自分の腕ミシン用に購入したパイピング用の抑えの出番です。パイピングに重なるように押さえを下ろして慎重に縫い始めます。終わりが近付くと調子に乗って失敗するので集中を切らさないようにします。
ひっくり返し、形を整えたところ綺麗にパイピングが出ました。ちょっと経験値が上がりました。これで他の形状のバッグに手を出しても成功率がアップするでしょう。たぶん。
ここからは慣れたものです。先に穴を開けておいた本体を強力両面テープで口金と仮止めします。穴に合わせて菱切りで貫通させて縫い進めます。
底は革1枚では面白くないので底板を追加作製しました。中にボンテックスを挟み込んで周囲を縫っています。
ポンネジの在庫が無かったので3×15mmのボルトナットで締めて完成です。サンプル依頼の作製なので口金の仕組みは明かせませんが面白いですね。なるほどといった感じです。
革:箔押し牛革
糸:ビニモ8番 20番
17×20×20cm
ちょっと底の面積が大きすぎましたね。ハンドバッグなどに使う時は底の面積を小さくした方が口金を締めたときのシルエットが綺麗になると思います。
夜、お客様と会う前に時間があったので完成したサンプルを納品しに行ってきました。喜んで頂けて良かったです。ありがとうございました。