2014年11月28日金曜日

ダレス ヒップバッグ 考察

以前作製したダレス ヒップバッグを考察しました。

 ZX-12Rのようにタンデムシートが別になっているとバッグが載ってしまい、違和感があります。走りには影響ありません。
 また、本屋やレンタル店のように狭い場所ですとぶつかってしまいます。しかも街乗り程度だと入れる物が無いので大きさが意味をなしていません。

 それと歩くとドナルドダックの尻のようにピョコピョコします。
 以前のバッグは幅24cmで作製したので、今回は20cmで設計しようと思います。マチは16cmですがヒップバッグにはありすぎるので11.5~12cmほどにします。
 ↖画像から←画像という感じです。

 改善点もわかっているので、あとはデザインですね。タンニン鞣しのように固い革でもいいですが、グローブレザーやエルクなどの柔らかい革でも面白そうです。

ヒーティングツールも練習中です。

2014年11月27日木曜日

レザージャケット試着 +システム手帳 デザインアイデア

レザージャケットを着て走行してきました。

今日は10時半で10度くらいでしたが、革のおかげで
冷たい風はシャットアウトできました。
ただ、革は保温性が無いので中が薄着だと長時間はきついです。
昼間は暖かったので快適でした。

襟周りも空いていたので若干ですが風が入りました。
あと2cm高さが欲しかったですね。
今あるスタンドカラーをもとに襟を追加しようか考えます・・・。
街乗りでは何の問題もありません。

高速では肘回りがばたつきましたが肩は問題無く、
疲労感はありません。
手首や袖丈は体を計測して作っただけあってバッチリでした。


別件ですが、何かに使えると思って購入していたリザード(トカゲ革)があるので手帳を作ろうと思います。

カオスのようになっている部屋でいつも使用していたシステム手帳が行方不明になってしまったので・・・。


2014年11月26日水曜日

ヒーティングツール(電熱ペン)の実験

前から名前のデザインを頼まれていましたが、
どのようにやるか悩んでいました。

スェーベルナイフでカービングなどもありますが、
人様の前に出せるまでは腕がありません。
で、ヒーティングツール(電熱ペン)を使用することにしました。

 ヒーティング4WAYツールです。ジョイフル本田で購入しましたが、通販よりも安かったです。
コンセントに差し、スイッチをONにして温めます。

ラジオを手作りしていた頃の半田ゴテの匂いが徐々にしてきたら準備OKです。


先端のアタッチメントを変えて色々と遊んでみました。 アタッチメント変更はかなり高温になるので冷えてから行ってください。大丈夫と思って握ると声にならない叫びが・・・。

滑らせるように書くと綺麗にいきますが、少しでも迷いがあるとその部分が焦げてしまいます。ゆっくり書くと真っ黒になりますが、焦げている状態なので表面がパリパリになります。折り曲げるとヒビ割れ状態になってしまうので、場所によっての使い分けが必要ですね。
ここで要注意です。
表面が真っ黒になるまで使うと、裏にまで影響(赤丸)が出ます。使用した端革は1.5mmぐらいです。革の下はゴムやビニールなどは敷かない方がいいです。

また、温度調整ができないので手加減のみで濃淡を調整です。あとは前に述べたようにアタッチメント交換が冷めてからなので時間がかかります。



何でもそうですが、練習あるのみですね。

※電熱カッターが付いているので、ビームサーベルやヒートサーベルのダメージ、ラフレシアに切られたビギナ・ギナなどの再現が簡単にできます。

2014年11月25日火曜日

レザージャケット 完成

細部の調整、確認して完成です。

 色合いは写真によって違いますが、濃いワインレッドという感じですね。内生地作成時に感じたとおり体にピッタリした感じでジャケットの中はシャツ1枚来たら終わりです。

 腕は自由度があり、前後左右動かしてもストレスはありません。白の輪がいいアクセントになったと思います。サーキット用ではないので前傾姿勢で固定はされません。
 胸ポケットのファスナー引き手はボールチェーンにしました。少し細すぎる気がしますが頻繁に使うことはないので良しとします。
 身頃のファスナーと袖のファスナーの飾りは統一しました。襟は前に紹介したとおり、スタンドカラーです。

 襟周囲に余裕がありすぎるので今後の設計課題の一つです。

 引き手はこのような飾りです。海老結びなど様々なロープワークを施すのもいいですが、シルバー製の鈴や羽をぶらさげても面白いですね。











 さて、試着がてら着こんでバイクでGo!と思っていたら今日は1日雨です。
明日も雨予報です。
晴れたら恒例のベリーショートツーリングですね。
冬用グローブも買いに行かないと。

2014年11月24日月曜日

レザージャケット 袖ファスナー 襟縫い付け

身頃へのファスナー縫い付け、裾の処理が終わったので
細かい箇所を進めます。

 袖へのファスナーは革と内生地の間に挟むように縫いました。菱目打ちを生地に使うと切れてしまう可能性があるため、革に穴を開けてから生地を合わせて針で糸を通していきました。








襟は裏表で革を準備、本体の革と内生地を挟むように縫いました。
自分の首より5cmほど長くしたつもりでしたが
縫い進めていると長さがピッタリでした。
バイクのツナギの襟のようなスタンドカラーに変身です。

あとはファスナーの引き手に革を付けて
縫い忘れなどがないか確認して完成です。

2014年11月21日金曜日

レザージャケット ファスナー縫い付け 裾縫い合わせ

裏生地と革本体をファスナーを起点に縫い合わせます。

 ファスナーは5番のエクセラオープンを使用しました。スライダーの動きを考えると、あと1~2mmほど革と務歯を離した方がよかったですね。常に全体が革に覆われているファスナーはスライダー開閉時に革が痛まないのでしょうか。不思議です。実験も含めて次回作製時にやってみようと思います。
 裾部分です。裏生地を巻き込むように裏返して圧着、菱目打ち(4mm)で穴を開けて縫います。身頃の縫い合わせ付近は菱目打ちで糸を切ってしまう可能性があったため、左右前身頃と後ろ身頃を分けて縫っています。

2014年11月20日木曜日

レザージャケット 内ポケット作製

悩んだ内ポケットですが作成します。

生地を切って身頃の内側に作ろうと思ったのですが
簡単な方法にしました。

 耐久性を上げるため、上部に革を貼ります。麻糸(紫陽花柄)で縫っています。
 左前身頃の内側に縫い付けました。生地部分はミシン、革は手縫いです。菱目打ちを生地に使ってしまうと生地を切ってしまうため、なるべくミシンを使うようにしています。生地ギリギリを菱目打ちなどで穴を開けると裂ける可能性があるので、なるべく避けるよう縫い目を考えます。

よ~く見てみると内ポケットが上下逆の模様ですね・・・。
 今回、シンプルにしたのはポケットが左画像のようになってしまうためでした。10年以上前から使用しているジャケットですが革部分の内ポケット(縦)は問題ありません。ですが生地部分の内ポケット(横)は端から破れています。
内ポケットなどの処理が終わったので、本体革の裏に縫い付ける革と本体を縫います。

2014年11月19日水曜日

レザージャケット 腕作製 本体縫い合わせ

身頃の縫い合わせが終わったので
腕の作製に入ります。

 白い輪は以前作製した装飾です。持っている革ジャンが左に白い輪が2本付いていたので今回は右にしました。
 まず接着剤で腕と本体を合わせます。合わせる形が違うので徐々に合わせ圧着します。身頃と同じように内縫いした後に折り返して縫います。糸は0番です。
 左右縫い合わせ完了です。
腹部のポケットは付けていません。自分の行動を考えても普段使わないですし、入れるとしてもビスケットぐらいです。

2014年11月18日火曜日

レザージャケット 革 身頃縫い合わせ

内生地の処理が終わったので革本体に取り掛かります。

 ヘリ漉き、折り返しなどの処理をした各パーツ(内側用)を縫い合わせます。
 後ろ身頃と前身頃を内縫いで縫い合わせます。裾は後で処理をします。
 身頃の縫い部分です。補強のため、内縫いしたあと折り返して縫います。

2014年11月17日月曜日

レザージャケット 内生地袖付け

内生地に取り掛かります。

 腕部のヘリを合わせてマチ針で留めます。袖口のファスナーも事前処理をしています。
 ミシンで縫います。
 数秒で一気に縫い上げる職人をテレビで観ますが、凄い技術ですね。こっちはガイドから外れないようにするので精一杯です。
 身頃と腕部を縫い合わせます。裏表を間違えないよう何度も確かめて調整しマチ針で留めます。
 両袖を縫い、このようになりました。試着してみましたが若干キャッツ・アイになりかけです。

2014年11月14日金曜日

レザージャケット 袖口ファスナー取り付け

袖口へファスナーを取り付けます。

袖の縫い目に合わせるか、新たに切れ目を入れるかで
悩みましたが切れ目の方で進めます。

 ヘリを漉きます。基本、胸部ポケットのファスナーと作り方は一緒です。左右揃えます。
 ファスナーは2本用意します。動いたりすると勝手に開いてしまうのでスライダーはロック式を使用。ロック式スライダーを務歯にセットするときは引っ張らないと進まないので注意してください。

 内生地の袖と合わせて縫い合わせるので本縫いはまだしません。

2014年11月13日木曜日

レザージャケット 胸ポケット作製

胸ポケットの作製です。

 左前身頃の裏のポケット部を漉きます。ヘリにゴムノリを塗り乾かして折り返します。
 ファスナーを裁断、務歯を外してスライダー、上下止めの金具をはめます。このスライダーにロック機能はありません。

このような感じになりました。ポケット本体は裏地で使用した生地を使用しました。ファスナー周りは菱目打ち(3mm)で穴を開け縫っています。

スライダーの引き手はこのままにするかボールチェーンにするか悩み中です。ボールチェーンはデザインもありますが、転倒の際に引き手が体へめりこまないというメリットがあります。



余談です。
体に合っていないジャケットを着て高速を○○○km/hで走った場合、
袖口をピッタリ締めても長袖が半袖になります。
肩から上腕部にかけて風に引っ張られて
疲労も溜まりやすくなります。
どのような走りをするかによって服を変えた方がいいですね。

2014年11月12日水曜日

レザージャケット 袖部装飾

切り出した装飾部(白革)のヘリを折り返して
縫う準備をします。

 厚みは0.4mmと薄いので今回はヘリを漉きません。薄すぎると引っ掛けた時など何かあった時に強度が足りなくなってしまいます。
 ネジ捻でガイドを引いて菱目打ち(4mm)で穴を開けます。
 色に合わせて白糸で縫おうと思ったのですが、赤革の裏の色が糸についてしまいピンクになってしまいました。見た目も悪いので赤糸に変更です。

2014年11月11日火曜日

レザージャケット 装飾 +資材買い出し

資材買い出しで都内へ。
いつも浅草などに向かいますが電車賃などを考えると
新宿の方が遠いのに安い。
で、新宿へ向かいました。

ご存知の方も多いと思いますが
服飾関係で有名なオカダヤに行きました。
新宿駅のダンジョンを抜けて東口へ向かいます。
何回か行っているので迷子の達人でもたどり着きました。
服飾館と生地館があり、じっくり見て回ると
1日過ぎてしまいそうです。

狙いはファスナーのスライダー。
種類が多く単品のみで買うことができて助かりました。

そのついでに東急ハンズへ。
ユザワヤ、紀伊國屋書店など第2の散歩コースです。

欲しかった革がハンズで売っていたので購入。
ジャケットの袖の装飾にします。
無くてもいいのですが、バイク乗車時にドライバーからの視認UPも含めています。反射はしません。










相変わらず電車で乗り物酔いしてしまいます。
生あくびが止まらず壁にもたれながら涙ポロポロ流していました。
知らない人が見たら驚きますね。

『おばちゃん+香水』という一撃が無くて助かりました。
私にとってはモルボルです。

2014年11月10日月曜日

動物型キーホルダー 作製

前回アップしたオレンジ革の続きです。

 答えはライオンでした。少しポンデライオンですね。お腹空きました。

 茶革でタテガミをイメージしています。目と鼻はスポッツで再現、カン(金具)も金色で統一しています。

 周囲を菱目打ち(3mm)で縫い穴を開けています。円形なので2本目を使用。
 中に綿を詰めています。円柱に切り出して角を落としています。厚みは3~4cmありますが圧縮されるので問題ありません。周囲を5番ビニモで縫います。
 完成です。薄い革を使用し、綿が入っているので触り心地は柔らかくプニプニです。

 様々な色や形で作製可能です。
 ジャケットの続きです。ゴムノリ塗って折り返してローラーで圧着します。襟や裾、袖口など同様の処理をします。
 内生地の後ろ身頃と前身頃を縫い合わせます。

2014年11月7日金曜日

レザージャケット ヘリ漉き2

小さいパーツの漉きは終わったので
本体などの大きいパーツの漉きに移ります。

刃を入れるときにパーツが動いたりしにくいので
小さいパーツよりは漉きやすいです。

 なんとか全パーツの漉きが完了です。柔らかい革なので切れ味が悪くなると引っ掛かって違う箇所の穴が開いてしまうので漉きながら様子を見ます。支えていた指が痛いです。

 革の色が右の掌に移ってしまいました。赤いので爆熱ゴッドフィンガーができます。
「俺のこの手が真っ赤に燃える 勝利をつかめと轟き叫ぶ!」
 でも好きなのは宇宙世紀です。



 依頼があったのでキーホルダーを作製します。オレンジ色の革を直径4cmで切り出します。染色は難しいのでスーパーコバで色を載せます。どのようになるかはお楽しみです。

2014年11月6日木曜日

レザージャケット ヘリ漉き +似顔絵

本断ちした革をヘリ漉きします。
場所によって端が0mmになるよう斜めに漉いたり
幅を変えます。


 細かいパーツを漉いていて気力が無くなります。さぁてバイクで・・・と思っていたら雨です。

 あとは腕×2、前身頃左右、後ろ身頃が控えています。終わりが見えません。

 革漉き機購入を本気で考えます。

余談です。

 今日、姪が遊びに来て似顔絵を描いてくれました。嬉しいですねぇ。上の●×2が目、真ん中の○が鼻、下が口です。2歳でここまで掛けるとは!将来は芸術家!?でもでんぐり返しばかりしてるから体操選手、お立ち台でコンサートもやるし、お花も大好きです。夢が広がります。

『紅の豚』を刷り込ませようとしたら失敗しました・・・。

2014年11月5日水曜日

レザージャケット 革本断ち 内生地裁断

荒断ちした革を本断ちします。

問題無いか頭の中で組み立てつつ、
折り返し幅など確認して裁断します。

 襟や身頃裏なども裁断します。まだ袖のファスナーをどう取り付けるか、ポケットを付けるかなど決まっていないのでパーツは増えます。

 普段ポケットは使わないので付けるのに迷いますが、デザインを考えると付けた方がいい気がします。
 内生地です。革とは若干サイズが違います。黒と白のストライプに見えますが紫、紺、白のストライプで少し江戸時代っぽい感じです。着物着用時の巾着に合いそうです。








革と生地の裁断が完了したのでポケットなどの詳細を決めつつヘリ漉きをします。
漉きが続くと現実逃避が多くなります。

2014年11月4日火曜日

レザージャケット 型紙作製 裁断

型紙を再計算して調整、革に合わせて裁断します。

いきなり型紙に合わせて裁断ではなく、
型紙+数cm余計に荒断ちします。

 半裁1枚では腕と前身頃左右しか取れず、半裁2枚使用しました。危うく後ろ半分裸になるところでした。

 腕を2分割にしたり脇下などを分けたりはしていません。

 型紙を無理やり詰め込めば普通の体型なら1枚で足りるかもしれませんが、傷や穴を避けて良いところを選ぶと2枚は必要かもしれません。傷を味とみるならいいと思います。

 ギア抜けなども味と言えば味です。
『Kawasakiか・・・』