2016年9月30日金曜日

カメラケース バイアステープ縫い 完成  ルプランジュ

ひたすら縫います。

 ポーチより小さいので少し気分が楽です。バイアステープは灰色で内生地と色を合わせています。
 両面のヘリのバイアス処理が終わったらひっくり返します。傷やシワが付きやすいので素早く行い、形を整えます。

革:サドルレザー 焦げ茶
コイルファスナー5号
14×10×4cm
 厳密にはベルトループにカラビナを付けて完成です。どこかにあったよなぁで探しきれていないので買いに行って取り付けます。
マチに低反発シートを貼っているので少しのショックなら吸収できます。内縫いで作るとタンニン鞣しの革でも柔らかな印象を感じます。ダイヤモンドステッチの影響もあります。いろだけでなく、形でも変わるので面白いです。


バイクでフラッとお出かけしてきました。交通安全週間ということで安全運転です。利根町のルプランジュに行ってエクレアを購入、美味いですね。家に着くと箱の中が大惨事になるのでケーキは買えませんでした。

コーヒーや紅茶も注文できるので外のベンチで
優雅に食べるのもよさそうです。
今度晴れたらやってみます。
雑談をしているとデザート型のアクセサリーなど
色々なアドバイスを頂きました。
栗ポーチのお客様もそうですが、
ちょっとした話からアイデアが膨らみます。
大変助かります。

2016年9月29日木曜日

ポーチ3 バイアステープ縫い 完成

バイアステープを縫います。

 ビニモ30番を使って手で縫います。ミシンだとパイピングに使った玉縁芯が厚すぎて縫えないためです。
 やっと両面のバイアステープ縫いが完了しました。時間掛かりすぎなので他方法も考えた方がいいですね。
 表裏ひっくり返して引き手に飾りを付けて完成です。ダイヤモンドステッチ内の綿がいい感じに膨らんでいます。

革:ミンクル(0.8mm) 白 ピンク
コイルファスナー5号
12×17×5cm
内ポケット×1
ファスナーはピンクを発注したのですが、ピンクというよりサーモンピンクですね。革もそうですがネットよりも実物を見て買った方がいいことを痛感です。

もう1件、バイアステープ縫いが待っています。気分転換にフラッと出かけるかもしれません。

2016年9月28日水曜日

カメラケース ポーチ3 パイピング部分作製 本体・マチ縫い合わせ

玉縁芯を包んだ革をマチに接着します。

 パイピングに菱目打ちで印を付け、菱切りで穴を貫通させます。タンニン鞣しの革は傷が付きやすいので道具の取り扱いは要注意です。
 菱切りで穴を開けながら針を通していきます。大きくはないので1回で縫います。
作っているときの革の感じはタンニン鞣しはカッチリ、クロム鞣しはフワッとした感じです。糸を締める力も変えないといけませんね。

対照的な革で同じ形を作っているので出来上がったときに印象がどうなるか楽しみです。

2016年9月27日火曜日

カメラケース ポーチ3 マチ部分作製 ダイヤモンドステッチ

漉いたパーツを組み立てます。

 コイルファスナーを革と生地の間に挟み、ミシンで縫います。糸はビニモ30番の白を使っています。
 下マチに芯を貼っておきます。ファスナーを縫った上マチと下マチを縫い合わせて輪にします。生地と革が剥がれないよう両端を縫っておきます。
 本体前面、背面部分にダイヤモンドステッチをします。中心から縫い始めると中の綿が偏らなくなります。
サドルレザーの方も白い糸にしました。ステッチ幅は商品自体の大きさに比例して変えています。

2016年9月26日月曜日

カメラケース ポーチ3 革裁断 ヘリ漉き

早く革が届いたのでお客様注文分を
優先して作製します。

 ポーチはベースが白、パイピングはピンクです。発注した革がギリギリのサイズだったのでミスしないよう慎重に切ります。
 ポーチより若干小さいので多少余裕がありますが、ミスできないサイズなのでこちらも慎重に作業します。構造は一緒ですが革の種類、サイズが違います。
 漉きの距離は短いのですがパーツ数が細かいので漉き数が多いです。場所によって漉き幅、厚みを変えています。
サドルレザーも同じように周囲を漉きます。すぐ刃がダメになるので、カラーヌメ革の漉き難さを思い出します。

パイピング部分の両端も漉いておき、接着して延長します。


2016年9月23日金曜日

ラウンドファスナーウォレット3 作製開始 型紙作製 革裁断

いつも使っている財布はウォレットロープが付いているので
ウエストポーチを付けると邪魔になります。
また、バイクメインだけでなく買い出しにも使用しているので
レシートや小銭、カードなども溜まり3cmぐらいの厚みになっています。
バッグメインだけでなく、スーツなどビジネスにも使えるよう
薄い財布を作ります。

 何個か作っていますが不安材料を取り除くため、デザイン画を起こしてから型紙を作製します。ただ、実際に型紙を作製してからわかることもあるので日々勉強です。

定期的に財布などを作ることで様々な注文が来た時に対応できるようにしています。今使っている財布は使用不可の状態ではないので今後もバイクメインで使用します。

自分用に作った財布の革が余っているので、その革をそのまま使います。カードポケットやマチは0.5mm、それ以外の部分は0.8mmです。


財布の色について『赤は赤字になる』とか『青・水色は水に流れる』は有名ですね。他、黒や茶、白が良くて黄や金などはダメというサイトもありました。サイトによってこの色が良い悪いというのが違います。

結局は持つ人の心がけ次第のような気がします。

2016年9月22日木曜日

カメラケース ポーチ3 アイデア 型紙作製

プレゼント用にと2つの注文を頂きました。

 1つはヌメ革で作るカメラケースです。保護用にクッション材を入れたいのでダイヤモンドステッチにした方がよさそうですね。
 デザイン画を元に型紙を起こします。作りはウエストポーチなどと一緒です。
 もう一つはポーチです。何を入れるか不明なので様々な用途に使えるようにカメラケースよりも若干大きめにします。
 こちらも作りは一緒ですが柔らかい革に種類を変えようと思います。雨続きということで久々に革や資材をポチッとな、しました。届くまでは自分用の何かを作ろうと思います。
以前スイカのポーチを作ったのですが、購入されたお客様から『秋なので栗のポーチを作れますか?』と連絡がありました。作ったことはありませんが、『作れない』とは言いたくありません。少し時間を頂いて作製する予定です。

マロンのスペルって何だろうと調べていて知りました。マロンってフランス語なんですね。英語だとchestnutです。

2016年9月21日水曜日

ウエストポーチ2 バイアステープ縫い2 完成

反対側のバイアステープを縫います。

 1周縫ってやっと終わりが見えてきました。端からひっくり返しますが『悪魔のように細心に 天使のように大胆に』を心がけます。
 ひっくり返すのが完了したらパイピング部分などを入念に形作ります。ベルトに金具を取り付けますが、今回は金属バックルにしてみました。コキも合わせて黒の金属です。カチャンとはまる感触が心地いいです。
 いつものように打刻を忘れていました・・・。マスキングテープでロゴを切り抜いて染めQをスプレーします。少し滲んでしまいましたが、これも味として完成です。
革:クローム革 赤
生地:シャンタン 黒
22×33×8cm
外ポケット ファスナー×1(仕切り有)
内ポケット ファスナー×1
        オープン×4

大きさを比較してみました。縦横で+5cmですがかなり大きく感じます。普段使いには不向きですが、買い物や1泊以上のツーリングに使えますね。


2016年9月20日火曜日

ウエストポーチ2 バイアステープ縫い  雪印コーヒー パンプキンプリン風味

ヘリを包むようバイアステープを縫います。

 本体とマチを縫い合わせた縫い穴に丸切りを入れて穴を広げます。針を通すバイアステープの端からの位置は勘です。
 穴に丸切りを通してバイアステープに針を通してブラインドで穴を探して2本目の針を通す、という作業を全部の穴にするので時間が掛かります。糸は30番のビニモなので多少強く締めても糸が切れる事はありません。が、皮膚は切れます…。

まだ半面残っています。現実逃避したくなりますが雨。
気分を変えてお土産にもらった500mlパックのコーヒーでも。このサイズのパックってつい買ってしまいますね。

雪印コーヒーのパンプキンプリン風味です。色と匂いは普通のコーヒーと変わらない感じですが味はどうでしょうか。

一口飲んで…甘い!MAXコーヒー、いやそれ以上に甘い!口に含むと凄い広がった甘味の遠くにコーヒーの香りがして、さらに遠くに甘いカボチャの風味がします。MAXコーヒー好きですがこいつは強敵です。

2016年9月19日月曜日

ウエストポーチ2 縫い穴開け 本体・マチ縫い合わせ

メインファスナーを縫い付けたマチと下部マチを
輪になるように縫います。

 縫い合わせたマチにパイピング部分を接着します。菱目打ちで軽く位置付けしたら丸切りで貫通させます。

位置決めはステッチルレットでもいいですね。持っているルレットはなぜかインチサイズなので微妙に使いにくいです。
 本体前面、背面、マチ、ベルトが揃いました。ベルトの付け根部分の革は赤から黒に変更しました。
 塗膜が有ると接着力が弱くなる(剥がれる)ので強力な接着剤で接着します。マチと本体の位置を合わせて圧着します。
 貫通させたマチ側の縫い穴から菱切りで縫い穴を本体まで貫通させます。この菱切りは角を落としています。貫通させたら針を通して糸を締める作業を繰り返していきます。
この縫いを前面と背面にします。背面側にはベルトを忘れずにセットしておきます。また、上下も間違えない様に何度も確認します。糸締め作業の連続で久しぶりに小指の皮が切れました。

まだ完成ではありません。バイアステープ処理が待っています。指先がえぐれないことを祈るばかりです。

2016年9月16日金曜日

ウエストポーチ2 メインファスナー縫い ベルト作製 背面側作製

長さ調整したファスナーを用意します。

 の革と生地でメインファスナーを挟みます。丈夫になるよう片側2本の縫い目を入れています。
 ヘリを折り返したベルトを4本用意し、中に芯を貼って周囲を縫います。縫い線は1本でも十分だと思いますが、糸切れを考慮して2本にしました。
 背面部です。内ポケットはオーロライトという見る角度によって色が変化するファスナーです。
博物館とか行ったときにパンフレットを入れられるよう大きいポケットを付けました。仕切りは付けていません。


前面部と違って縫い目は少ないです。体に触れる面なので糸が擦り切れないようにしています。

2016年9月15日木曜日

ウエストポーチ2 ダイヤモンドステッチ 外ポケット側作製

漉いたパーツを処理します。

スムース押さえをセットし、ダイヤモンドステッチを掛けます。端まで縫わずに途中で折り返し、糸処理の回数を少なくしました。といってもこれが正解の縫い方なのかわからないので数をこなしていくしかありません。
 背面、前面のパーツにダイヤモンドステッチを掛けました。前回はスポンジシートを挟みましたが、今回はドミット芯とキルト芯を使いました。スポンジシートが30×30cmしかサイズが無くて切り替えただけですが。

ドミット芯の方が膨らみが弱く、硬く詰まった感じです。キルト芯は膨らみが強く、柔らかくなります。背面と前面で使い分けましたが、使用感は好みですね。

ファスナーはルミナレッドです。メインは5号、外ポケットは3号で使用場所によって端の処理を変えています。

 いきなり飛びますが外ポケット部分が完成です。外ポケットは2つのパーツを使っていますが、よく見るとダイヤモンドステッチが続いているようにしています。

内側はポケットを追加しました。細いバイアステープで上部を包み、適当な幅で仕切りを縫いました。内生地は黒のシャンタンにしました。
外ポケットには仕切りを入れています。この仕切りも内ポケットと同じように赤のバイアステープをアクセントにしました。

5mm厚のスポンジシートだと1cm、3mm厚のドミット芯・キルト芯だと5mm横幅が縮まりました。この縮み分も計算に入れないといけないのでダイヤモンドステッチは難しいですね。

2016年9月14日水曜日

ウエストポーチ2 漉き祭り

漉きの続きです。

失敗したパーツの型紙を再作製、革を裁断します。ベルトやパイピングなどのメートル単位の漉きパーツが多すぎて、指と手首が悲鳴をあげています。

1日かけて漉きが終了しました。途中買い物で出かけたりしましたが、漉きに時間かかりすぎです。