2018年6月29日金曜日

ハンドバッグ12 ヘリ漉き  買い物

裁断した革のヘリを漉きます。

いつもどおり裏技を使っています。ヘリ返す部分、縫い重ねる部分を重点的に漉いています。

欲しい工具があるので今日はそのまま新宿へ探しに行きました。が、見つからないので他ホームセンターでも探して見つからなければ自作ですね。

2018年6月28日木曜日

ハンドバッグ12 革裁断  マジック編み 金具追加

革を購入したので裁断に取り掛かります。

 計算上余るぐらいの大きさで購入しましたが、型紙を載せて裁断していくと足りなくなってきました。使えない部分が思ったより多かったです。
取れなくなってきたパーツをどうしようか悩んでいた時に降りてきました。『取れないなら分ければいいじゃない』と。『わ』にするパーツを分割することで、なんとか全パーツを取ることができました。
あとは漉きですね。

前に作ったマジック編みの留め金具です。3本はバネホック、5本はドイツホックです。バネホックの頭は石付きに変更しました。

2018年6月27日水曜日

MK PLUS革教室

暑いです。

 L型財布を作っています。ロングなのでファスナーを縫う距離が長いです。しかもピッチは3mmなので縫う回数も多くなります。ですが、8号の糸を使っているので縫い目が綺麗に映えますね。
出来上がりが楽しみです。

こちらは初の腕ミシンの生徒さんです。基本の扱いは職業用ミシンなどと変わりませんが、平坦ではないため直線が難しいですね。ファスナーで吊り定規が使いにくいので、一目ずつ慎重に進めていくしかありません。

2018年6月26日火曜日

バッグ デザイン

デザインを考えた1日です。

バーキン風のトートバッグとダレスタイプのビジネスバッグです。ヒネリ金具などは持っているので。あとはどの革を使ってどのサイズで作るかですね。
ビジネスの方は自分用に作ろうと思っていましたが、内縫いや外縫いなど考慮点が多すぎていまいち踏み切れません。

部屋を片付けていた時、数年前にバイク用で作ったダレスタイプのウエストポーチが出てきました。うん、下手ですね(笑)。
一旦解体するのは手間なのでポンチで口金表面の革を丸抜きしてから一気に電動ドリルで4ヶ所穴を開けました。片面カシメを使いDカンを留め、ウエスト用のベルトをショルダーベルトに変更です。


上記バッグは後胴にウエストポーチ用のDカンが留まっているため外部に向けて販売することができません。もとから売ろうとは思いませんが。
新たにショルダーベルトを付けて作り直そうと思います。ショルダーベルトだけでなくハンドルも付けた方が使いやすそうですね。

2018年6月25日月曜日

ハンドバッグ12 型紙作製

新しく作りますが気分的には作り直しです。
形はハンドバッグ7と一緒です。

バッグ7の型紙は捨ててしまったのと若干サイズ変更するので型紙から新たに作ります。バッグ7はオリジナルバッグと同じようにという注文でしたが、『なんでここはこの構造なんだろう』と疑問点が多々あったため、少し変更して工程を減らし安くなるようにします。

『わ』にする箇所が多いので裁断時は注意が必要です。



2018年6月22日金曜日

キーケース6 作製・完成 ワニ革 リン・ケーブル

ワニ革を使ってキーケースも作ります。

 キーリング金具はカシメで留めるのに厚みが足りないので上にワニ革を追加しています。内側はルガトを使った贅沢使用です。頂いた革でなかったら多量につかうことはできません。

 DK Logo Plate Works様で新しいデザインを刻印してもらったプレートを取り付けます。極少カシメを使いましたが、これでもはみ出てしまうのでもっと小さいサイズがあるのか要確認ですね。

3mmピッチを使って縫い穴を開けていきます。ワニ革は縦横のコバの違いがハッキリしています。どの位置をどのように使えばいいのか要課題です。

リン・ケーブルの出番です。ロウ引きして縫います。ビニモと比べると・・・うん。分かりません。ただ、革用として売っている麻糸と比べると質の違いがわかります。縒りが強いというのもあります。

コバ処理して完成です。


表:ワニ
内:ルガト
糸:リン・ケーブル
11×5cm

 内側はポケットが一つあります。コバはシックコートを先端がコロコロ転がる道具(正式名称不明)で塗りました。コバスーパーより塗りやすいですが、どこまで重ね塗りすればいいか判断に悩みます。

リン・ケーブルの縫い目のアップです。縫いの中盤辺りを過ぎると普通の麻糸だと毛羽立ちが目立ってきますが、最後まで毛羽立つことがありませんでした。短い距離だったというのもありますが、縫っていて面白いですね。


2018年6月21日木曜日

買い物 リン・ケーブル

いつもはビニモですが、どうしても他の糸を
使ってみたくなったので朝から買い物に行ってきました。

目指すはいつもどおりMK PLUS様です。
少量ですがリン・ケーブルを仕入れたということで
試してみたく購入です。
※リン・ケーブルはエルメスで使われている糸です

10mと短いですが、試すにはいい長さだと思います。巻きで売っているものは数千円と高価ですし、取扱店が見つかりません。

使ってみるのが楽しみです。



2018年6月20日水曜日

マジック編み 3本 5本 作製・完成

ワニ革を頂いたので尻尾部分を使ってみます。
鱗でカクカクッと固まらない柔らかさで
高級感満載です。

 ワニ革だけだと引っ張りの強度が不安だったので裏に牛革をベタ貼りしています。もともとは時計のバンド用の革だったので曲げても問題ありません。

こちらは3本編みです。3本編みは何個か作っているので慣れました。

初めての5本編みです。やってみると意外に簡単にできますね。ただ、最後の方になるとなかなかクルリとすることができなくて苦戦します。

5本編みのアップです。腕に留めるためのホックなどはまだ付けていません。ただのホックではつまらない気がしたのでMK様でオススメ金具を伺ってみます。

5本編みは30×2.5cm(厚さ2mm)の長さを5mm幅に切込みを入れ編んだところ、30cmの長さが26cmに縮まりました。これから作ってみる方は収縮率をご参考に。

2018年6月19日火曜日

ハンドバッグ11 内袋作製 ドイツホック取り付け 完成

内袋を縫います。

 上部は革を縫い合わせています。外側と同様にスライサーを貼ってヘリを折り返しています。

 上部を落とし込みの要領で縫い合わせます。が、マグネットを取り付けるのを忘れてしまいました。カシメ式のマグネットやドイツホックなら後付けが可能ですが、カシメやネジが見えてしまうのはなんとなく嫌です。

MK様でこういうときどうしたら?と伺ったら「こういう方法があります」と勧めてくださったのがネジの代わりにネジ式の飾りカシメを使ってイモネジで留める方法でした。
「なるほど!」と目から鱗でした。ネジ径が合えば他の飾りも使う事が出来ます。

 教わったとおりにドイツホックを取り付けてみました。ネジが見えてしまう裏面は飾りカシメが付いて少し品位が増した感があります。

ハンドル部を作製、チェーンと今回メインの金具を取り付けて完成です。

革:クロム鞣し
裏:グレース生地
15×25×9cm
黒革の方がフォーマルな場でも使えたかもしれません。まだ金具は2個残っているので次回ですね。

2018年6月18日月曜日

サンプル作製 ダレスリュック 口金縫い合わせ 完成

マチを縫い合わせます。

 底マチを縫ってから横マチを縫います。底部分は手が入りにくく見えなくなるので時間が掛かってしまいます。

両脇のマチまで縫い終わりました。真四角ですが、この上に口金が付くので長方形の形に変化します。

口金を両面テープで仮止めして菱切りで貫通させながら縫い進めます。縫っていなかったブランクから少し復活です。

少しずつ形を整えながら口金を閉じていきます。タンニン鞣し革なので余計なシワが入らないよう慎重に行います。
錠前は作製中でしたので私が作るのはここまでです。

2018年6月15日金曜日

サンプル作製 ダレスリュック サンプルのサンプル作製

革を巻いた口金を計測し型紙を起こしていきます。

 合皮を使って型紙に問題無いか確認します。合皮は縫わずに両面テープで合わせるのみです。
口金が3mmと厚みがあるのでいつものように口金を最後に巻く1枚革の作り方ではありません。


合皮で問題無かったので本番に取り掛かります。ボルボ革(タンニン鞣し)を裁断します。

 前に作ったリュックタイプと同じようなパーツを作ります。Dカンを留めるパーツは接着のみですが稔を引いています。
 床面を磨きます。左が磨いて少し乾燥させた状態、右が磨いた直後です。ムラがあるようでも乾くと一体感が出てきます。

上部Dカンはカシメ、下部Dカンは底鋲をネジ留めするときに一緒に取り付けています。ネジが短かったのでワッシャーなどは挟んでいません。

2018年6月14日木曜日

サンプル作製 ダレスリュック

サンプル作製依頼を進めます。

 新錠前を付ける口金です。口金の端は切ったままなのでこのままだと革が傷つきやすいです。金属用ヤスリを使って丸みを付けておきます。
 口金に革を巻きます。巻く革を革漉き機を使ってベタ漉きしましたが、触った感じが規定より薄い感じがする?ということでノギスで測り直したら指定の厚さに0.1mm足りませんでした。


糸は1番を使ったのですが太すぎたのと革の厚みの件もあって作り直し決定です。ダメなときはとことん続きます。

口金を留める金具をポンネジから組ネジに変更するということでφ4mmからφ4.5mmに拡張します。革は改めて漉きをし直して0.8mm厚に変更。巻き直して余分な部分を切り落とします。定規などで測って線を引いて切るよりも1cm幅のアルミ棒などを使った方が正確に切ることができます。

0.1mmの違いですが口金のカーブなどで難易度が上がります。伸ばしつつ貼る箇所などもあるので慣れていくしかないですね。


2018年6月13日水曜日

MK PLUS革教室

梅雨入りしても暑い日が続きます。

ポーチ用の革を漉いているところです。ハンドバッグやトートバッグ、ダレスタイプのリュックなど生徒さんたちは多種多様な作品を作るようになってきました。
生徒さんが作れる幅が広がるのは嬉しいですが常に先へ行っていなければいけないプレッシャーを楽しんでいます。


2018年6月12日火曜日

ハンドバッグ11 外側縫い

ヘリ漉きしておいた革を使います。

 床面にスライサーを貼ります。ヘリ返しなどを行うのでスライサーを貼ってから革を裁断するのではなく、スライサーを型紙どおりに切ってから革に貼り付けます。
粘着力が強く貼り直しがしにくいので何度も位置調整して少しずつ貼っていきます。

胴と底を縫い合わせます。吊り定規を使うと革に傷が付いてしまうので手のみで支えながらゆっくり縫い進めます。ミリ単位以下で調整すれば吊り定規が使えると思いますが、無くても直線が縫えるよう練習を兼ねています。

マチと底マチを縫った状態です。底にはボンテックスを底芯として貼っています。

2018年6月11日月曜日

信玄袋(印伝調生地)9 作製・完成

前回作製の信玄袋は細かい箇所で納得できなかったので
リベンジです。

 今回の裏地は単色ですが、生地の種類をちりめんに変えました。伸び縮みしやすいので正確な長さでの裁断が難しいです。
一周縫った後に断ち目かがり押さえ縫いをします。

 紐を通して完成です。

表:印伝調生地 クロム革
裏:ちりめん
11×9×9cm

信玄袋8は全てを家庭用ミシンに切り替えましたが、9は場所によって腕ミシンに切り替えています。ミシンによって得手不得手があるのを再実感しました。

2018年6月8日金曜日

信玄袋(印伝調生地)8 作製・完成

小さいサイズを作ります。

 途中経過は撮り忘れました。上部を縫ってからPコキを打ちつけます。「去年何個も作ったなぁ」と思い出します。

組紐を通して完成です。

表:印伝調生地+牛革クロム鞣し
裏:綿(和柄)
12×7×7cm

開けると紅葉が広がります。トンボと紅葉で季節を合わせた感じにしましたが、少しうるさく感じますね。