2019年4月30日火曜日

都内打ち合わせ

今日で平成は最後です。
そんなことは関係無く打ち合わせでしたが。
今後のバッグの流れなどを確認しました。

話していて『なるほど』と思った話があります。
今回作製したボストンバッグMサイズは他の職人が
作製した型紙を使ってサンプルと同じように作ったのですが
違いを感じるようです。
『顔が違う』と言われましたが「どこかが悪い」とかではなく
作り手の感じが表れるようです。
自分で同じものを複数作っていても感じることがあるので
完全に同じものを同じようにつくる難しさを実感しました。

出来上がっているボストンバッグを確認してもらいました。Sサイズのバイアス処理の余裕を取るのを忘れてしまい、ファスナーエンドの革が隠れてしまいました。その点を直して納品ですが、糸をかなりほどかないとここにたどり着かないので気分を変えてやる気を上げていきます。

2019年4月29日月曜日

ボストンバッグL 型紙作製 生地裁断 ファスナー縫い

Lサイズへ突入です。

 Sサイズと同じように単にサイズを変えればいいだけではなく膨らみなどを考慮しなくてはいけないので、どの程度の余裕を持たせるかは勘です。かなり大きいサイズですね。


 表地と裏地を切り出します。型紙を生地に充てて直接切り出していきますが、慣れてきました。

裁断した表地に芯を仮止めして周囲を縫います。細長いパーツは直線が歪みやすいので要注意です。



2019年4月26日金曜日

ボストンバッグS ラッパ バイアス縫い 完成

腕ミシンのラッパ取り付けが楽しくなってきました。

 グログランテープを通してヘリをバイアス処理していきます。急カーブや段差、厚みが変わる箇所は慎重に進めます。

1周縫い終わりました。縫い残しが無いか確認しますが、この時点で見つけてしまったら最初から作った方が早い気がします。

ひっくり返して形を整えます。錠前とカギ、底板を取り付けて完成です。

さてあとはLサイズのみです。

2019年4月25日木曜日

ボストンバッグS マチ縫い 胴縫い

蒸し暑い・・・。

外ポケットの上部に薄く漉いた革でバイアス処理してからマチに縫い合わせます。ポケットの方を数mm大きくしているので手で合わせながら針を落とします。
メインファスナーとマチを縫い合わせたあとに表地と裏地のヘリを縫い合わせます。

1周させた状態です。Dカンなどを忘れずに縫いました。ポケットの位置が思ったより上がってしまったのでこの点がどうなるかです。

ハンドル部分は変わらず手縫いです。革部分を仕上げてから胴に縫い付けます。内ポケットを作製して胴と裏地を縫い合わせます。
ラッパの出番が近づいてきました。

2019年4月24日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

暑いとモチベーションが下がります。

 このバッグにはある仕組みが隠されています。詳細は書けませんが『なるほどなぁ』という感じです。色々と試行錯誤してそれがうまくいったときは嬉しかったですね。

初手縫いの生徒さんの初完成作品です。革に好きな言葉、模様を刻印してカードケースにしました。Dカンを付けてナスカンなどでぶら下げられるようにしています。
これからどのような作品が出来上がっていくか楽しみです。

2019年4月23日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

夜になってもあまり気温が下がっていない気がします。

 ダイヤモンドステッチを入れています。菱切りなどで引いた線上を縫っていきますが、曲がってしまうこともあるので慎重にですね。

初腕ミシンでバイアス処理をしています。いきなり高度な縫い方です。カーブのRがきついので縫い難い形状で針が落ちないよう一針ずつ進めています。

2019年4月22日月曜日

ボストンバッグS 芯縫い合わせ メインファスナー作製

縫いです。

 芯を縫い合わせますが変わらず曲線ばかりなので気を抜くことができません。Sサイズは縫う距離が短いので比較的楽です。

メインファスナーを表地と裏地で挟んで縫い合わせます。Mサイズと同じダブルスライダーです。
メインファスナーは内縫いですが、外ポケットは表側でバインダー処理するので外縫いです。

タイミング的に漉き機を使えなかったので久しぶりの手漉きです。久しぶりに手で漉いたので下手になりました。手縫いと同じように定期的に行わないと腕が落ちますね。

2019年4月19日金曜日

ボストンバッグS 型紙作製 生地裁断

Sサイズのボストンバッグに取り掛かります。

 革パーツはMサイズと同じ規格ですが生地は大きさが違うため、ほぼ新規作製の型紙です。内縫いにしたあとの余裕分や縫い代の幅など再計算します。

表地と裏地が同じ型紙で済むのは大きいです。表はナイロンポッシュのエンジ、裏は10シャンタンの黒です。まだサンプル段階なので出来上がっても作り直しの可能性が高いですね。

2019年4月18日木曜日

ボストンバッグM2~4 縫い合わせ4 バイアス処理ラッパ 完成

胴とマチの縫い合わせが終わったところで
とうとうバイアス処理です。

 (有)幸田ミシン商会様で購入したラッパの出番です。正式名称は何て言うんでしょう?
使い方は事前にレクチャーを受けていましたが、誰もいない状態で行うのは初です。押さえの高さを変更してラッパを取り付けます。グログランテープ(20mm)を挟んで試し縫い開始です。直線やカーブを何度も試し縫いし、いざ実践です。


試し縫いは平面のカーブと直線でしたが、立体のカーブと段差有りが含まれると途端に失敗の連続です。何度も糸を解き直します。
失敗を重ねると「ここをこうしてみよう」「こうすればいけるか?」など段々と成功に近づいてきたことを実感です。

計6ヵ所のバイアス処理が完了しました。怪しい部分もありましたが許容範囲内だと思います。

表裏ひっくり返して形を整えます。先に作っていたキーホルダーと錠前を取り付けて完成です。

表:ナイロンポッシュ
裏:10シャンタン
革:プリズム

内側はMサイズと一緒のファスナーポケット×1、オープンポケット×2です。ファスナーの周りは革で額を作製、ポケット上部は革でバイアス処理しています。

ショルダーベルトはキャリーオンバッグと同じ作りです。コール織の30mm幅を使いサンプル分と合わせて4個作りました。

押さえの高さを元に戻せるか不安でしたが、ベルトを問題無く縫えたので今のところ大丈夫そうです。

ラッパをわずかながら使えたことでレベルアップした気がします。


2019年4月17日水曜日

ボストンバッグM2~4 縫い合わせ3

マチと胴を縫い合わせます。

 強力な両面テープで仮止めし、腕ミシンで縫います。家庭用ミシンだと立体カーブが苦手なので腕ミシンを使います。
とはいえカーブ縫いが苦手なので何度か失敗します。まだまだの技術です。


ボンテックスにシャンタンを仮止めします。参考にした型紙には『ボンテックス0.6mm』と記載されていましたが、柔らかすぎる感じがしたので0.8mmに変更しました。
 2枚を押さえながら周囲を縫い合わせます。直線しかないのでマチなどと比べると格段に楽です。

3個分の底が出来上がりました。当たり前ですが0.8mmの方がしっかりしているので、先に渡していたサンプルの底も変更した方がよさそうですね。

2019年4月16日火曜日

ボストンバッグM2~4 縫い合わせ2

3個同じ色ではないので糸の付け替えが毎回手間です。

ハンドルをバッグの胴に縫い合わせます。場所によってピッチを変えています。

 内ポケットを縫ったパーツとハンドルを縫ったパーツを縫い合わせます。同じ大きさに切っているので合うはずですが、毎回ズレが心配になってきます。

バッグ3個分、前胴と後胴の6パーツが出来上がりました。ファスナー内ポケットの引き手は縫い終わってからの取り付けではかなり面倒なので先に取り付けます。

メインファスナーのパーツと底、マチを縫って1周させます。裏地の色確認は何度も行います。


2019年4月15日月曜日

ボストンバッグM2~4 縫い合わせ

ミシンとの見つめあいが始まりました。

 ダブルの金属ファスナー5号をメインに使用します。引き手はDカンを付けますが、線径が太くスライダーに入らないのでDカンをスライダーに付けた後に革を通して周囲を縫います。

内ポケットはオープンとファスナーの2種類です。革でバイアス処理したポケットの中心を縫います。
ひたすら縫います。たまに失敗します。

2019年4月12日金曜日

打ち合わせ  ボストンバッグM2~4 革パーツ作製2 ハンドル作製

午前に打ち合わせが1件入っています。
バイクで行ける場所なので行ってきました。

自分の技術で楽しんでもらえれば言うことありませんね。
本番に向けて準備を進めます。

 帰宅後、ボストンバッグに取り掛かります。革パーツは事前処理が多いので進みが遅いです。

芯を入れたカバーパーツに丸カン(切れ目無し)を通して二つ折りにします。ゴムノリでは剥がれるので強力な接着剤を使います。

先に縫い穴を開けてあるので位置を合わせながら縫い進めます。強く引き締めすぎると革が切れてしまうので3mmから4mmピッチに変更しました。

縫い終わった状態です。ハンドルと金具の縫い方はこれが正解というわけではなく、それぞれの縫い方があるので一つの方法として見てもらえれば大丈夫です。

2019年4月11日木曜日

ボストンバッグM2~4 革パーツ作製  ルプランジュのチーズスフレケーキ

一番手間がかかる革パーツです。

 それぞれの厚みにベタ漉きした革を裁断していきます。すでに一部ミシン縫いしている箇所や色々な形に縫いているパーツもあります。


接着剤などを乾かしている隙間にワークショップ用に色々考えます。※MK様とは別です。抜き型を使った簡単なものを考えていましたが、あまりにも早く終わってしまうので参加者には少しだけ裁断をしてもらってカシメやホックなどで留めるだけというのを考えました。が、似たようなものになってしまいます。
手縫いなどを追加できればかなり幅が広がりますが、どこまで手を広げられるかは打ち合わせ次第ですね。

なんか本調子ではないと思ったら最近シュークリームを食べていませんでした。というわけで即ルプランジュへ!シュークリームが残っていたのでラッキーです。他、左からチーズスフレケーキ、イチゴのモンブラン、フルーツショートケーキです。
チーズスフレケーキは上がしっとり、下がふんわりで美味しかったです。シュークリームも食べて元気いっぱいです。


2019年4月10日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

1日降り続けた雨は久しぶりのような気がします。

 ゴムノリを塗ったハンドルの床面です。上が生徒さん、下が私です。
上のようにムラがあると中途半端に乾かない箇所があり、貼り合わせても接着できないことがあります。均一に薄く塗ることができれば質が上がります。下は何もしていないように見えますが2度塗り状態にまでゴムノリを塗った状態です。

ファスナーを見せるペンケースを作っています。窓枠の幅に合うようファスナーの長さを調整し周囲を縫いました。
ファスナーの務歯は金色なので、その金を目立たせるように糸は革の色と同じ色にして目立たないようにしています。

2019年4月9日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

朝から晴天に恵まれて入学式日和です。
これから入学式だろうなという親子連れが何組も。
初々しくていいですねぇ。

コバにジャルディーニを塗って処理しています。バチックやトコノール処理は経験済みということで新しい方法を経験してみました。

スマホケース用の革を裁断しており、角落とし(?)を使って角を落とします。便利とはいえ、慣れるまで綺麗に落とすのは難しいかもしれません。


2019年4月8日月曜日

ボストンバッグM2~4 芯縫い合わせ 内ポケットファスナー縫い

裁断した生地に芯を縫い合わせます。

 ロール状の芯を広げてナイロン生地を置いていきます。効率よく取れるよう生地を置いていきますが、曲線メインなので頭フル活用です。近づけすぎると縫っているときの歪みで隣のパーツに干渉してしまうので微妙な距離で仮止めして荒断ちします。

 荒断ちした芯と生地を本縫いします。端から1mmの位置に針を毎回落とすのは集中力が続きません。

 全パーツ縫い終わりました。縫うことで若干の歪みが生じているので、定規を充てて余分な芯を切り落とすことができません。生地に合わせて本断ちしていきます。

枠革のコバを処理したあとにファスナーを縫い合わせます。縫う順番を間違えないようにします。

内ポケットのファスナー完成です。ポケット内部のヘリは断ち目かがり押さえ縫いをしてほつれ止めします。シャンタンなので簡単にほつれることは無いと思いますが、念のためです。