫います。

 表革にボンテックスを貼ります。周囲を折り返しゴムノリで仮止めして中側と貼り合わせます。画像にありませんがカードポケットも作製しています。カードポケット上部も縫ってほしいということでしたので、糸が届くまで進めることができませんでした。
 3mmで縫い穴を開けています。大きいものではないので分けずに一気に縫います。
 ビニモを発注するときにサンプル帳も一緒に発注しました。これでモニターと現物の色が違うということが無くなります。

また、今回はビニモMBTというのを使いました。今まではビニモ無印です。サンプル帳には『樹脂コーティングされていないのでコーティング材の剥離脱落がなくミシン針の目詰まりがありません』と記載されています。手縫いでも糸のほつれが無く、キュッと締まる感じで縫いやすかったです。ビニモ無印はロウ引きしても何度も縫い穴を通しているとほつれてしまうことが何度もありました。MBTありですね。ただ、無印からMBTへ切り替えるにしても手持ちが何百mもあるので当分先です。

お昼は久々の『気になったから食べてみた』です。 ペヤングの激辛カレーやきそば。ソースの油部分が赤くなっており辛さを期待します。
開けた時の麺やソースにカレーの匂いはそんなにありませんが、お湯を切った麺にソースをかけて混ぜるとカレーの匂いが広がります。

食べるとそんなにカレー味は強くありません。激辛といっても以前の赤いペヤング程ではないのでガンガン食べられます。

2016年4月19日火曜日

柏あけぼの山ショートツーリング  バイカーズウォレット作製開始 型紙作製 裁断  ピアス作製

いい天気だったのでぶらりショートツーリングへ。
季節によって綺麗な花が咲く柏のあけぼの山へ行ってきました。

 チューリップが様々な色で並び、青空と合わさって綺麗な風景です。チューリップの間にはパンジーが咲いています。ただ、ピークは過ぎているので枯れてきている色もありました。今週中まででしょうか。

迷子?知らない子ですね。
・・・あけぼの山へ行こうとしていそうな老夫婦の車に付いていったら偶然辿り着いたとは言えません。

 観光地名物のソフトクリームです。サクラ味を選びました。3段目まで同じ幅だったので『かなり高くなるのか!?』と思っていたら最後にちょこんと載っています(笑)。まぁこれはこれで。

鯉のぼりが泳いでいるのを眺めながらサクラ味を堪能しました。
 前に来た時に四つ葉を見つけたなぁと思い探したらありました!真ん中は葉が分裂しかけているので四.五葉でしょうか。まだまだありましたがあとの人のために残しておきます。ありすぎてありがたみが無い気がしますが・・・。
 お客様のご注文分です。ゴムノリを乾燥させている間などに早く仕上げられるものを作業します。お客様のネックレスに使われているビーズと同じようなものでピアスをということでした。ただ、同じものだと安物に見えそうだったのでメノウとクリスタルビーズの2種類を作製しました。
 スマホケースを進めようと思ったのですが発注先から糸発送の連絡が来ません。ようやく昨日来ましたが欠品連絡で納期は4月末。そこまで待てないのでキャンセルして別業者に発注、納品されるまで他注文を進めます。

お客様の甥っ子さん用です。高校入学のプレゼント用ということで本人に希望を取って頂きました。フラップ付きのシンプルなデザインです。

革を裁断しました。厚みは各パーツによって1.6mm、1.3mm、0.8mmを揃えています。カードポケットなどの上部は漉いて折り返し、接着面以外の床面は処理剤とガラス版で磨いています。



2016年4月18日月曜日

コインケース(BOX) 完成  スマホケース2・3納品  修理依頼

裁断した革のヘリを漉きます。
漉き屋泣かせという意味を実感しました。
すぐ刃がダメになり薄く漉くことが困難です。
なんとか漉き終わったので組み立てます。

 途中の写真を撮り忘れたのでいきなり完成です。

ヌメ革(ティーポ) ピンク
6×6cm
糸:ビニモ#8

 中に芯を貼り、本体とマチの裏に生地を敷いています。周囲のヘリを折り返しているので角は菊寄せをしています。
 裏はお客様の要望でポケットが一つあります。危惧していた小銭が落ちる件ですが振っても問題ありませんでした。小さいから落ちにくいというのもあります。
午後はスマホケースの納品でした。喜んで頂きありがとうございました。また、ネックレス(?)の修理依頼とピアスの新規オーダーも頂きました。お任せではないので少し気が楽です。

商品を置かせて頂いている棚がグレードアップしました!今までは上のガラス戸だけでしたが下に扉を追加し大きな物も置けるように!大変ありがたいです。

目を引くインテリアとしてプラモデルなどを置くのはありかもしれません。ガンダムやザクの全身をデコシールでキラキラにしてピアスなどを置いたら目立ちますね。

2016年4月15日金曜日

スマホケース4 作製開始 型紙作製 裁断  コインケース(BOX) 作製開始 型紙・サンプル作製 裁断  ショルダーバッグ9納品

次の注文分のスマホケースです。

 基本の作りは『スマホケース2・3』と一緒ですが、革の種類が違っており切りっぱなしができないためヘリの処理が違います。また、柔らかい革なので場所によって芯が必要です。
 色味が違いますが濃い灰色と薄い灰色です。菊寄せを何回もしなくてはいけませんね。
 同時に進めやすいコインケースも作製します。一気に革を漉くためです。BOXタイプは設計を失敗すると小銭が出てきてしまうので苦手です。
 床革を裁断、接着剤で貼り付けてサンプルを作製します。折り返すヘリは省いています。気になる箇所があったので型紙を修正、再度床革を裁断し組み立てます。
問題無さそうなので革を裁断しました。上記スマホケースの革と種類が違い硬めです。ティーポというヌメ革で発色がいいのが特徴です。ただ、発色をよくするために薬品を色々入れているので漉き屋さん泣かせという話を聞きました。裏話を聞けるのは楽しいです。


夕方、ショルダーバッグ9の納品しにお出かけしてきました。接客中でしたので袋に入ったままのお渡しとなってしまいました。今頃開けていると思いますがどのような反応なのか不安です。