2018年4月30日月曜日

トートバッグ13 作製・完成

いつか使おうと思っていた生地をメインに作ります。

 裏地は帆布(11号)にしました。11号ぐらいでしたら家庭用ミシンでも縫えます。

これが気になっていた生地です。なんという名称なのでしょうか。七色の紐(?)が編んであります。
裁断や縫いに一癖ありますね。
袋状にした帆布と上部で縫い合わせます。

裏同士で貼り合わせた革をハンドルにします。端はエンドパンチで切り揃え、周囲をミシンで縫います。


 裏地まで穴を貫通させてハンドプレス機でカシメを留めます。ハンドルのコバは染色などをしていません。

完成です。

表:生地
裏:帆布
28×25×9cm
ハンドル:タンニン鞣し

内ポケットはオープンポケットが3つです。ファスナーポケットは付けていません。

春から夏にかけての季節が合いそうですね。

2018年4月27日金曜日

ポーチ14 作製・完成

ダレスタイプのペンケースの形について
色々とアドバイスを頂いているので作製します。

 3/12に作製したポーチの型紙をそのまま使います。型紙に書いてある長さに沿って口金を作製しましたが、微妙に長さが合わないので作り直しました。前回は合っていたはずなのになぜでしょう。

口金を巻きながら位置を合わせて縫い合わせます。硬い革では無いので力加減に注意しながら締めていきます。

ホックを付けたベロ部分を本体に縫い合わせます。前はドイツホックのSSサイズを使いましたが、今回はシンプルにホックのみです。

口金は中空カシメで留めました。折り癖を付けて完成です。

革:クロム鞣し
糸:ビニモ5番MBT
9×12×10cm

冷静に考えると大きさ的にはMK様で発売されている口金と変わらないので自分で作らなくても済むのでは・・・。値段もノコギリとヤスリ、ドリルを使うことを考えたらコスト面でも購入した方が安いですね。

GW明けにでもMK様の口金を使って作ってみますか。

2018年4月26日木曜日

サンプル作製 ブレスレット

サンプル作製の追加依頼があったので
取り掛かります。

 糸の調子を整えてから縫います。同じ番手、1番落とした糸など色々変えながら試しています。

サンプル以外だとホック打ち付けはあまり行わなくなりました。このタイプは開閉時に革への負担が大きいような気がして自分ではあまり使っていません。昔よく作っていたバイカーズウォレットのフラップ開閉によく使っていました。
コバ処理して2種類完成です。幅やデザインなどが違っています。が、モザイク処理です。

2018年4月25日水曜日

MK PLUS革教室

朝は土砂降りでした。

 ネジ捻を使って縫う線を引いています。クロム鞣しだと革が沈み込みにくいので引くだけでも一苦労です。
最初は針2本を使って手縫いしようとしていましたが、力の掛かる場所ではないので波縫いに変更。縫いに掛かる時間を極端に減らすことができました。

L型財布を作っています。中心部分の細かい箇所が切りにくいようで苦戦していました。

ある生徒さんは旦那さんに「革教室に行った日は機嫌が良い」と言われたそうです。楽しく参加して頂いていると思うとこちらも嬉しいです。ただ、普段がどれだけ怖いかが気になります(笑)。

2018年4月24日火曜日

トートバッグ12 完成

続きです。

 革の底にはベルポーレン、グレース生地の底にはスライサーを貼っています。底板を貼り、ひっくり返しながらパイピングなどの形状を整えます。

丸カンを巻いた革を接着剤で接着、グレース生地の袋を両面テープで仮止めします。上部を腕ミシンで一周縫います。

アクセントにチャームを付けて完成です。

革:クロム鞣し
裏:グレース生地
22×24×10cm(底サイズ)

内ポケットはオープンのみでファスナーポケットはありません。A4サイズなどは入りませんがビジネス用ではないので問題ないでしょう。

2018年4月23日月曜日

トートバッグ12 縫い合わせ 丸カンφ10cm

裁断した革を組み立てていきます。

 裏技を使って周囲などは漉いてあります。円状のガイドになる位置にスライサーを貼ってヘリ返しをします。

腕ミシンにプレートを装着し本体側面を縫います。ヘリが薄くて吊り定規が使えないので手の間隔のみで直線を縫います。家庭用ミシンで慣れていたので直線で縫えました。

 本体と底を接着剤で仮止めしておきます。押さえをパイピング用に変更してグルッと一周縫います。

一周縫った状態です。糸調子もコツをつかんできたのでギリギリという感じでしょうか。

革の端に細かく切れ目を入れて広がるようにしました。上下で切れ目の位置を変え、広がったまま接着できるようにしました。

グレース生地を使って袋状に縫います。返し縫いなどでレバーを探してしまいます。

2018年4月20日金曜日

トートバッグ12 型紙作製  コインケース19作製・完成

サンプルで作製した革があるのでEC用に作ります。

 前に購入した丸カンを基準にデザインを起こします。といってもだいたいデザインは限られてしまいますね。ミシンの練習も兼ねるので全部ミシン縫いでいく予定です。

 革を裁断します。残りの革が5mmほど足りなかったので再計算して型紙を再作製します。

中心の円をくり抜いた革を捨てるのはもったいないのでコインケースを作製しました。 裏地が無いシンプルタイプですが、ヘリを漉いたりと手は抜きません。

ファスナーを付けた革を両面テープで仮止めして周囲を縫います。一定の幅で縫えるよう吊り定規は使わない縫いも練習します。

ひっくり返して完成です。

革:牛
コイルファスナー3号
φ9.5cmの半円サイズ


2018年4月19日木曜日

折り畳みイス 座面 ダイヤモンドステッチ貼り替え

小物やバッグばかりだったので他のものに
手を出してみようと思いました。

 ミシン用に買ってきたイスです。『使用前にビニールを剥がしてください』となっていたのでどうせ剥がすならダイヤモンドステッチに張り替えようと布も剥がす準備をします。

本体とはネジ留めですが、布は板(紙?)にホチキスで留まっているだけでした。全部取り外してから大きさなど測ります。

 かなり前に買って使っていなかったキップがあったので綿を3重にして縫います。上下送りの腕ミシンなので家庭用ミシンの押さえのように革と布がずれることが無くなります。家庭用ミシンのウォーキングフットですね。


板に接着剤で接着、ネジで留めて完成です。もっと綿を入れてもよかったかもしれませんね。
一般で売られている商品が自分専用になるのは嬉しいですね。パイプイスでも座面変更できそうなのでシリーズ化しても面白そうです。

2018年4月18日水曜日

サンプル作製 ブレスレット

ブレスレットのサンプル作製です。

 前に作ったタイプとは形が少し違うので型紙を新たに作り直します。サイズなどの基本的な内容はそのままです。

1mm厚の革を使って裏同士で接着、腕ミシンを使って周囲を縫います。 まだうまく糸調子が調整できていないのが悔しいですね。

相変わらずモザイクだらけですが完成です。OEMするとしてこの工程でいいのか悩みます。

2018年4月17日火曜日

講習会用キット納品  船の科学館・宗谷 ガンダム 散策

裁断した革を納品しにMK様へ行ってきました。
他、必要だった糸や生地なども購入しました。
ビニモが近場では売っていないので都内に出るしかありません。
ロウ引き0番なら売っています。

糸を選んでいたらお客さんから商品について尋ねられました。
エプロン付けていないしバッグ持っているので
思いっきり店員には見えないと思うのですが・・・。
店員として対応してしまいました。
なぜか2回目です。

革を納品後、一気に台場へ。
向かうは『船の科学館』。

 まずは南極観測船の宗谷。中は無料で見学できます。暗い部屋を覗くといきなりマネキンが出現するので下手なお化け屋敷なんかよりよっぽビビります。1930年代に作られた船で南極に行っていたと思うと胸が熱くなります。接岸中でも微妙に揺れるので実際に南極行きだと船酔いどころではありませんね。
船の科学館自体は休館(?)ですが別館が隣で開館中です。

台場まで来たら行くしかありませんガンダムユニコーン!6年前に来た時はファーストガンダムでした。0079年から0096年の宇宙世紀の流れを感じます。
ガンダムベースに行ってガンプラをゆっくり眺めます。昔作ったガンプラなどもあったりして楽しくなりますね。いい気分転換になりました。



2018年4月16日月曜日

長財布3 各部縫い合わせ 完成

縫い合わせ続きです。

 カードポケットやコインにマチを縫い合わせます。マチ幅を多くとっているのでかなり開きます。

ホックを取り付けてからフタ部分の革を接着、周囲を縫い合わせます。フタは締めた時の負担が減るように曲げながら貼っています。

フタと本体を縫い付け、ガマ口を取り付けて完成です。

革:牛ヌメ(ティーポ) ヘビ
糸:ビニモ8番MBT
9.5×20×3cm

浮足というタイプの口金を使いました。ガバッと開くので小銭の出し入れはしやすいと思います。

カードポケットは8枚で札入れ部分は4ヶ所です。革が薄いのでフニャフニャした感じになっていますがカードを入れるとピシッとなるようにしています。

2018年4月13日金曜日

講習会用キット革裁断  バイクでベリーショートツーリング to 牛島36

MK PLUS様で開催されたワークショップのバッグを
もう一度作ってみたいという参加者のためにキット用の
革を裁断します。

 同じものを20個近く裁断しているので型紙の穴が大きくなっていたり、穴の位置がずれてきました。なんとか強引に位置を合わせて菱目で穴を開けていきます。

細かいパーツも揃えます。2mm厚の革も持っていたのでそれを使いベロを作ります。余った革をもらっていて正解でした。

仕事で龍ヶ崎に用事があったのでそのまま牛島へ。いつもはランチですがここはやはり特厚ですね。
肉だけでなく小鉢に毎回引き寄せられています。今回はヒジキの煮物でした。濃い目の味付けにご飯が進みます。デザートのオレンジが脂っぽくなった口内をスッキリさせてくれます。

2018年4月12日木曜日

コインケース(印伝調生地) 作製・完成

お客様がお持ちだったものと同じものを作る依頼です。

 実物があるのでそのまま計測して型紙を起こします。周囲は折り返してあるのでその分も忘れずに測ります。

生地だけだと薄すぎるのでホックの間にスペーサーを挟んでハンドプレス機で打ちつけます。トンボが細かすぎて中心が分からなくなります。

内側は合皮です。接着シートが付いている合皮は近所では売っていないので新宿まで行ってきました。よく見ると隠し(?)ポケット用の合皮も貼ってあります。
本物の印伝だと漆が剥がれるなどヘリ返しがしにくいので生地の方が作りやすいですね。

ヘリ留め、ヘリホックを取り付けて完成です。

表:印伝調生地
裏:合皮
11×8cm

上下がヘリ留めされていますが、中心が観音開きのように開きます。また、ヘリ留めの真下が隠しポケットのようになっており、上下どちらからも入れられるようになっています。
個人的には周囲を縫って合皮が剥がれないようにしたいのですが、オリジナルに合わせるのでそのままです。

左が作製したもの、右がオリジナルです。お客様の知り合い(?)から買った(もらった?)ようなよく分からない経歴で、構造などもよく見なければどこがどうなっているか分かりませんでした。
何度か頭の中で格闘して何とか答えを導き出しました。トンボの大きさが違っていますが・・・うん、いいでしょう。