2015年8月31日月曜日

三つ折り財布 生地の組み立て3

3度目の正直です。
2度あることは・・・にならないようにします。

①幅が狭く荒い
②広げたが全体が波打っている
③成功

全部黒なので見難いですが③で成功しました。やはり特殊な生地なので試作して正解でした。
折り目の裏には切り込みを入れて、生地が厚くなりすぎないようにしてあります。どの部分を折り返すか裁断するかが手探りのためパズルをしているようです。波に乗ると面白いようにサクサク進みます。

外に出ようとすると雨が降ってくるためバイクに乗れません。湘南爆走族の梅雨の話を思い出します。

2015年8月28日金曜日

三つ折り財布 生地の組み立て2

幅を延長して裁断、組み立てます。

 左が前回、右が今回です。たった5mmの延長でも雰囲気が変わります。
作りの基本は一緒ですが広くなった分、生地が波打ちやすくなります。う~ん・・・失敗ですね。やり直しです。漉くことはできないので生地に折り癖を付けて曲げていくしかありません。

タンニン鞣しの少し硬めの革へ変更した方がいいのでしょうか。でも、実際に生地でできている財布が目の前にあるので変更は悔しいですね。

イチゴオレでも飲んで一息つきます。

2015年8月27日木曜日

三つ折り財布 生地の組み立て

裁断した生地のへりを折り返します。

 生地の縫いはミシンではなく手縫いにしました。生地裏がラミネート加工されているので菱目打ちが使えます。ただ、大きく穴を開けてしまうと繊維が切れてしまうので軽く打ちます。
カード入れです。カードポケットは4ヶ所あります。縫っていて気づきました。「幅が狭くね?」と。試しにカードで試すと入りませんでした。もともとの財布がきつい状態だったので1~2mm内側で縫ってしまうと入らない状態でした。革ではないので扱いが難しいです。

というわけで5mm程幅を増やして作り直し決定です。作り慣れない素材だと進みが遅いですねぇ。


前から疑問に思っていることがあります。
革は全く関係ありません。
最近のホラー動画などでの幽霊のカメラ目線です。
今のビデオやスマホなどは昔の1眼レフや8mmのように
レンズを覗き込むわけではないので顔から離れます。
ですが、驚かせようとしてくる幽霊は
必ずと言っていいほどカメラ目線です。
「私を撮って」という状態でしょうか。
また、動画撮影で一度撮影した場所を再び写すと
幽霊が写っていることがあります。
これも幽霊が「もう一度ここを撮影したら写ってやろう」と
思って控えているのでしょうか。
「よ~し驚かすぞ」「こんな顔すればいいのかな」と
ワクワクして控えていると思うと面白いですね。
これが萌え・・・!?

2015年8月26日水曜日

三つ折り財布 革へのファスナー取り付け

ファスナーを調整します。

 革の長さに合わせてテープをカット、務歯を外して上下止めを取り付けます。位置を合わせてゴムノリで仮止めします。革が薄く表に影響してしまうため両面テープは使用していません。スライダーはロック式です。
 ヘリを折り返して角を菊寄せします。菊寄せした角の厚みが出た箇所は切り落として平らにします。
下半分を縫った後に生地を貼り付けて上半分を縫います。試しながらの組み立てなので進みが非常に遅いです。

2015年8月25日火曜日

ファスナー 金属・エクセラ比べ  ロロマレザー経年変化

希望のスライダーを通販で探しましたが見つからないため
浅草橋出張決定です。

 上が普通の金属ファスナー、下がエクセラファスナーです。金属ファスナーの務歯を磨いて滑らかにしたものがエクセラです。両方ともシングル(スライダー1個使用)の3号です。

比べてみると務歯の一つ一つの大きさが違いがわかります。
 磨いてある分、厚みも違ってくるのでスライダーもエクセラ専用のものが必要です。

店員さんに『金属ファスナーにエクセラスライダー(または逆)を装着できるのか』を質問したところ、『可能ですが間違ったスライダーを使用すると金属部分やテープ(布部分)がダメージを受けてしまうことがあるので専用のスライダーを』という回答でした。伺って正解でした。

滑らかにエクセラスライダーが滑る感じがいいですね。

 2年以上前に作製した最初のラウンドファスナーウォレットです。革はロロマのナチュラルです。ほぼ毎日ジーンズの尻ポケットに入れていました。革の表面がそんなに乾かなかったので半年に1回オイルを入れるかどうかでした。

角はいい具合に光っており、全体にツルツルです。
作製した当時のウォレットです。撮影条件は違うので一概には言えませんがしっとりとした滑らかな表面がツルツルに変化しました。サドルレザーによくある飴色へは変化しませんね。

コーティングはしていなかったので水染みには弱いです。

2年前の技術なのでそろそろ新しい財布を作ろうかと思案中です。


しかし乗り物酔いはいつ治るのでしょう?

2015年8月24日月曜日

三つ折り財布 革裁断 ヘリ漉き  ペヤング激辛やきそば

革を裁断します。

 タンニン鞣しの革で0.7mmに漉いてあります。タンニン鞣しですが、クロム鞣しのように柔らかい革です。

パーツ数は少ないですがヘリを折り返す幅は部位によって変えています。漉きの厚みも部位によって違います。
 ファスナー部分の裏側です。Y字に切り込みを入れて折り返しています。他の部位も組み立て順序を考えてヘリを折り返し接着していきます。
 コンビニに寄ったら特設コーナーが組まれるほどのペヤング復活劇。激辛が辛すぎる!とネット上で騒がれているので食べてみました。


 これまではプラスチックのフタが付いていましたが、ビニールのパッケージに変更されていました。これでお湯を捨てるときにフタが外れるというペヤングの惨劇は無くなりました。
袋に入ったソースから赤い油が見えます。これが激辛の素ですね。お湯を切った麺によ~く混ぜて一口。辛くない・・・と思った瞬間に頭皮の汗腺が一気に開き、辛さが口の中を攻撃してきます。ですが、ただ激辛というのではなく、ちゃんと辛さの中に旨味があります。半分食べる頃にはうなじなどへ汗が伝っていきます。

辛すぎるのは苦手ですが、このペヤングはまた食べたくなる辛さと美味しさでした。

2015年8月21日金曜日

三つ折り財布 生地裁断 連爪チェーンによるブレスレット作製2

生地を裁断します。

 設計図と型紙、生地が合っているか入念にチェックします。革ではないので手縫いとミシン、どっちで縫うか悩みます。フットコントローラーが無いミシンなので手元スイッチでミスしやすくなってしまいますが、早くて綺麗なのはミシンです。
 また連爪チェーンでブレスレットを作りました。1連×1、2連×2です。

2連はチェーンエンドが並んでいます。ねじれるように並べて取り付けました。
アップです。1連の連爪チェーンのアジャスターエンドはドロップタイプからクロスに変えました。キラキラがたくさんです。



2015年8月20日木曜日

三つ折り財布 型紙完成 ファスナーの端処理

進めていた型紙を完成させます。

 革と生地用です。何とかできたという感じなので作りながら変わっていきます。折り返し部分は含めていないので+αmm含めて裁断します。

工程順を間違えるとやり直しになるので要注意です。
 もとの財布です。小銭入れのファスナーコイルが切れていました。上止めを使わずコイルを曲げてスライダーのストッパーにしていたらしいので新規作製では上止めを追加します。
 ファスナーの端処理です。表面の端にボンドを塗ります。コイルが付いた状態で曲げてもいいのですが上下止め金具が付いたのと縫いやすくなるのでコイルは取り除きます。
外側に向くように接着したら裏面に二等辺三角形でボンドを塗ります。乾いたら三角形を折るように接着します。接着後に余剰のテープ(布)を切断して完成です。

2015年8月19日水曜日

三つ折り財布 型紙作製  ローソンからあげクン トムヤムクン味

三つ折り財布の型紙を作製します。

 財布を測定、型紙に起こしますが複雑で悩ませます。表面上の型紙起こしはできましたが、札入れ部分など隠れた部分が頭の中で財布を分解して型紙を起こして頭の中で組み立てての繰り返しで現実逃避したくなります。
 外に出る用事があったのでローソンに寄ってからあげクン トムヤムクン味を購入です。調べたら8/18発売でした。
最初の一口は普通のからあげでしたが、噛んでいると辛さが増してきて奥からレモンの香りが広がるのがわかります。嫌な辛さではありません。国産ビールだけでなく海外産ビールも合いそうです。

ただ、前回と同じく少し揚げすぎのような気が…。

2015年8月18日火曜日

連爪チェーンによるブレスレット作製

連爪のチェーンが気になっていたので
ブレスレットを作製しました。

 一つ一つに石が入っているためチェーンエンドも特殊なものを使用します。といっても爪で留めるだけの単純なものです。力を入れすぎるとピキッという音とともに石が割れてしまうので要注意です。

連爪チェーンはサイズがあるのでチェーンエンドも同サイズを使用してください。
 ヒキワ(丸い金具)を取り付けるのにCカンを使用しようと思いましたが、取り外しで力が加わる箇所なのでCカンから外れる可能性があります。金色なのでハンダ付けもできません。何か方法がないか検索したところ、ワイヤーを使った『めがね留め』という手法があることがわかりました。

いつもの実験です。
うまくいくかわからないのにワイヤー購入してしまうと何百円かが無駄になってしまいます。ですのでTピン(0.5mm×35mm)で試したところうまくいきました。1本5円しないぐらいだったかと。慣れると面白くなります。


めがね留めを使ってアジャスターを取り付けます。中心部分にCカンでハートと星のモチーフを取り付けて完成です。

今回のブレスレットは連爪チェーン15cm(女性の手首回り)、アジャスターセット×1、めがね留め用のTピン×2、Cカン×1、好きなモチーフ×1を使いました。

チェーンの切り売りは大抵の店舗で10cm単位なので偶数作製するつもりで買った方がいいかもしれません。

2015年8月17日月曜日

コインケース作製3

何年か前に作製したタイ焼き型コインケースを
今の技術で作ります。

 形は単純に円にヒレを付けただけです。濡らした革に刻印で打刻します。
 左右対称で同じものを作ります。打刻した後に胸ビレを縫いつけます。リアルに作るわけではないので打刻数は少ないです。
 先にファスナー部分に縫い穴を開けてファスナーを縫い付けます。口が開くわけではなく縦に開くので少し違和感があります。孔雀王(映画)を思い出します。
周囲を縫い合わせてコバを処理します。膨らませる部分を濡らして、中から柄などを使って立体的にします。

オイルを塗りこんで完成です。体だけが膨らみ、ヒレがうまくまとまりました。赤や黄色の革で作ってもいいですね。

バックを水色にしたら『およげ!たいやきくん』です。

2015年8月14日金曜日

靴べら作成2

靴べらは金属芯に貼って縫うだけのように見えますが
なかなか奥が深いです。

 クランクのような形になっている芯でしたが、これがかなり頭を悩ませました。表と裏で長さが違ってくるため、菱目打ちをどう打つか、芯と革の接着など課題がいっぱいです。
ビニモ#8で縫ったのですが、なぜか細く貧弱に見えてしまったので5番か0番で縫った方がよかったですね。ハトメも表側から留めたかったのですが、芯の形状で持ってる工具では留められませんでした。今になってハンドタイプの工具だったら留められたのでは?と悔やみます。ハトメを外すのは革に傷が付いてしまうのでこのままです。


立秋過ぎてから夜に虫の鳴く声が聞こえるようになりました。夜は徐々に秋へ近づいているのを感じますが、昼間の猛暑が去るのはいつでしょう?

2015年8月13日木曜日

ミニバッグ完成

ヘリ漉きした革に裏地を貼り付けます。

 上部を折り返して縫います。同じものをもう一つ作り、裏面の中心に印を付けます。
 裏地を貼り付けた本体の中心と合わせて仮止めし、ヘリを折り返して菱目打ち縫い穴を開けます。裏地には芯が貼ってあります。
 口金を留めて完成です。取っ手(ベルト)は革で作ろうと思いましたがチェーンを取り付ける予定です。
かなり開きます。裏地を見ると硬い印象がありますが、革と裏地はベタ貼りしていないため柔らかい印象です。

作りとしては単純ですが、初心者には手が出しにくいですね。

2015年8月12日水曜日

財布用生地購入 ミニバッグ作製開始

昨日は熱射病で動けなかったので
柏へリベンジしに生地購入行ってきました。

ラミネート加工されている生地が表面・裏面ともに
一番近かったため購入しました。
試しながら本番に備えます。

浅草橋で購入していたミニバッグ(口金)を作製します。

 口金と型紙(A4紙)がセットになっています。説明がかなり大雑把なのでうまくいくか不安です。芯の種類や厚みの指定などが無いのでここは勘ですね。
 型紙(A4紙)をスキャナーで取り込んで印刷したらなぜか微妙に縮尺されてしまい、何度やっても同じ大きさになりません。切り出して使おうと思ったのですがこれでは口金と合わなくなります。ですのでサイズを測って工作用紙で型紙を作ります。
 革と芯、裏地を切り出します。革は0.8mmのクロム革、芯はボンテックス、裏地は綿です。
折り返す部分をヘリ漉きします。かなり漉きに慣れたので『どんと来~い(by上田教授)』状態です。でも革漉き機は欲しいです。

店内でミニバッグの試作品を見ましたが合皮製だったのか折り目でヒビ割れしていました。材料を安く済ませるなら合皮ですが、長く使って頂くことを考えると本革でしょうか。

2015年8月11日火曜日

浅草橋 革購入

財布の革を買うためにいつもの浅草橋へ。

店員に相談しながら財布用の黒革を購入、漉きも頼みました。お盆も重なるので届くのは週明けです。

ついでにワイン色のサドルレザーが気になったので購入しました。どのように経年変化するのか楽しみです。

ただ、ファスナー屋は今日からお盆休みでした。タイミングが悪かったです。
日暮里にも寄ったのですが、こちらもお盆休みが多かったですね。行かれる方は事前にお調べください。

浅草橋を歩いていると前にアメリカのボーイスカウト3人組が歩いていました。
『ジャンボリー帰りかな』と思いつつ歩いていると
後ろを歩いていた1人がポケットからスマホを取り出したときに
何かを落として気付かずそのまま。
近寄って見ると1000円札だったので届けようと拾って肩をたたきましたが、
何を言えばいいのかわからずジェスチャーで伝えて終わりました。
自分の英語のできなさにびっくりとがっくりです。

日暮里をうろついた後、電車内で突然の立ちくらみと吐き気。
いつもの電車酔いと違うと思い、柏で降りようとしたら目の前がノイズだらけに。
バトーのように『俺の目を盗みやがったなぁ!!』と余裕をかますこともできず、
顔から血の気が引いたのが自分でもわかるぐらいにサーッと。
ホームの壁に寄りかかって気分が落ち着くまで休憩。
飲み物を飲むために上を向くだけで眩暈がします。
尋常ではない汗の量と眩暈で、このまま倒れるのかなと思いました。
帰宅しても革細工ができる状況ではなかったので
今日は何も作っていません。

皆様、自分は大丈夫と思っていても
熱中症は突然起こりますのでご注意を。

2015年8月10日月曜日

三つ折り財布 作製依頼

財布が痛んでしまったので同じような財布を
という依頼です。

 メインとなる革の周囲は全て内縫いで縫われています。この時点でどのように作られているのか想像できません。なるべく解体したくないのですが糸を全部ほどくしかありませんね。

・ファスナーのコイル外れ
・角と曲げる部分の革と生地の擦れ、破れ

折り財布だと曲げる箇所が擦れやすいのは宿命ですね。
外は革ですが中は生地です。表面は帆布のような触り心地ですが裏面はツルツルしているという謎の素材です。探すのが大変なので両面とも革を使おうと思います。

ポケットはファスナー×3、オープン×4 カード×4とかなりあります。

ファスナーの上下止めは安いものですが、ホックはイタリアFIOCCHI社の高級なものが使われています。面白い所にこだわりがあります。

さて、まずはどのように型紙を起こすか、材料をどうするかですね。


先週土曜の昼間にバイクで出かけましたが、バイクのシートの端に沿って尻と太ももが汗疹になりました。痒みが止まりません・・・。


2015年8月7日金曜日

コインケース作製2  ラ・パティスリー ルプランジュ手作り洋菓子店

赤革を使ってコインケースを作製しました。

 緑革では1mm厚でしたが赤革は2mm厚を使用しています。糸の引っ張りによる強さは厚い方がいいのですが1mm厚よりも若干硬くて重く感じます。この辺は好みですね。
 緑と並べてみました。シンプルなファスナーもいいですが、遊びがあるファスナーも面白いですね。こうやって自分の刻印で商品が増えていくのは感動します。
 午後は姉の紹介で洋菓子店へ行ってきました。

La  pâtisserie Lepurange ラ・パティスリー ルプランジュ
フランス語で「純粋な天使」の意味を持つ造語だそうです。

住所:茨城県北相馬郡利根町加納新田1996
※カーナビは加納新田1995で検索
Tel:0297-84-6433

営業時間 13:00~16:00
定休日 日・月・火・水曜日
 
場所は同じような景色が続くので初めての方にはわかりにくいですが、 生垣の間に『営業中』のノボリが出ているのでそこを目印にしてください。『ここ入っていいの?』と進んだ先にお店があります。
※←画像は生垣の間にノボリが見えています。

お店から見て西方面から来られる方は若草大橋を目標にすると迷子の達人でも辿り着けるかと思います。

ケースにはチョコやチーズ、たくさんのフルーツで作られた美味しそうなケーキが並び、季節限定もあるそうです。全種類制覇したくなりますね。

また、ケーキ類の他に焼き菓子などもあり、予算に応じて包んでもらえます。

カボチャモンブラン(画像左下)を食べました。ふんわりしたスポンジの上にカボチャペーストが載っており、中心には生クリームが入っています。甘さが丁度良くホッとする美味しさでした。お腹一杯でも別腹が発動します(笑)。