昨日、夏至を迎えてこれから日が短くなっていきます。
なぜか糸の集団の中からバスコ目止め液が出てきたので実験開始です。片方は薄く、もう片方はたっぷり塗って乾燥させます。たっぷり塗りすぎたのか全然乾燥しません。
薄く塗って乾燥させた方は紙ヤスリで表面を整えます。その後、バスコの黒を縫って乾燥させます。が、画像でわかるとおり、ペリペリと黒が剥がれました。
紙ヤスリで整えたのが原因かとたっぷり塗った方は紙ヤスリ処理をせずに黒を塗ったのですが、同じように剥がれました。
同じバスコで目止め液との相性が悪いのか?
コバに目止め液が染み込んだ状態なので新たに作り直します。良い部分の革ではないのですが、問題ありません。ミシンの練習にもなりますし。
今回は目止め液を塗らずに直接バスコ黒を塗って仕上げました。前に作った何回も塗り重ねのサンプルでは削る作業をしなかったので合わせ目が分かってしまいました。
実験は成功ですね。紙ヤスリに力を入れすぎなければ剥がれることはなさそうです。
○テスト内容
バスコ×2塗→紙ヤスリ600番→バスコ×2塗→紙ヤスリ1,000番→バスコ×1塗→紙ヤスリ1,000番→バスコ×2塗
○テスト結果
乾燥した感じはシックコートよりも柔らかい感じです。
紙ヤスリを充てるときもシックコートは削りやすかったのですが
バスコは柔らかく力を入れすぎるとボロボロ落ちました。
ただ、倍近い値段の差というのがネックですが
削る塗るなどの工程数を考えるとシックコートを
メインにした方がいいですかね。
曲げにも強いと言われてますし。