2016年11月30日水曜日

名刺入れ2 縫い合わせ コバ処理 完成

下処理が終わったパーツを組み立てます。

 ゴムノリなどで仮止めは行わず、白ボンドで接着してしまいます。縫い穴は3mm間隔、ビニモ#8MBTで縫います。

角を落とし、ヤスリで削り、染色、コバ磨きを何度か繰り返します。一気に折らず徐々に折り癖をつけてオイルを塗りこんで完成です。
マチ付き
革:サドルレザー 1mm厚
糸:ビニモ#8MBT
7×11×1.5cm

縦型
革:サドルレザー 1mm厚
糸:ビニモ#8MBT
7×11×0.5cm
シンプル
革:サドルレザー 1mm厚
糸:ビニモ#8MBT
7×11×0.5cm
裏面ポケット×1
左からマチ付き、縦型、シンプルです。ビジネスの場でも使えますし、定期入れなどでも使えると思います。

意外に縦型が使いやすかったです。牛革のみでもいいのですが、トカゲやワニ、エイ革などを使うのも面白いですね。

この3種を持って行って打ち合わせを行います。

2016年11月29日火曜日

名刺入れ2 デザイン起こし 型紙作製 革の下処理

水面下で動いている事があるのですが
少しだけ浮上します。

名刺入れを作る予定ですがデザインが決まっていないので
何個か作製して検討に入ります。

 この型紙で3種類あります。1.シンプル、2.マチ付き、3.縦型です。実際に作製して型紙を詰めていきます。
 提供される予定の1mm厚の革を使います。サドルレザーなので実際の革とは違うと思います。

個人的には部位によって厚みを変えたり、漉いたりしたいですね。
 コバや床面などに処理剤をヘラで伸ばし、ガラス板で艶が出るまで磨いてツルツルにします。端の色が違うのは接着剤を付けるためです。
カードポケット上部にネジ捻で捻を入れます。革が締まるなどの理由があるそうですが、使い比べていないので飾りの意味が強いですね。


ルプランジュで知り合った方から様々なお話を伺うことができ、またブログなどに関してアドバイスを頂きました。ありがとうございます。
たまたま行ったときに連続で会うことができ、縁って不思議だと感じました。
変なブログ更新がありましたら、いじくっている最中だなと思ってください。

2016年11月28日月曜日

ボディバッグ2 バイアステープ処理 ベルトエンド処理 完成 納品

最後の大物、バイアステープが待っています。

 キリ(?)で縫い穴を大きくしてバイアステープを縫います。本体とマチの縫い合わせには8号糸ですがバイアステープは30号糸です。
 土日を潰して何とか縫い終わりました。表裏ひっくり返してパイピングや角の形を整えます。

約1,000回の糸の締めで小指の皮がよりえぐれて血ではない液体が。塗料用シンナーって傷に入ると声にならない叫びが出るほどの激痛です。気を付けてください。
ベルトは金具を通してからエンド部分に革を被せ縫います。革は飾りだけでなくストッパー替わりとなっています。
 ファスナー引き手に飾りを付けて完成です。ベルトの付け根にはアンティークゴールドのカシメを打ち付けました。

外:牛革
内:サテン チャイナ柄
糸:ビニモ30番 ビニモ8番
18×30×7cm
メインファスナー×1
外ファスナー×1
内ファスナーポケット×1
オープンポケット×5

ファスナーを開けた時のインパクトがありますね。ただ、刺繍されている生地だと荒れた指先などが引っかかるので取扱い注意です。

午後、納品してきました。

2016年11月25日金曜日

ボディバッグ2 本体・マチ縫い合わせ

本体とマチを縫い合わせます。

 片方を縫いわせるときは問題ありませんが、もう片方を縫う時はファスナーを開けておきます。ロックスライダーを使用しているので、閉じていると縫い終わったときに開かなくなるためです。
周囲を縫い終わりましたが終わりでありません。この後にバイアステープ処理が待っています。すでに小指の皮が切れているので少し憂鬱です。


午後はイヤリングの納品へ行ってきました。道路に雪の影響は無かったのでバイクで。ただ日陰の濡れた道路+マンホールのフタは避けました。

2016年11月24日木曜日

ボディバッグ2 下処理 内装縫い

ポケットなどの内装を仕上げます。

 サテンは生地が歪みやすいのでファスナーポケットは生地に直接ではなく、新たに袋を作りました。両端はバイアステープで補強しています。
 本体は外側と内側でダイヤモンドステッチの幅が違います。外ポケットの内側に仕切りを一つ設けて細かく仕分けられるようにしました。

ここまではミシンでできますが、ここからは手縫いです。
 パイピングは玉縁芯(φ2mm)を挟んでいます。いつもどおり菱切りで印を付けてから菱切りで貫通させました。
マチと本体を仮止めした状態です。ここで上下を間違えると取り返しがつかなくなるのでベルト位置なども合わせて何度も確認します。

2016年11月23日水曜日

ボディバッグ2 下処理 ミシン掛け ダイヤモンドステッチ

引き続き下処理です。

 メインファスナーや外ポケット用にファスナーの長さを調整します。ベルト裏にはアクリルテープを貼ります。
マグネットで位置を固定してベルトを縫います。左にずれていく可能性もあるので指でも進路を固定します。
本体にはダイヤモンドステッチを掛けています。革と生地の間に芯綿を入れていますが、赤サテンに直接ではなく、黒ストライプを捨て布(本来の名前はわかりません)でステッチをしています。
メインファスナー部は片側2本のステッチを入れて補強しています。ベルトの付け根にはカシメなどを打った方が良さそうです。

2016年11月22日火曜日

ボディバッグ2 革裁断 漉き祭り ヘリ折り返し

革を裁断します。

 繊維の方向などを確認します。革は70デシぐらいでしたが傷やシワなどを避け裁断したら意外にギリギリでした。

さぁ漉き祭りの始まりです。
 印を付けてベベラで漉きます。場所によって厚みや幅を変えています。途中で何度も現実逃避したくなりました。


ミシン掛けの前にヘリなどを折り返し、仮止めした後にローラーで圧着しました。ベルト、パイピングが長いので集中力を切らさないようにします。パイピングは1mの長さが必要なので2枚を繋げて1本にしています。


強い寒気の影響で23日深夜から24日にかけて関東でもミゾレor雪の予報が出ました。最低気温が0度やマイナスです。

2016年11月21日月曜日

浅草橋・蔵前・日暮里 金具・ファスナー・布買い出し  ボディバッグ2 型紙作製

ボディバッグ用の革や金具などを買いに
浅草橋、蔵前、日暮里へ行ってきました。

ついでにピアス用の金具や石なども購入します。

 黒革の依頼でしたので牛革を購入しました。漉きは必要ない厚みなのでそのまま持ち帰ります。お店で見るのと家で見るのでは色味が違って見えます。
 帰りに日暮里へ寄って生地を見てきました。赤のサテン系なら和でも中華でもいいということでしたので中華にしました。というより桜などの和柄などが店内で見つかりませんでした。前に行ったときにはあったのですが季節だからでしょうか。
ボディバッグの型紙を作製しました。基本は以前作製した黄緑色のバッグと変わりませんが、ファスナー位置などが違うので計算し直して型紙も新規作製します。

漉き祭りが始まります。

2016年11月18日金曜日

エプロンドレス ショルダーベルト作製 完成 納品  ルプランジュのティラミス

今日納品予定なので朝早く起きて仕上げます。

 茶色と焦げ茶の合皮を裏同士で貼り合わせてミシンで縫います。一定の縫い幅で縫う時にマグネットが大助かりです。
 位置を決めて丸カンなどに縫い付けます。本革を使ってもよかったのですが洗濯のことを考慮して合皮にしました。
 よし、完成!と思ってミシンを片付けていたらボタンが。ボタンを忘れていたのでミシンをセットし直します。ボタンホールを作製しますが、ボタン自体は飾りなのでリッパーを半分で止めておきます。
 両方ともボタンを付けて他に忘れている箇所が無いか確認して完成です。完成している2着と共に納品しに行ってきました。

かなり喜んで頂けて嬉しかったです。
ルプランジュへ行ってきました。いつもケーキ系だったのでティラミスを注文。コンビニでもティラミスを手に取った記憶が無いので初注文かもしれません。甘さだけでなく、間に挟まったスポンジに染みたコーヒー(エスプレッソ?)が良いほろ苦さです。

もちろんシュークリームを忘れていません。


2016年11月17日木曜日

エプロンドレス 生地裁断 縫い合わせ

違うタイプのエプロンドレスを作製します。

 こちらも2着作製、デニム生地とコーデュロイ生地です。コーデュロイは少し色が違います。
 前回は周囲をバイアステープで包んでいましたが、今回は断ち目かがり押さえ縫いをした後に折り返しの処理をします。マチ針は基本生地に対して横に刺しますが幅が取れていないので斜めに刺しています。
 丸カン(φ3cm)を縫う箇所は何度をやり直しました。ここに針が落ちてほしいのに生地がずれて思ってもいない箇所を縫ってしまったりとストレスが…。
コーデュロイよりは縫いやすいですが何重にも重なった箇所は針が途中で止まってしまい、革との違いを痛感です。ピピピとミシンからの警告音が鳴るたびに溜息が出ます。

肩紐は合皮なので明日に回します。

2016年11月16日水曜日

エプロンドレス バイアステープ作製 縫い合わせ2

引き続き縫いです。

 同じ生地でバイアステープを作るため、裁断してアイロンで折り目を付けておきます。脇、首回りを包みます。
 糸処理などをしてデニム生地のエプロンドレスが完成です。薄い生地は嫌ということでジーンズに使えるぐらいの生地にしましたが、慣れるまで硬さが目立ちそうです。
 同じ型紙を使い、コーデュロイ生地で仕立てます。バイアステープを同じように作製し縫いますが3mm間隔の中心に針を落とすため一気に縫うことができません。
 一度作っていると進みは早いです。といっても何時間もかかってしまいますが。

折り目癖を付けてもすぐ癖が取れてしまうのでコーデュロイ生地のバイアステープ作りは遠慮したいです。
デニム生地とコーデュロイ生地を並べてみました。色だけでなく生地の硬さによる印象の違いも面白いです。

さて、もう一つの型紙でのエプロンドレスが待っています。こちらも2つ作らなくてはいけません。

2016年11月15日火曜日

エプロンドレス 型紙作製2 縫い合わせ

もう一つの型紙を作ります。

 こちらは大きな丸カンを使うのでどの順番で縫うか考えなくてはいけません。後ろに飾りでポケットを追加します。
 昨日作製した型紙のエプロンドレスから作製開始です。デニム生地を裁断、断ち目かがり押さえ縫いなどでほつれ止めをしておきます。
脇にポケットが付いているのですが、構造が分からず試行錯誤の繰り返しで時間が掛かってしまいました。後ろポケットは飾りメインですが、引っ掛けてしまうことなども考えて2重に縫っています。

2016年11月14日月曜日

エプロンドレス 型紙作製  イヤリング納品  バッグ打ち合わせ

正式名称がわかりませんが
エプロンドレスと言われたので
エプロンドレスとして作製します。

2着、同じように見えますが裾、着丈など違いが多いのでそれぞれの型紙を作る必要があります。生地はコーデュロイとデニム生地で各2作製予定です。

伸びる生地なので測りにくいです。
中心線を『わ』にするので型紙は半分です。肩ひもなどは同じ生地をバイアステープのように折り畳んで使用します。


午後はイヤリング納品で龍ヶ崎STEPへ。そのときいらっしゃったお客様からボディバッグの注文を頂きました。ありがとうございます。
月末のライブに合わせて持っていきたいということで期限が少し短いです。

他のお客様からもバッグの注文も頂けそうなので手を抜くことなく、早く丁寧に仕上げていきます。

お客様からの「こういうの作れる?」に対して
提案して話し合っていく工程が楽しいですね。
ただ、お客様からどれだけ引き出しがあるか
試されているときなので緊張するときでもあります。

2016年11月11日金曜日

2つ折り財布4 完成  ピアス作製依頼・デザイン ピアス作製10

縫います。

 仕切りと外側の革を貼り付けてから菱目打ちで縫い穴を開けます。ビニモMBTなのでキュッと締める感じがします。コバを処理して完成です。
革:サドルレザー 黒
9.5×11×1cm
糸:ビニモ#8MBT
カードポケット×8
隠しポケット×2
札入れ×2
 糸の擦り切れなどが無いよう、縫う箇所を少なくしました。全周囲縫ってもよかったのですが、手縫いだとその工程が値段に反映してしまうので考えどころです。
 昨日、ピアスを納品しに伺ったのですが、その場で新しいイヤリングの注文を頂きました。ありがとうございます。
口頭で説明を受けたのでイメージを画像に起こしておきます。
 フープに直接つなぎパーツ(長い棒)を付けたのでパールビーズを入れすぎるとハの字に開いてしまいます。ビーズを少なくしてまとまるようにしました。棒とフープの間に丸カンを噛ませてもっとブラブラさせるようにした方がよかったのか悩みます。
委託用に1つ作製しました。透かしパーツ(金)に石をぶら下げたものですがオリエンタルっぽくなった気がします。シンプルですが豪華に見えますね。


イヤリング依頼のお客様に会ったときにビックリされました。「繊細なものだったので作っているのは女性だと思った」と。レザー着てバイクで行ったので余計に思ったそうです。もう慣れましたが褒め言葉と受け取っています(笑)。