2015年7月31日金曜日

特注抜き型 受け取り 試し打ち

7/29に発注した抜き型が7/30の夕方に
出来上がりの連絡がありました。
最初は中2日ということでしたので週明けかなと
思っていたのですが、あまりの速さにびっくりです。

ということで受け取りに行ってきました。

 コーナー部分の抜き型です。φや刃の長さはこちらから指定しました。打ち棒は1本が溶接されているかと思いましたが二股にわかれていました。たしかにこの方が力が均等に加わるので打ちやすくなりますね。さすが職人です。
 刃は両刃になっています。カミソリのようにするどい刃になっているわけではないのですが切れます。不思議です。

 こちらの希望通りか図と合わせてみました。一致しています。今度は作っているところを見学してみたいです。
端革で試し打ちです。これで今後の作業がだいぶ楽になりますが、何度も打ち込んで毎回同じように打てるよう練習が必要ですね。

2015年7月30日木曜日

ビーズ織器 ストラップ作製

久しぶりにビーズ織器を出します。

ビーズ織器の隙間に沿って専用糸を張ります。 例えばビーズを7個並べたい場合は縦糸が8本必要です。縦糸の隙間にビーズを入れていく感じですね。

詳細です。縦糸の端に横糸を結び付けたら横糸に必要数のビーズを通して上から載せます。全て隙間に入れたら縦糸を挟むように針をビーズに通します。縦糸の下に通すときに縦糸の上を通してしまうことがあるので一針一針慎重に通します。


必要数を通したら各列の引っ張り具合、隙間などを確かめて調整、 縦糸に結び付け糸を処理します。スイカをイメージに少しはまってしまいました。
輪っかになるようにして上部を小判カンを通した革で挟み周囲を縫います。ビーズチェーンを通して完成です。こう見るとスイカに見えないですね。

しばらくの間、このような小物作製が続くかもしれません。





2015年7月29日水曜日

ブログ開設祝1周年 業者打ち合わせ2  ポテトチップスバナナ味

ブログ開設から1年経ちました。
支えてくださった皆様、ありがとうございます。
これからもバイクや食べ物で脱線しつつも
レザークラフトをしていきます。

また、連絡頂ければオーダー作製なども可能ですので
何かあれば問い合わせ願います。

よろしくお願い致します。


さて、今日は以前打ち合わせしていた業者と
本確定の打ち合わせをしていました。
と言っても自分が欲しい道具を発注しただけです。

他にオリジナルコンチョ作れますということで
心が動きましたが、やはり少数ロットになってしまうので
値段でストップしてしまいました。
でもいつかはオリジナルコンチョを作ってみたいですね。
海外のコインで作製依頼することも可能ですが
違う材質が重なっているコインでは作れないのでご注意を。
※現在の日本硬貨では法律違反になるので作れません。

業者との水面下の戦いをしているときに
海外のお客様が来客されていましたが
日暮里への海外旅行者が増えているらしいです。
確かに以前よりも増えている感じはします。
日暮里繊維街がコースの一部になっており
アジア、欧米関係なく訪れているらしいです。
ということはそこで目が止まれば海外進出も!?
夢は膨らみます。


いきなりの脱線ですがポテトチップスです。
もも味のときに予告していたバナナ味です。

見た目は普通のポテトチップスと変わりませんが、香りからして違いがわかります。もも味は「もも?」でしたがバナナ味は「バナナ!」とはっきり感じることができました。ただ、酒の肴には難しいかもしれません。

2015年7月28日火曜日

扇子入れ 作製

普段、なるべくバッグは持ちたくないのですが
ダレスポーチなどでは扇子が入らないため
扇子入れを作製しました。

 型紙などは作製せず、思いつくままに作っていきます。赤い革のみで作ろうと思いましたがわずかに足りません。頭の中のデザインを変更しようか悩んでいましたが、こういうときには脳内にマリー・アントワネットが出てきます。
「足りなければ足せばいいのではなくて?」

緑の余り革もあったので追加決定です。

扇子の周囲を測り赤い革を裁断、上部を緑の革と接着し、黄色い線の部分を縫います。

 縫ったところを開いた状態です。通常でしたらヘリ返しなどの処理をしますが、そうしなかったのには理由(下記参照)があります。
 革を追加したのでどうしても縫い目が発生してしまいます。

B:入れるときに引っ掛からないが糸が擦れる
C:入れるときに革に引っ掛けやすく糸も擦れる

他色々なパターンがありましたが縫い目にも触れず革の凸凹がないAとなりました。
※棒状の茶色が扇子、黄色の線が糸です。

 革を準備しているときには何も思いませんでしたが、赤と緑・・・スイカ。
ということで赤革に滴型のポンチで種のように穴を開けます。開けすぎると強度が無くなるので適度に。筒状になるように貼り合わせて菱目打ちで縫い穴を開けます。緑革の部分は特に形を決めず、フリーハンドで切ります。

周囲を赤と緑のビニモで縫ってコバを処理します。緑革にハトメを打ち込み、小判カンで金具を取り付けて完成です。
カタログ写真のようにしてみました。鳥が羽ばたいているかのよう・・・相変わらず写真センスゼロです。

この金具はジーンズなどのベルトループに引っ掛けるようになっていますが革でベルトループを作って直接ベルトに引っ掛けるように作ることもできます。



2015年7月27日月曜日

札ばさみ 完成  バイクでベリーショートツーリング to 牛島14

札ばさみの続きです。

カードポケット部分の角は菊寄せを行います。ヘリは内側へ折り込んでいます。
 カードポケットはヌメ革のみですが右部分はワニ型押しの裏にヌメ革を貼っています。カーブはカードと同じく菊寄せをしています。
 本体と表革(ワニ型押し)を接着したら上記2パーツを本体に仮止めします。ヘリを折り返して圧着します。端過ぎない位置で縫い穴を開けます。カード部分などで段差が発生するので斜めにならないよう慎重に打ちます。
 金具を差し込む部分を縫って金具を差し込み、周囲を確認して完成です。下まで縫わず(1cm開け)にしたところ金具が外に出なかったので、これは成功です。

9×11cm
 中心の金具に札を挟んで使用します。カードポケットは2枚ですが常に持ち歩く用ではないのでOKです。ただ、ポケットのベース部分と金具の隙間が少ししかないので扱い難くなっています。この点は失敗でした。
カードの大きさは決まっているので隙間を広くするしかありませんが、隙間を広くすると折り畳んだときに長くなってしまいます。横向きにすると幅広になってポケットに入れ難くなってしまいます。

う~ん、悩みます。


 定番の牛島です。特厚を注文、待ち時間が30分あるのでキョロキョロしていると見たことがない機械が!かき氷導入か?と思いましたが、一番搾りのフローズンでした。泡だけでももらいたかったですがバイクなのでここは我慢です。

コロナ瓶でのかき氷シロップが懐かしいです。


今日は息するだけで鼻奥が暑さを感じるくらいの猛暑でした。そんなときに限って抜かせない道路で常に法定速度-10~20km/hの高齢車の後ろに付いてしまいます。いきなりブレーキを踏んだりウィンカーを点けずに曲がったりと予測できない運転の連続で近くに寄れず、バイクの水温は上がってファンが回りっぱなしでした・・・。





2015年7月24日金曜日

札ばさみ 作製開始

以前購入していた札ばさみの金具を使います。

 金具はこのような形です。直線部分は円柱のバネになっており、波型の金具との間に札を挟みます。意外に挟む力が強く感じるのですが札の出し入れがスマートにうまくいくのでしょうか。
 初金具ですので計算がいまいちつかめません。何度か試行錯誤して型紙作製、革を裁断します。作っているうちにどこかが変わると思います。
はみ出ているのがヘリ返す部分です。同じ長さに裁断してコバ処理もできますが、菊寄せなどの練習も兼ねてヘリ返すように工程を組みます。

小銭入れの追加も考えましたが自分用(練習用)なので、とりあえず札ばさみの金具を把握するためにシンプルにしました。

さぁて漉きの時間です。

2015年7月23日木曜日

ダレスヒップバッグ 考察

最近作製したダレスタイプのヒップバッグについて
考察します。

 大きさは縦横で3cmずつ違います。開閉は赤が差し込み金具、緑がドイツホックです。片手で使用するときに外し難いことはありませんでした。ただ、差し込み金具の方がベルトもあり長いので開いたときに邪魔です。ですが、慣れればドイツホックと大差はありません。
 ベルトループです。

赤:差し込み金具
1mmと2mmの革を貼り合わせているので頑丈。外すときに慣れが必要。

緑:特殊な差し込み金具
1mm同士を貼り合わせているので薄くねじれやすい。金具の隙間が薄いため厚みのある革を通すことができない。

バイク乗車を考えると赤に使った方法(金具)がよさそうです。

開いた状態です。口金とマチの大きさによって開く幅は変えられます。赤は11cm程ですが取り出したりするにはこの幅で問題ありません。
マチです。閉じた時の赤と緑のマチ幅は変わりません。口金をマチに縫い付けるかどうかで閉じた時のマチの処理が変わってきます。

大きさも関係してきますが赤は風や段差などでバタバタすることなく体に密着していました。バイクには赤、街歩きには緑ですね。ただ、どちらも車に乗るときにはシートベルトが邪魔になるのでバイクメインが多くなりそうです。

2015年7月22日水曜日

レザーベスト アイデア 生地選択

過去にべストを作製したことはありますが
工程を省きすぎて素人レベルになってしまいました。

やり直しの意味も含めて作製しようと思います。

 デザインはネットや本でよく見かける形と変わりません。ベストは他と違いを出そうにも難しく、出るとしたら素材や細部ぐらいでしょうか。

袖口など周囲を革レースで編み込みもできますが何m必要なんだ?ということで編み込みは却下です。
あとは裏地ですが黒ベースかカラフルにするかで悩みます。ジャケットなどのように人前で脱いだり来たりするものではないので自分の好きな柄にしてしまえばいいのですが、カラフルすぎると飽きてしまった時が心配です。まだ出番は先なので楽しく悩んでおきます。

ただ、前をホックにするかファスナーにするかは早く決めないと型紙が作れません。

2015年7月21日火曜日

ヒーティングツール(電熱ペン)使用によるキーホルダー作製

電熱ペンで革に名前を書きます。

 電熱ペンが苦手なままではダメだと思い何度も練習します。ですが、革のちょっとした凹凸でペンが止まってしまい一部が黒くなってしまうことが多々あります。ペン先の種類によってかなり雰囲気が違ってくるので繰り返し練習するしかありませんね。
一番うまくいったものでキーホルダーを作製しました。作りは前に赤い革で作ったのと一緒です。かなり前に同じように作ったキーホルダーよりも若干上達した・・・と思います。

次回は名前だけではなく絵などにも挑戦します。

2015年7月20日月曜日

ベルトポーチ 口金縫い合わせ 完成

口金はポンネジで軽く開くよう調整してあります。

 本体外側に引っ張るためのベロを付けます。一緒に縫い合わせるため仮止めにしておきます。
 最初と終わりを目立たない位置に決めたら縫い始めます。途中、差し込み金具用のベルトなどを挟み、端を二重に縫っています。
 縫い終わったらマチの形を整えつつ閉じていきます。クセを付けておけば開閉しても元の形に閉じることができます。
 ベルトにバックルのピン位置を決めたら穴を開けます。穴の位置は固定されるので1ヶ所で十分ですが、見た目も考え計3ヶ所開けました。

ベルトをバックルに通して完成です。あとはベルトに付けた時、バイク乗車時に開閉しやすいかどうかですね。

14×11.5×4.5cm
裏面はシンプルです。バッグ自体が大きければ隠しポケットなどを付けてもよさそうです。
開いた状態です。デジカメ、名刺入れ、携帯などを入れれば一杯の容量です。内ポケットはありません。最新のスマホは大きくて入らなそうです。

そろそろ大きなダレスバッグ作製に取り掛かりましょうか。ポンネジ以外に口金を留める金具も欲しいですね。


梅雨明けし本格的に夏本番です。毎年「こんな暑かったっけ?」と思います。入道雲が見えるとワクワクします。

2015年7月17日金曜日

ベルトポーチ 本体、マチ縫い合わせ  ラーメンゆうきや(茨城県龍ヶ崎市)で赤みそ

本体への縫い漏れ、金具取り付け忘れが無いか確認します。

確認後、ピッグスエードを本体裏全面に貼り付けます。本体周囲3mm幅にはゴムノリを縫っていないのでスエード全体にゴムノリを塗っても簡単に切り剥がすことができます。
 マチと本体の縫い穴数は合わせてあります。直線部分は4mmですが、円部分の内外で縫い穴の幅を変えています。
 縫い合わせてコバ処理をします。あとは口金を縫い合わせるだけですが、昼過ぎからお客様と会うので一旦中断してお出かけです。
お会いした後にまだ昼の時間だったため、ほんの少し遠出して気になっていたラーメン屋へ行ってきました。

茨城県龍ヶ崎市の『ゆうきや』というラーメン屋です。国道6号からは少し離れていますが交通の流れはいいため時間かからずにたどり着けます。

画像は赤みそチャーシューです。チャーシューが少なく見えますが沈んでいるだけです。炒めたモヤシ、チャーシュー、メンマ、ノリが載っています。スープは濃い目の味で背油が浮いていますがしつこすぎる油ではありません。麺は中太でよくスープに絡んで美味しかったです。次は白みそに挑戦ですね。

2015年7月16日木曜日

ベルトポーチ 差し込み金具ハンダ付け 本体への縫い付け

本体へ裏革を貼る前に細かい処理をします。

 差し込み金具は爪部分が弱く、変な力が掛かると外れてしまうのでハンダで板へ固定します。板と爪を熱して溶かすように流し込みます。盛り上がった部分はヤスリで削り滑らかにします。
 本体に取り付けた差し込み金具は裏当ての革を貼り付けて傷が付かないようにします。革は周囲を漉いておき、厚みが出ないようにします。
ベルトループを本体に縫い付けます。開けておいた縫い穴に合わせて穴を開けて縫います。
開閉に使うベルトは裏同士で貼り合わせます。キーホルダーのように大きく裁断してから型紙に合わせて本裁断します。ベルト穴は最後に開けます。

2015年7月15日水曜日

ベルトポーチ ベルトループ作製

本体に差し掛かる前に付属部分を作製します。

 片方1(2mm厚)は型紙どおりに裁断、片方2(1mm厚)は少し大きめに裁断します。曲がる箇所の中心以外に接着剤を塗り貼り合わせます。
 貼り合わせるときは曲がる部分を考慮し、曲げながら貼ります。乾いたら片方1に合わせて裁断します。1mm厚を裁断するようにした理由として2mm厚に比べて刃が斜めになりにくいからです。

同じものをもう一つ作製します。
 周囲を4mm間隔で縫い穴を開けてダークグレイのビニモ5番で縫います。差し込み金具をセットし、カシメで留めます。この時点では金具の受け部分の周囲は縫いません。金具周囲は本体に合わせてから縫います。
ドイツホックを使っていた部分を差し込み金具に変えようと思います。本体裏に裏地などを貼った後に金具作製・取り付けを忘れていたことに気付くと泣きたくなります。

2015年7月14日火曜日

秋葉原模型屋探索  キーホルダー作製

今日は以前から約束していた秋葉原へ出かけました。
裏道にある模型屋探索など10年以上していませんでした。
大通りに面している模型屋やヨドバシなどの大型店は
ガンダムなどがメインで多く揃えられていますが、
裏道にある模型屋は一味違いました。
『戦車だけでこんな種類も!?』
『サイドカーのプラモが¥35,000!?』
『1950年代の雑誌が・・・』と驚きの連続です。
海外製や珍しいプラモは金額が万単位でした。
奥が深すぎます。

 帰りに上野のヤマシロヤによって一目ぼれで購入してしまいました。箱の大きさはトミカと同じサイズなので小さいです。首と肩だけが稼働します。亜鉛合金製なので改造は難しいですね。
 刻印を使ってキーホルダーを作りました。1mmの革に打刻し裏同士で革を貼り付けます。貼り付けを先にし裁断を後にすることで裁断工程が減らせます。縫い目間隔は3mmです。
 周囲を縫ってハトメを取り付け、コバ処理をして完成です。工程は単純なので初心者の方でも1時間かからずにできると思います。糸は5番のダークグレイです。
 角度を変えて打刻し、違うパターンを作りました。ハトメ位置も変えています。魚みたいですね。
ダレスを作る用に赤い革に合う糸の色を探していたので、キーホルダー作りは色探しも兼ねています。左が白、右がダークグレイです。ダークグレイの方が落ち着いた雰囲気でしょうか。あまり変わらないような気がしますが。

刻印の打ち方もわかってきたので、これから作品へ打つのが楽しくなります。



東京は暑すぎです。
上からの陽射しとアスファルトの照り返しで汗が止まりませんでした。
野口さん、服部さん、今日は案内して頂きありがとうございました。
次回は涼しいときに行きましょう(笑)。