2018年11月30日金曜日

2WAYバッグ4 周りパーツ作製2

昨日は記事を作ってUPを忘れていました。
引き続き周りのパーツを縫っています。

 マチにDカンの根革を縫い付けます。Dカンのギリギリまで縫える押さえが欲しくなります。

 ハンドルは下5cmの周囲を縫ってから半分に折り、残りを縫います。革が厚く反発力が強いため指で押さえつけながら縫い進めます。

前胴、後胴、マチが出来上がりました。キャリーバッグのハンドルを通すパーツが無いと順番を考えなくていいので縫いはかなり楽です。

ハンドルのコバをバスコで処理します。作るバッグは1個なので気分的にも楽です。

底と胴を縫い合わせます。縫い合わせ後に底鋲を打ちつけました。サイズが小さいので底鋲の数は5個ではなく4個です。

2WAYバッグ4 裁断 周りパーツ作製

裁断に取り掛かります。

裏地はシャンタンのストロベリー色です。キャリーオンバッグに比べるとパーツ数は少ないのですが、工程数は変わらない気がします。

ナイロンポッシュ生地に芯を両面テープとミシンで留めます。両面テープをどこに貼るかによってミシンへの影響が変わってくるのでキャリーオンバッグを作ったのはかなり経験値があがった気がします。

メインファスナーの周囲を腕ミシンで縫い留めます。家庭用ミシンだと方向転換したときに弱い気がします。職業用ミシンが頭にちらつきます。

ファスナーエンドは最後に縫い付けます。引き手も最後ですね。

2018年11月28日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

浅草橋駅前の宝くじ売り場は時間帯関係無く
列を作っています。

いつもどおりの難関、『真っすぐ切る』に苦戦しています。定規に刃を沿わせて切るだけという作業ですが、定規、刃、手のどれかに力を入れすぎていたり切れない刃を使っているなど何かしらの原因が重なって曲がってしまいます。
たまに原因の盲点となるのが下に敷いているマットの切り傷や固まった接着剤ですね。
切り揃えたパーツを上から間違って切ってしまった光景を見たときには慰めの言葉が見つかりません。

2018年11月27日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

久しぶりの電車酔い。
強敵です。

トートバッグ用の型紙を作っています。まず作りたいイメージを起こしてから必要な長さなどを計算します。
どこかの本に『目盛りがある紙はそれに頼ってしまう(5mm単位で計算してしまう)から使わない方がいい』みたいに書いてありましたが、便利なものは使った方が楽です。ミリ単位で計測していますし、直角も出しやすいです。

2018年11月26日月曜日

2WAYバッグ3 サンプルのサンプル作製完了 型紙修正

外側を仕上げます。

 底芯用にボンテックスを貼ります。前胴を仮止めしたあと、ボンテックスのギリギリに針を落としながら縫い進めます。

 途中画像はありませんが上部を縫ってサンプルのサンプルは完成です。形を見るだけなので糸の色などは合っていません。

外側と内側の大きさの違いは問題ありませんね。ただ、修正が必要な箇所があったので型紙から修正します。

余裕を持つことを忘れていました。計算し直して型紙を修正、作り直しました。元の型紙を直してもいいのですが、線が多くなってしまいどれに合わせればいいのか分からなくなるので新たに切り直します。

2018年11月23日金曜日

2WAYバッグ3 内袋作製

サンプル前のサンプルに取り掛かります。

 お預かりしている生地でサンプル前のサンプルは作れないので手元にあったシャンタンを使います。表と裏が同じ生地になってしまいますが、型紙の確認なので問題ありません。

 ファスナーを縫い付けたパーツを本体に縫い合わせます。縫い合わせる方向を間違えないようにします。

キャリーオンバッグとは角の処理が違うので少し手間取りました。生地が薄いので腕ミシンを使う訳にもいかないので針を落とす場所を一針ずつ確認しながら縫い進めました。

2018年11月22日木曜日

2WAYバッグ3 型紙作製  ルプランジュのシュークリーム&ケーキ

打ち合わせ内容をもとに型紙を起こします。

 出来上がり図は頂いているのですが、縫い代などを含めた展開図、型紙はこちらの仕事なので頭をフル回転です。

フル回転した結果です。計算上合うはずですが、不安なので違う生地でサンプル前のサンプルを作ります。

フル回転した結果、頭の中の栄養が無くなってしまったのでルプランジュへGOしました。左からモンブラン、チョコケーキ、栗のタルトです。暦ではすっかり冬ですが秋を感じますね。
シュークリームが奇跡的に1個残っていたので迷わず購入しました。その日の気温や湿度など同じ日というのは無いのに、変わらぬ美味しさを同じように作り続けるというのはすごい技術です。


2018年11月21日水曜日

ポーチ17・18 作製・完成

カードケース同様の注文です。

 型紙はあるので荒断ちした印伝調生地と革をベタ貼りしてから本断ちします。周囲を腕ミシンで縫いますが、また糸調子が合わなくなってきました。たぶん何かが原因なのですが、その何かを見つけるのが難しいです。

 ハンドプレス機でホックを留めます。カシメもハンドプレス機で留めたので大活躍です。

左側、表はトンボの印伝調生地で裏は赤い型押し革です。右側、表は桜の印伝調生地で裏は黄色の革です。コバはバスコで処理しました。

差し込み錠を取り付けて完成です。本体側の差し込み錠の座金は革を貼って隠しています。

2018年11月20日火曜日

打ち合わせ 買い出し

午前中に都内で打ち合わせだったので
朝一で出発です。

バッグの詳細などを詰めてサンプル作製の注文確定です。

オープンファスナーを見たかったので新宿へ。
そのまま総武線で浅草橋へ行ってMK様で金具を購入。

丸カンやDカンなどサイズが様々なので選択に悩みます。でもこういう悩みは楽しいです。誰もいない店内で金具を見ながら、「これはこういうのに使えるのでは?」と一杯飲みたいものです。

山手線半周のぶらり旅は終了です。

2018年11月19日月曜日

カードケース13・14・15 作製・完成

正確には注文という内容ではないのですが、
「店に置くからこういうの作って」という依頼です。
デザイン、種類などは自由です。

 型紙を起こします。角はコーナー抜きで落とすので角ばったままです。窓は丸抜きで4ヶ所穴を開けて繋げました。

 ヘリはベベラで漉きました。まだ漉き機には負けません。というか漉き機を扱いきれていないだけですね。
透明パーツを両面テープで留めておきます。

本体は荒断ちした革を2枚貼り合わせてから本断ちします。その後に透明パーツを貼り付けた革を仮止めし、ミシンで縫います。

コバをシックコート or バスコで処理して完成です。

革:茶・緑 モーガン 
  水色 クロム鞣し
7×11cm

クロム鞣しでもうまく作れば外縫いできますね。薄く漉き過ぎたので芯を入れた方がよさそうです。でもカードを入れれば大丈夫でしょうか。

毎度のことながらカードと縫い代の幅や
位置関係が生徒さんにうまく説明できません。
勘で設計しているところもあるので。

2018年11月15日木曜日

キャリーオンバッグ 7~13 タッセル作製 完成

とうとう最終工程です。

 タッセルをバッグに留める金具を通す輪のパーツです。タッセル自体は金具を全く使いません。2つ折りにしたパーツを縫ったあとに一定の幅で裁断します。ボンドでタッセル本体に接着し、クルクル巻いていきます。

タッセル用の抜き型は無いので1本1本裁断していきました。
 最後は別革で1周巻き、縫い留めて完成です。全ヶ所すくい縫いなので押さえておく指が痛くなりました。

バッグ10個分のタッセル完成です。革に変な癖が付かないよう紙で包んで保護しておきます。

明日の更新はお休みします。

2018年11月14日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

ラッシュは無くならないものなのでしょうか。

 ワニの型押し革のミニバッグです。外縫いでカッチリとした感じです。このままでも綺麗にできていますが、接着剤などを綺麗に塗ることができればさらにレベルアップしますね。

Lesson2のキーケースです。デザインなどは生徒さん自身で考えて型紙を起こしていくのでこの2つは生徒さん自身のオリジナルです。
未経験者の生徒さん2人がそれぞれを作ったのですが、自分の好みが表れていて面白いですね。キーケース=キーケース用リングを使うという固定概念が壊されて、いい意味でショックを受けました。
講師をしていると色々な考えを受けることができるので楽しいです。

今日も漉き機で
「動きません」
「踏んでないからです」
の流れが。
もうコントですね。

2018年11月13日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

涼しくなっても電車内が混むと暑いです。

 型紙に合わせて裁断しています。左利きの生徒さんですが、カッターなどが右利き用なので使いにくそうです。

生徒さん初漉き機です。一連の流れを実施しながら説明して体験してもらいます。
「動きません」
「踏んでないからです」
は定番です(笑)。

2018年11月12日月曜日

キャリーオンバッグ 7~13 袋縫い合わせ ファスナーエンド作製

表と裏の袋が出来上がったので縫い合わせます。

 まず、位置を決めてハンドルを先に縫います。縫う時に邪魔になるので両面テープは使いません。

 上を1周縫った後、数mm下を縫います。ハンドル周囲は抑えがズレやすいので慎重です。

エンド部分は革で覆います。片面にホックを付けてからエンド部分に仮止めします。角は貼り合わせてからコーナー抜きでまとめて処理します。

周囲をミシンで縫いますが、バッグをどの位置に持って縫うかによってファスナーがずれてしまうので試行錯誤です。

何とか7個出来上がりました。が、まだ付属品ができていないので正式に完成とはなっていません。

2018年11月9日金曜日

キャリーオンバッグ 7~13 裏地袋作製

意外に家庭用ミシンは優秀です。

 胴とファスナーを縫い合わせたら開いて、縫いで固定します。上糸を変更して生地に色を合わせます。

前にファスナーの向きを間違えて袋状まで組み立てたことがあったので慎重です。ファスナーエンドをここで縫うとマチを縫う時に開きにくくなるので、いつ縫うかの判断が難しいです。

 見返しを付けたマチです。片方にはホックをハンドプレス機で付けておきます。

胴とマチを縫い合わせて筒状にします。底パーツを縫い袋状に仕上げました。

2018年11月8日木曜日

キャリーオンバッグ 7~13 前後胴底縫い合わせ

足りるだろうと買いだめしておいた
両面テープが無くなりました。
買い出しからスタートです。

 胴とマチを縫い合わせて輪っかにしていきます。オープンポケットとファスナーポケットの裏地の色を間違えないように何度も確認します。

中表で輪っかにした状態です。底鋲を付けた底パーツを両面テープで仮止めします。

5mmの位置に線を引いてありますが、念のため吊り定規を合わせてあります。何重にも重なった部分でも進んでいくので助かりますが、絶対に押さえの前に指が置けないですね。
家庭用ミシンでも指を貫通するのでご注意を。※経験者

底パーツの縫い合わせ完了です。真四角というのはミシンで縫えないので少し特殊な縫い方をしています。失敗して学んだので本などには載っていません。