2020年6月30日火曜日

ポーチ25(ショルダーベルト付) 前後胴作製

たまに無性に餡子が食べたくなります。

 前回作製したバッグは一部気に入らない箇所があったので作り直すときはその点を重視しました。立体と平面を縫い合わさなくてはいけないのでダーっと縫い進めずに一針ずつ踏んでいきます。

前胴裏はオープンポケット×2、ペンホルダー×2です。中心の縫い線は補強を入れています。

後胴裏はファスナーポケットとオープンポケットですが、端は縫い止めているので余分に開かないようにしています。ヘリを革で包んだ箇所がグログランテープで縫う時に邪魔な段差になるのでどこまで漉くかが肝です。革の部分が薄すぎると一気に安っぽくなってしまいますし。


2020年6月29日月曜日

車でベリーショートドライブ to 牛島56

買い物など複数寄る用事があったので車でGO。
決して暑くてバイクに乗る気分ではなかったことはありますん。

 今日は『ひとくちヒレかつランチ』に『コロッケ』を追加して注文しました。ヒレかつは柔らかく、コロッケは熱さとの格闘です。美味しく変わらない味というのはすごいです。

特に意味はありませんが『コロッケとヒレかつがあらわれた!』のように撮ってみました。

常連さんっぽいお客さん(2人組)の会話が面白かったです。

ビールを注文
「キリンですがいいですか?」
「象さんよりもキリンが好き」

2人で携帯を見ながら
「その写真遺影にすんのか?」
「いえ~い」

そのメンタル、最強です。

ポーチ25(ショルダーベルト付) メインファスナー作製

暑いとはいえ半袖グローブ無しで
バイクに乗ろうとは思いません。

 作り直しとなったポーチは『一部だけ縫いを解いてできないの?』と言われましたが、変更点の工程は最初の方なので作り直した方が早いです。しかも革や生地へ同じ縫い穴にしなくてはいけないのでかなりの手間となってしまいます。

 一見、何のパーツかわかりませんが、広げてみるとメインファスナー(下記)へと変身します。ファスナー周辺がどのような仕組みになっているかわかると思います。

コイルファスナーだとエレメントを取る作業など発生しないので簡単ですが、金属だと『この1個を取っていいのか』というのが毎回悩ませます。ファスナーに接している部分は直線ですが、両方のヘリは微妙に曲線になっているのがわかると思います。

2020年6月26日金曜日

スマホポシェット17 作製・完成

雨に濡れた紫陽花もいいですが、
初夏の日差しのキラキラ紫陽花もいいですね。
最近、カタツムリを見ていない気がします。

細かい箇所は前回と一緒なので省きます。ポケットの型紙を見つけたので、ポケットの高さは修正済みです。

 同じように見えますが違います。芯の厚みも変えてみました。

完成したのですが、革自体が柔らかすぎて前回とイメージが違っている感があります。全体への芯も入れた方がよかったような。

2020年6月25日木曜日

打ち合わせ 革漉き

先頭の電車に乗っても混みだすぐらい人が増えてきました。
エアコンが効かずに軽くサウナ状態です。

打ち合わせだったので午前中は山手線圏内へ。
先に納品したポーチやサンプル作製したリュックの
変更点、改善点などを打ち合わせしました。

午後は移動して別の打ち合わせです。
内容は教室関連。
再開してみないとわからないのですが、感染拡大などに
ならないよう努めます。
ただ夏場のマスクは慣れません。

たぶんやり直しだろうなと思っていたスマホポシェットですが、やり直しでした。予測していたので先に裁断していた革を漉きます。パーツ数は少ないのですが、微妙な曲線なのと柔らかいのでシワになって穴が開かないよう慎重に漉きました。
漉き機、楽です。どうしましょう。

2020年6月24日水曜日

エコバッグ 作製・完成

50~60年代の洋楽を聴いているのが楽しいです。

 以前購入した高級生地です。裁断した生地にテープ(25mm幅)を縫い合わせます。
力が加わる場所は何重にも縫い重ねておきます。

袋状にしたらひっくり返して上部を縫います。開始と終わりはテープで隠れる場所です。

狭いですがマチを作っているので多少かさばるものでも入れられるかと。コンビニでの買い物用に作ったので30cm四方と小さ目です。弁当は入れられませんね。
金と銀で前後胴を作りましたが、高級生地の高級感が無くなっています。不思議です。

2020年6月23日火曜日

スマホポシェット16 作製・完成

午前中はどんよりとしていた天気が午後は青空が広がりました。

 久しぶりのスマホポシェットの注文です。全てのパーツのヘリ漉きを行いました。

バイリーンもひっくり返したときに邪魔にならないよう漉いておきます。紙ではないので一筋縄ではいかないですね。

裁断、漉きをしていったものを縫い合わせていきます。裏地がどうなっているか、革なのかなどで下糸の色を変えたり調子を変えたりするので、なるべくひとまとめで済むように工程を決めていきます。

 全体的に丸みを帯びた状態ですがひっくり返すとピシッとした感じに変化します。同じものを作ったのが半年前なので角をどうやって縫っていたのか忘れました。

ひっくり返して各部を整えて完成です。半年前の画像と見比べてポケットの位置が微妙に違うのが・・・。作り直ししようにも革が無いですし。変わりになる革を探してみるしかなさそうです。

2020年6月22日月曜日

バスコ 目止め液テスト ヤスリ処理

昨日、夏至を迎えてこれから日が短くなっていきます。

なぜか糸の集団の中からバスコ目止め液が出てきたので実験開始です。片方は薄く、もう片方はたっぷり塗って乾燥させます。たっぷり塗りすぎたのか全然乾燥しません。

薄く塗って乾燥させた方は紙ヤスリで表面を整えます。その後、バスコの黒を縫って乾燥させます。が、画像でわかるとおり、ペリペリと黒が剥がれました。
紙ヤスリで整えたのが原因かとたっぷり塗った方は紙ヤスリ処理をせずに黒を塗ったのですが、同じように剥がれました。
同じバスコで目止め液との相性が悪いのか?

コバに目止め液が染み込んだ状態なので新たに作り直します。良い部分の革ではないのですが、問題ありません。ミシンの練習にもなりますし。

今回は目止め液を塗らずに直接バスコ黒を塗って仕上げました。前に作った何回も塗り重ねのサンプルでは削る作業をしなかったので合わせ目が分かってしまいました。
実験は成功ですね。紙ヤスリに力を入れすぎなければ剥がれることはなさそうです。
○テスト内容
バスコ×2塗→紙ヤスリ600番→バスコ×2塗→紙ヤスリ1,000番→バスコ×1塗→紙ヤスリ1,000番→バスコ×2塗

○テスト結果
乾燥した感じはシックコートよりも柔らかい感じです。
紙ヤスリを充てるときもシックコートは削りやすかったのですが
バスコは柔らかく力を入れすぎるとボロボロ落ちました。
ただ、倍近い値段の差というのがネックですが
削る塗るなどの工程数を考えるとシックコートを
メインにした方がいいですかね。
曲げにも強いと言われてますし。


2020年6月19日金曜日

ルプランジュのメロンのロールケーキ

前に作った長財布のコンチョが無くなってしまったということで
直しにルプランジュへ行ってきました。
呼び出しを受けなくても行く気満々でした。

 破損していたホックを外して新しいコンチョを付け直します。5分かからずの作業です。毎日使って頂いたので破損はしょうがないですが、破損するまで使ってくれているのは嬉しいですね。かなり良い艶が出て使いこんでる感が出ていました。
ケーキは左から『サクランボのタルト』、『メロンのロールケーキ』、『バナナのケーキ』です。もちろんシュークリームを忘れていません。

メロンのロールケーキです。もうなんと言いましょうか。メロンの甘さもそうですが、生クリームが抜群です。

7月は機械入れ替えがあるために予約販売のみとなるそうです。8~9月は通常営業ですが暑い日が続くので多くの種類は作らないそうです。ガラスケースに並ぶ宝石のようなケーキを見たい方は来週中ですね。
ハッピースイーツキャンペーンも開催中です。一度ホールケーキの一人食いを狙ってみますか。

予約する際はケーキ一覧をご参考になさってください。明日6月20日(土)は臨時休業なのでご注意ください。ヨガなども開設しているので詳しい情報はルプランジュのブログをどうぞ。


サンプル作製 完成 使用用途不明

梅雨らしい天気です。

 床革を芯として挟んで盛り上げています。芯ギリギリを縫うのは難しいですね。縫ってからコバを本断ちしようと思っていたので吊り定規を使っていません。


 先端に真鍮製のハトメを付けます。打ち込み式ではなく一般的なものです。

シックコート(赤)でコバを仕上げます。膨らみを持たせつつはみ出さないようにすることに集中します。

南京錠を付けてみました。出来上がってみるとなんなんでしょうこれは。ブレスレットにしてもいいですしバッグの何かしらのパーツにしてもいいと思います。
お客様の何かしらのヒントに・・・なるといいですね。

2020年6月18日木曜日

シックコートとバスコの塗り重ね違い

夏を感じる中での涼しさに安らぎます。

 店内サンプル&革教室用に作製しました。革を2枚貼り合わせてそのコバをシックコートとバスコで処理します。
バッグを作る中で見過ごせない点ですし、何回塗ればいいのか生徒さん達に説明できないからです。1回塗りから6回塗りまで準備しました。

この画像はシックコートです。左から右に行くにつれて塗り重ねが多くなっています。1~2回だと貼り合わせた線がわずかながら見えてしまいますが、3回以上だと見えなくなっていますね。4回以上は好みでしょう。
シックコートの赤ですが、赤に見えませんね。

左が1回、右が6回です。これだけの厚みで塗り重ねることになるので金具などに合わせてピッタリのサイズで革を裁断してコバ処理してしまうと危険です。

バスコも使っています。同じく右が塗り重ねた方です。目止め液があったはずですが行方不明なのでバスコの黒のみです。
見方によっては貼り合わせた箇所が分かってしまいます。

曲げる箇所があるときはシックコートの方がいいと言われましたが、どのような経年変化していくか楽しみです。目止め液を手に入れて実験追加ですね。


2020年6月17日水曜日

銚子ツーリング

梅雨の貴重な晴れ間、急ぎの仕事は無し、
最高気温は30度以下、打ち合わせも済み。
行くしかありません。

急に決めたので行くのは定番の銚子です。

 何度来たかわかりませんがお気に入りスポットです。途中で買ったサイダーを片手に下の砂浜へ降ります。疲れた体に染みるようで思わずプハァと言ってしまいますね。

お昼は以前お邪魔したウォッセ21内の『味処 まほろば』です。前は刺身定食でしたが、今回は脳内最終選考で刺身定食と争った穴子天丼を注文。天ぷらは穴子だけでなく赤ピーマン丸ごととスライス人参、ししとうも載っていました。
赤ピーマンの天ぷらは初めて食べましたが美味しいですね。ししとうも肉厚で美味しかったです。
メインの穴子は今朝採れたものらしく弾力がすごく、タレと合って最高でした。見えにくいですが穴子は2本あり、お腹一杯です。

「この季節走っていて気持ちいいでしょ」とよく言われますが
直射日光なので地獄です。
しかも法定速度以下のトラック、ダンプの渋滞に捕まると
直射日光に道路の反射熱、エンジン熱が加わります。
今日は何度も渋滞に捕まりました。

総走行距離 190km



2020年6月16日火曜日

打ち合わせ 生地購入

色々と教室再開に向けて動いています。

今日は午前に1件、午後に1件打ち合わせでした。
途中、革を見に何店舗か行きましたが
これだ!というものが無かったのでそのまま
午後の打ち合わせへ。

MK様で待っている間に生地を見ていたら面白い生地を発見。普通は表面が綺麗に刺繍されていると裏面はその糸が乱れていたりしますが、この生地は表裏どちらでも綺麗に織られていました。ベルギー産の生地らしく普通に買えばメーター1万円だそうです。そう考えるとサンプル生地ということでかなり安いですね。サンプルということで行ってももう売っていないと思います。
この生地で作りたいものは決まっているので近々登場予定です。

2020年6月15日月曜日

サンプル作製 完成 カードケース

暑い・・・。

 カードケースを作ります。預かった革が薄かったので手持ちの2mm厚を使いました。使用予定のカシメが打ちこみ式だったのですが、2mm無いと使えないため薄いのから厚いのに変えました。
 開閉はバネホックです。真鍮製ですが、普通のニッケルなどよりも何倍も高価でビックリしました。

端に付いている金具が南京錠、底に引っ掛かっているのが打ち込み式のハトメです。南京錠がメインなので変な飾りは付けていません。


南京錠の鍵をどうしようか悩みましたが、ハイブランドによくあるタイプにしました。お店に来たお客様が「えっこういうの自分で作れるの?」となったらいいなと思っています。

2020年6月12日金曜日

ショルダーバッグ41 ポーチ24(ショルダーベルト付) グログランテープ処理 ファスナー引き手作製 完成

昨日の天気予報では『明日は朝から強風と雨が・・・』と。
起きたら微風と青空。
朝の天気予報は『昼過ぎから雨で・・・』、降ってきたのは夕方。
バック・トゥ・ザ・フューチャー(2015年)には
追いつくのはいつでしょう。
BTTF関連は何度も書きましたが
久しぶりの地上波放送ということで。

 ポーチのマチと前後胴を縫い合わせます。これで準備ができました。止めていたショルダーバッグと合わせてポーチをグログランテープを縫います。

 グログランテープ祭りです。Aチームのモンキーの『い~やっほう』が頭に響きます。

2つのバッグのファスナー引き手は共通なので予備を含めて11個作ります。Dカンの線径はそれぞれ違います。
芯はボンテックス0.8mmです。

 ミシンのピッチを細かく変更、芯を盛り上げるように芯回りを縫います。ローラー式の押さえが付いたミシンが欲しいです。

 最近凝っているどれだけコバをテカらせるか、を実践した引き手です。4度塗り重ねてようやくという感じですね。

 引き手を交換して完成です。

表:クレイ(ブラック)
  型押し革(クロム鞣し)
裏:シャンタン
外:ファスナーポケット×2
中:ファスナーポケット×1
  オープンポケット×3
  ペンホルダー×3

表:クレイ(ブラック)
  型押し革(クロム鞣し)
裏:シャンタン
外:ファスナーポケット×1
中:ファスナーポケット×1
  オープンポケット×3
  ペンホルダー×2

ショルダーベルトは別で作製しており、取り外し可能です。ポーチやクラッチだけでなくショルダーバッグとしても使用できます。