2017年12月28日木曜日

長財布2 コインマチ縫い 完成

コイン部分を仕上げます。

 端にマチを縫い付けます。マチ部分は薄くベタ漉きし、端は斜め漉きしてあります。

本体に縫い合わせてコバ処理して完成です。

革:コードバン
糸:ビニモMBT5番
9.5×20cm
コイン×1
札入れ×2
カードポケット×6

薄くシンプルにという要望でしたので裏地などは付けていません。また、カーブ部分は擦れによる糸切れを考慮して縫いを一周させていません。

お渡しできるのは1月ですね。

ブログをご覧頂きありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

2017年12月27日水曜日

MK PLUS革教室

今年最後の教室は晴れでした。

教室2回目の生徒さんです。カードケースの周りを菱目打ちで縫い穴を開けています。初心者のあるあるですが、縫うときの針の順番が最初の壁です。慣れるまで繰り返し触っていくしかないですね。

MK様、生徒の皆さん、ありがとうございました。大変楽しく、勉強になる一年でした。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

2017年のブログは明日まで更新します。

2017年12月26日火曜日

長財布2 ファスナー縫い カードポケット縫い合わせ

裁断しておいた革を縫い合わせます。

 コイン部分にファスナーを仮止めして縫います。本体への縫いはまだ先です。

カードポケットをカードベースに縫い合わせます。ポケットは6枚入るようにしました。

本体にカードベースを接着、穴を開けて縫い合わせます。漉いた場所でもツルツルだと接着剤が着かないので荒らしておきます。

2017年12月25日月曜日

L型財布13(ロング)用 ファスナー縫い合わせ 完成  バイクでベリーショートツーリング to 牛島34

L型財布を仕上げます。

 テープの上部は上止めを使わず折って使用します。テープが幅広と伺っていたのですが、普通の5号サイズと変わらない気がします。

 幅広サイズで型紙を作っていたので微妙に合いません。革を平面にして貼っていましたが曲げながら貼っていきます。
貼り終わったら内側のカードポケットと一緒に縫い合わせます。


何とか無事に縫い合わせられました。が、一度失敗しており、縫い合わせは2回目です。

 マチを縫い合わせて完成です。

革:牛革(ヌメ)
糸:ビニモMBT5番
10×20×2cm
コインポケット×1
カードポケット×12
オープンポケット×1

マチはコインと両隣の計3ヶ所あるのでファスナーを開けるとガバッと開きます。ただ、全体の革が薄いので耐久性が不安ですね。

お昼は牛島へ。今年最後なので特厚350gロースカツ定食を注文。漬け物は白菜と大根、小鉢は大根の煮物でした。白菜と大根はあっさりとした味付け、煮物は中まで味がじっくり染みており小鉢定食でもいけそうです。


2017年12月22日金曜日

定期・名刺入れ2 名刺入れ部分縫い合わせ 完成 納品

一気に仕上げます。

 透明パーツを貼り付けた部分を縫い合わせます。この部分のみ表まで縫い目が響いてしまいます。薄い革を2枚貼り合わせなどを行えば大丈夫ですが、その値段がお客様にも影響してしまうので考えどころです。

 マチは1枚ではなく3枚を使用しています。カーブを貼るときが難しいですが、分割することで直角にも対応することができます。これで生徒さんから質問がきても対応できます。

コバ処理して完成です。

革:ティーポ
糸:ビニモMBT5番
11×7×1.5cm

革が馴染んでくればもう少し厚みが減ると思います。

 ベルトを外すと名刺入れが出現します。見えにくいですが、打刻されています。革が薄いので凹みが少なくいまいち見えないです。

ホックを外すとカード入れが出現です。カードポケットは落ちないよう少しきつめにしてあります。ですので1ポケットに2枚以上入れると取りにくくなると思います。

本日午後納品させて頂きました。

長く使えるよう極力縫い目を少なくしました。特に折り曲げる箇所などはよく擦れる部分なので縫うのを避けています。
ミシン縫いだと糸処理が面倒で革1枚でも一気に縫ってある商品をよく見かけますね。

2017年12月21日木曜日

定期・名刺入れ2 サンプル・型紙作製 カード部分縫い合わせ

革漉き依頼分が届いたので取り掛かります。

床革でサンプルを作り、型紙に問題無いか確認します。縫わずに接着しているだけです。

名刺入れ部分で使ったことが無い技術を使っています。漉きを依頼した革と床革で厚みが違いますが構造確認だけなので大丈夫でしょう。
 サンプルに記載したベルトループの位置などを型紙に書き写します。細かいパーツが多いですね。
 ピンクヌメのティーポを使います。ベルトは2枚曲げながら貼り合わせて裁断済みです。
床面とコバを処理してからカードポケットを縫い合わせます。菱目打ちは3mmです。

菱目打ちは同じ幅でもメーカーによって刃の太さが違うのでどのメーカーを選ぶかが重要ですね。打てても抜くことが難しいことが多々あります。

2017年12月20日水曜日

L型財布13(ロング)用 コインケース・カードポケット作製

各部を組み立てます。

 コインケースは長いパーツを取ることができなかったので端を縫っています。マチはコイン中心とその両側の計3ヶ所です。

カードはベースにポケット部分を縫い付けて12枚入るようにしました。この時点で隠れるコバなどは先に処理しておきます。

カードベースを本体に両面テープで仮止めします。ネジ捻で引いた線上に菱目打ち(4mm)で縫い穴を開けます。

2017年12月19日火曜日

コインケース 14・15・16  金具取り付け 完成

ホック(小)を準備します。

 ハンドプレス機で金具を取り付けます。よほどのことが無い限り取り付け失敗はしなくなったのでかなり助かっています。
後胴内側にポケットを貼り付けます。その上にマチを貼り付けて縫い合わせます。

コバ処理して完成です。

共通
革:牛革
糸:ビニモMBT5番
7×10×1cm

革はヌメ革ということは共通していますが、名称が違っており左からロロマ、モーガン、関西ヌメです。
革の表面だけでなく、作っているときの穴開けや縫いなど
表情が違ってきて作るのが楽しいです。

2017年12月18日月曜日

浅草橋 買い出し  コインケース 14・15・16 作製開始

急遽、注文が確定したのですが締め切り日が近いのと
革の在庫が無いので浅草橋へ買い出しです。
漉き、発送を依頼しました。
MK様にも行き、他注文分の金具も先行して買っておきます。

浅草橋からの帰宅後、バイクに乗って龍ヶ崎STEPへ納品、
龍ヶ崎からの帰宅後、コインケースに取り掛かります。

 赤、オレンジ、緑の依頼です。発色のいいヌメ革は無いので近い色を選びました。型紙は残っているのでそれに合わせて裁断、3つ同時に進めていきます。

床面やコバを処理しておきます。本体にロゴを刻印してから本体にマチを縫い合わせます。


MK様で行う予定の講習会ですが1人決定の報告を頂きました。まだ先のことですが、大変嬉しいです!どのような講習会か気になる方はMK様のHPをご覧くださいませ。私のは4月開催予定です。




2017年12月14日木曜日

L型財布13(ロング)用 ヘリ返し  買い出し&打ち合わせ

裏技でヘリ漉きしたパーツを処理します。

上部ヘリにゴムノリを塗って折り返します。他裏革を貼らないパーツの床面全てを処理しておきます。接着剤を塗る箇所は塗らないでおきます。

午後は打ち合わせのため浅草橋へ。早めに行って糸など欲しい材料を買いに行ってきました。中途半端な時間だとお客さんが少ないので買い物しやすいですね。
複数の注文分の買い忘れが無いよう何度も確かめます。帰りの電車内で買い忘れに気付くことが多いですが・・・。

明日12/15(金)は私用のため更新は中止します。

2017年12月13日水曜日

MK PLUS革教室

朝晩冷え込んできました。

画像はLesson2のキーケースです。キーリングなどの金具を付けて周囲を縫っています。ポニーを使って縫うことに慣れるとポニーを使わない縫いをしたときに混乱することがよくあります。縫いのあるあるでしょうか。

「できました!」と笑顔で見せに来たときは嬉しくなりますね。

2017年12月12日火曜日

MK PLUS革教室用教科書作成

まだ大丈夫だろうと先延ばししていたら
明日使うことを思い出したので急遽作成です。

ダイヤモンドステッチがメインです。教科書作成としては最後のLessonです。楽になったような寂しいような気分です。


買い出しに行ったときに遠くの対向車線に一つの光が揺らめくのが見えました。「何のバイクだろ?」と思っていたらドンッと一気に目の前に来て消えて行きました。
始めてみましたKawasaki H2。
いや~速いです。

2017年12月11日月曜日

ポーチ(印伝調生地)2・3 作製・完成

印伝調生地を使ってポーチを作ります。

 作りは裏地が無いシンプルです。ファスナーを各サイズに合わせて長さ調整します。
 生地の上部のヘリを折り返しておきます。両面テープでファスナーを仮止めしてミシンで縫います。
 ファスナーを縫った後、中表になるようにして周囲を縫い合わせます。ロック式のスライダーではありませんが、少し開けておいた方が後々の作業が楽になります。

桜柄とトンボ柄の2種類を作りました。

共通
生地:印伝調生地
コイル3号ファスナー

左:桜:14×20cm
右:蜻蛉:9.5×15cm

2017年12月8日金曜日

L型財布13(ロング)用 革裁断  長財布2 型紙作製 革裁断

L型財布用に漉きを依頼していた革を見たのですが
0.8mmで依頼したはずが手触りが違う気がする…。
計測すると0.6mmでした。
「0.2mmの差なんて」と思われる方が
いらっしゃるかもしれませんがヘリ処理や
型紙などが変わってくるので意外と
その差が大きく響いてきます。

 本体に使うには薄すぎるので他の革を裏貼りして実寸で裁断します。なるべく工程を少なくしようと思っていたのですが、薄いのでヘリ返しの工程を増やしてヘリを伸びにくくします。
 同時に長財布を進めます。以前は何個も作っていましたが、コンチョやラウンドファスナーではない長財布は久しぶりです。
今回使う革はなんとコードバンです。いいところを選ぶと取れる範囲はかなり限られてきますね。なんとか全パーツを取ることができました。
L型財布を含めファスナーと糸が無いのでここでストップです。

2017年12月7日木曜日

印伝 ポーチ 組紐編み 完成  手帳入れ8 完成

印伝ポーチに紐を通します。

 2mm幅の組紐を使います。Pコキなどは使わず全部組紐のみで編みます。

 お手本としたオリジナルにはビーズがありませんが、なにか物足りない感じだったので結び目にビーズを追加しました。

外:印伝
中:シャンタン

 7×φ7cm

 9.5×φ9cm

 手帳入れの続きです。ファスナーを仮止めして縫います。

各部確認して完成です。

革:牛
糸:ビニモMBT5番
20×12.5×1cm
オープンポケット×2
カードポケット×6


これで2つ揃いました。ラッピングしてお渡しします。

手が空いたときに委託用に作ってみます。

2017年12月6日水曜日

印伝 ポーチ 作製開始

印伝を使った注文に取り掛かります。

 本物の印伝を初めて使います。柄は麻の葉で『健やかな成長を願う』という意味があります。20×30cmより微妙に小さなサイズなので、その中でできる限り取れる大きさのものを作ります。

折る部分を漉きますが、印伝の模様が邪魔してうまく漉けません。もともとが薄いので無理に漉いて穴が開いてしまわないようにします。

底板を付けて曲がらないようにしました。2mm厚の板なので多少のことでは曲がりません。裏地はシャンタンを使います。

印伝とシャンタンを合わせて上部を縫います。使いっている押さえは本来この使い方ではありませんが、ずれないようにするために使用しました。

余った印伝を使い、同じように取れる最大のサイズでもう一つ(左)作りました。小さくなるとミシンが難しくなりますね。
やはり印伝調生地とは違います。薄さや扱いやすさを考えると印伝調生地の方が初心者には扱いやすいと思います。