2015年11月30日月曜日

ショルダーバッグ4 内生地縫い合わせ Dカン部作製

本体、内生地、ファスナーが揃ったので
縫い合わせます。

 ゴムノリで仮止めして2回に分けて縫います。始まりと終わりはDカン部に隠れるところにします。
 Dカン部は中に端革で芯を作って貼っています。漉いたヘリを折り込んで縫います。
 同じものを2つ作ります。芯と革が柔らかすぎるとDカンなどが偏ってしまうので丸カンでもよさそうです。オリジナルは丸カンでしたが切れ目が見えてしまうのが嫌でDカンを使用しました。
Dカン部と本体にカシメ用の穴を開けます。定規などを使って正確にマチの中心を出します。Dカン、カシメを準備して打ち付けます。Dカンを忘れて打ってしまうことがあるので要注意ですね。
ファスナースライダー、カシメ、Dカンなどの金具は全て色を統一(アンティークゴールド)しています。


あとはベルトなどの外部パーツですが長い縫いが待っています・・・。今日はこれから用事があるので早めに更新です。

2015年11月27日金曜日

ショルダーバッグ4 本体・マチ縫い合わせ ファスナー調整

外ポケットを縫い付けた本体とマチを縫い合わせます。

 本体とマチの間にパイピングを挟み、菱目打ち(4mm)で穴を開けます。ビニモ5番で縫います。裏側なので何色でもいいのですが、繋ぎ目から少しだけ見えてしまうので色を合わせます。
 パイピングの断面図です。玉縁芯は入れなくても構いませんが入れた方が綺麗に円になると思います。
ファスナーの端処理はバッグに合わせています。三つ折りにして革で包みます。この方法は初めてです。専用の金具なども売っていますし色々ありますね。

2015年11月26日木曜日

ショルダーバッグ4 外ポケット作製2

外ポケットの続きです。

 マチと本体を仮止めして細い生地を巻くように縫い合わせます。革に穴を開けてありますが生地には穴は開けていないので手探り状態で縫い穴を見つけて縫います。
 上画像の図解です。無理にヘリ処理をしなくても巻くように縫えば処理工程が少なく済みます。ただ、細長い部材が必要になってしまうので一長一短ですね。
 本体に外ポケットを仮止めします。菱目打ちは3mmです。
生地に付けておいたマグネットの位置を測り、もう片方のマグネットを取り付けます。やはりファスナーの滑りが硬いです。革や生地への負担も大きくなってしまうので3号や金属務歯に変えた方がよかったのではと思ってしまいます。

2015年11月25日水曜日

ショルダーバッグ4 外ポケット作製

仕組みがわかりにくい外ポケットです。

 薄い生地なのでマグネットの生地裏には芯と革を貼ります。折り曲げた金具の上にも芯をはり補強します。
 ファスナーはコイル5号です。上がバッグに付いているファスナーですがかなり軽くスライダーが動かせます。下が準備したファスナーですがロック式ではないのに動きはかなり重いです。

YKKの方が重くて、無名の方が軽い理由は何でしょう?見た目は変わりません。気になりますねぇ。
 ファスナーを中心に外革と内生地を縫い付けます。革は焦げ茶、生地は黒のビニモ#8で縫っています。
生地への手縫いは力加減が難しいです。折り畳むように仮止めしてマチと合わさっている部分を縫います。

2015年11月24日火曜日

ショルダーバッグ4 内生地作製

裁断した生地を縫います。

 暗色用のチャコペンを使用します。ピンクや紫のように即消えることはありませんが、何度も上から書かないと見える線になりません。


直線縫いの後にたちめかがり押さえ縫いをします。スイッチ以外にもスピード調整も手なのでフットコントローラーが欲しいです。
本体にマチを縫い付けました。上部は折って仮止めしてあります。




2015年11月23日月曜日

ショルダーバッグ3 イニシャルスプレー ショルダーベルト調整 完成

本体はほぼ完成しています。

 マスキングテープで文字を切り取りバッグ本体に貼り付けます。周りは新聞紙などで覆います。ベースコートの上からワインレッドを吹き付けます。雨で湿気が心配でしたが影響ありませんでした。
 ショルダーベルトは市販のベルト(ポリエステル?)を使用しました。幅は3cmです。ナスカンでバッグとの接続、線コキで長さ調整を行います。
 スプレーを乾燥させてベルトを取り付けて完成です。『S』が目立ちすぎずいい味を出しています。

通販っぽくしてみました。かぶせるフタは無く、ファスナー開閉するだけのシンプルバッグです。
背面です。背面はマグネット開閉のポケットが1つあります。

33×25×7cm
牛革 焦げ茶
ポケット
 外:マグネットポケット×1
 内:オープンポケット×5
    ペットボトルホルダー×1

2015年11月20日金曜日

ショルダーバッグ3 ファスナー部縫い合わせ

本体とマチの縫いを仕上げます。

 内側へ折りやすいよう本体とマチの上部5cmを開いて圧着します。縫い穴は先に開けてあります。
 線に合わせて内袋を仮止めします。本体を折って内袋とファスナー部を合わせて縫います。
 Dカンを取り付けて完成!と思ったのですがイニシャルのSを付けるのを忘れていました。革をインレイしてSにするのではなく着色で仕上げるので多少気が楽です。
開けると中から猫が何匹も見上げてきます。Sマークを仕上げてショルダーベルトを取り付けて完成ですがまた後日。

Dカンはカシメで留めてあります。

2015年11月19日木曜日

ショルダーバッグ4 内生地裁断 ファスナーポケット作製 パイピング作製  ショルダーバッグ3 本体・マチ縫い合わせ

午前中には届いていないので
引き続きショルダーバッグ4です。

 生地はポリエステル100%です。いつもは折り幅を7mmから1cm取っていますが、今回は5mmでできるか試しています。5mmで作製可能となればそれだけ小さく裁断することができるためです。
 裏面はコイルファスナー(5号)でポケットを付けています。このような場所は3号などの細いものが多いですがオリジナルは5号でした。スライダーはオリジナルに合わせてロック式ではないものに変更しています。
 パイピングです。玉縁芯(2mm)を挟みながら圧着していきます。ショルダーバッグ3も同じ作業を行っていますが、革自体の厚みが違うため薄く漉いています。
 ショルダーバッグ3を進めます。本体・パイピング・マチの順で仮止めして菱目打ち(4mm)で穴を開けます。力がかかったり、縫い目が隠れてしまう箇所は3mmではなく4mmを使用します。縫い目間が切れにくくなるのと縫い数が減るためです。糸はビニモ5番です。
表に返すとパイピングが綺麗に出ました。平面縫いもいいですが、この形が出来上がっていく瞬間が好きです。


2015年11月18日水曜日

ショルダーバッグ4 革裁断 ヘリ漉き

営業所にも届いていないので
ショルダーバッグ4を進めます。

0.7mmに漉いてもらった牛革です。黒く見えるものは染めQ(コーヒーブラウン)で着色しました。
薄く柔らかいのでヘリ漉きはいつもより慎重に漉きました。少し引っ掛かっただけで革が伸びてしまいます。


明日には届くと思いますが午前指定したら午後着、午後指定したら午前着、指定日着荷間違いを5連続ほどやられたので不安です。


2015年11月17日火曜日

ショルダーバッグ3 ファスナー部作製 外ポケットマグネット取り付け  ショルダーバッグ4 型紙作製

ファスナーは金ベースのマルチカラーです。

本体への縫い付けは最後の方ですが先に作製しておきます。引き手は縫うのに邪魔なのと交換するので外してしまいます。
 外ポケットの開閉はマグネットを使用します。体に当たる方なので薄型マグネットで厚みを出さないようにしています。
 先週発注したショルダーバッグ3用の部材がまだ届かないので次のバッグ(ショルダーバッグ4)を進めます。お客様のバッグを採寸し型紙を作製します。全く同じだと工程が増えてしまう箇所は省いていきます。
下に敷いてあるのが本革、バッグが合皮です。今の合皮はすごいですね。シワがランダムに入っており、パッと見だと本革と区別が付き難いです。

2015年11月16日月曜日

ショルダーバッグ3 内生地作製  バイクでベリーショートツーリング to 牛島17

内側を作製します。

 お客様指定の生地を裁断します。実際にはファスナー部×2、ペットボトルホルダー×1の生地が追加されています。
 ミシンで一気に縫います。糸が解けやすいのでたちめかがり押さえ縫いも忘れずにします。チャコペンが相変わらず反抗期なのか消えるのが早いです。
 縫い終わった状態です。オープンポケット×5、ペットボトルホルダー×1あります。ホルダーは防水ではありません。
牛島のAランチ(メンチカツとエビフライセット)です。片っ端から注文しようと思っていたらAランチの内容が変わっていたのでAから抜け出せません。

メンチカツは熱々の肉汁が溢れてきますが、かなり熱いので火傷に要注意です。エビは大きくて食べ応えありです。

600gのローストポークを食べて足りないときもあればメンチカツとエビフライで満足することもあります。人間の体って不思議です。

2015年11月13日金曜日

ショルダーバッグ3 革ヘリ漉き  レザージャケットの受け渡し

裁断した革のヘリを漉きます。

 パイピング用のパーツを忘れていたので細長く裁断して追加します。ファスナーエンドも必要ですがイメージが固まってから作製します。
端に向かって0mmになるように漉きます。※0.5mmぐらいの箇所もあります。バッグはレザージャケットの漉き量に比べれば軽いもんです。


レザージャケットのお客様へ昼過ぎにお会いしました。着て頂き問題ありませんでしたので正式に受け渡しをして受注完了しました。

サイズ調整や仕組みなどは財布やバッグと同じように何着も作っていくしかありませんね。
シングルは作ったので自分用にダブルやキャスケードタイプでも作ろうと思います。

2015年11月12日木曜日

ショルダーバッグ3 型紙作製 革裁断  ローソンからあげクン 塩こんぶ味

ジャケットが終わったのでショルダーバッグに
取り掛かります。

 イメージはもう出来上がっているので型紙の進みは早いです。マチは1枚だと長すぎるので真ん中で2つに分けています。
 革を裁断します。黒く見えますが焦げ茶です。パーツ数は少ないですが長さがあります。当然漉きも長くなります。
お客様と会った帰りに新作が出ていないかフラフラ~ッとローソンへ。塩こんぶ味が発売されていました。11/10発売開始ということでいいタイミングです。先に色々とわかるのはつまらないのでネットで下調べは一切しません。

香りは普通のからあげクンと変わらないですが噛んでいくと塩こんぶの味と香りが広がります。今までの味と比べて「おっ、塩こんぶだ!」とはっきりわかりました。ご飯に合うと思いますし酒も進みそうです。

2015年11月11日水曜日

レザージャケット 裾縫い合わせ 完成  始皇帝と大兵馬俑展  秋葉原ステーキ店タケル ローストポークT

縫い残っている裾を仕上げます。

この箇所も長いので数回に分けて縫っています。他縫い残しが無いか確認します。
 ファスナーの引き手に引っ張りやすいよう革を付けました。このやり方は簡単で見栄えもいいのでオススメです。
 完成しました。何とか半裁の範囲で済みました。少し時間が掛かりすぎですね。クオリティを落とさず工程を減らしていくことが課題ですね。
 裏地は滑りの良い生地を使用しています。サラサラしていて脱ぎ着が楽ですが、鍵などで引っ掛けてしまうと表面が荒れてしまうので要注意です。
 背中はシンプルです。最初は硬く感じるかもしれませんが着続けて頂くことでお客様のものになると思います。

また自分用にライダースジャケットを作ってみたくなりました。半裁2枚必要なのがネックです・・・。
 水曜はお客様を紹介して頂いた方がお休みのためジャケットを持っていくことができません。次の次の注文の材料買い出しへ浅草橋へと出かけました。せっかく東京に出たので上野で降りて『始皇帝と大兵馬俑展』へ行ってきました。まず古代中国の歴史展示や装飾品から始まり、フロアが変わって始皇帝の説明や数種類の兵馬俑、発掘物が展示されています。弥生時代にこんな大軍が攻めてきたらと思うと怖いですね。

平日なら空いているかもと思っていたのですが、人が多すぎて展示物の前から動かなくて思ったように観ることができませんでした。値段UPでもいいので入場制限して閉館後にゆっくりなどのプランが欲しいです。

博物館の後、浅草橋へ行って革を購入し漉きを依頼しました。「この革ならこれが作れそう」「これがいいかも」とどんどんイメージが湧いてきます。

店を出るとちょうどお昼時だったので、どの飲食店も混雑。時間をずらすため秋葉原へ。模型店などを回ってふと「肉が食べたい」と思い、以前行ったステーキ店へ。メニューを見て600gの文字を発見。これだ!とローストポークT(トリプル)を注文、運ばれてきた皿は大迫力です。数分後には全部食べてしまいましたが。