2019年9月30日月曜日

クッションケース 形紙作製 生地裁断

お預かりしている革をいきなり使うのは怖いので
サンプル前のサンプルを作製します。

 少し複雑な作りなので頭を使います。『この長さでOK』と切り出しても、再計算すると間違っていることもありどこで正解なのかわからなくなってきます。

印伝調生地、合皮、グレース生地を使ってサンプルを作ります。合皮は家庭用ミシンには天敵です。押さえによって簡単に伸びてしまうからです。テフロン系にしたとしても押さえてることは変わらないので伸びます。

2019年9月27日金曜日

都内打ち合わせ 買い物

打ち合わせで都内へ。

詳しく書いていいか確認しなかったので詳細は伏せますが、色々な物を試されているような感じで楽しいです。とりあえずはサンプル作製ですが、一発でサンプルを飛び越えて製品化できるレベルにしたいものです。
特殊なファスナーを指定されたので浅草橋と蔵前に寄って帰宅です。猛暑が過ぎたとはいえ歩くと汗が背中を伝うのがわかります。

2019年9月26日木曜日

靴ベラ 作製・完成

扇風機を使わずに済む日が近づいてきた気がします。

 靴ベラ用の芯(アルミ製)を使用します。革はトートバッグで余ったエルバマットを使います。

革の銀面、本体表裏にボンドを塗り貼った後にヘラを使って形を出すように圧着していきます。左側の細いのはナスカン用の革です。こちらは革芯を入れて段差を付けています。

芯ギリギリの位置に菱目打ちを使って穴を開けていきます。近過ぎると芯が見えてしまうのでほんのわずかずらします。
ミシンだと失敗しそうだったので手縫いです。締めるときに力を入れすぎると革が切れそうだったので少し沈むくらいに留めました。

縫った後、幅を合わせて革を裁断しました。ヘリ落としをした後にコバを着色して磨いていきます。
ナスカン革をそのまま使うのはつまらなかったので星型の飾りカシメを打ちました。組ネジ(10mm)で留めて完成です。

革:エルバマット
糸:ビニモMBT ゴールド

2019年9月25日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

生徒さんが作ったものを他の生徒さんたちが
色々と意見を出し合うのは見ていて楽しくなります。

 L型財布です。これで一旦は完成ですが、これからこの財布専用で出し入れできるカードポケットを作るそうで型紙作りに頭を悩ませていました。

ラウンドファスナーウォレットです。2個目だったので、1作目よりも縫い目や作りなどがしっかりとしてきた気がします。本人も話していましたが、線に沿って菱目打ちを打てるようになるのが課題ですね。

ファスナー開閉のポーチです。黒革にメタリオンファスナーを使っておりシンプルだけどかっこよく仕上がっています。
最初はファスナーエンドが外に飛び出るというのが把握できなかったようですが、作り終わると納得されたようでした。

2019年9月24日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

立秋過ぎたのにこの暑さ。

 ボストンバッグ用の革のヘリを漉いています。場所によって幅・厚みを変えています。


半裁革に型紙を置いて銀ペンで線を引いています。線を引いてから裁断していきますが、真っすぐ切るという作業が難しいようで苦戦していました。
ローラーカッターを使えば真っすぐ切れるというものではなく、かといって革包丁なら何でも切れるというものではありません。

2019年9月23日月曜日

ツールケース 作製・完成

朝から強風です。

 教室に色々な道具を持っていっていましたが、重すぎて肩が内出血していました。荷物軽量化計画をしていっている途中ですが、使わないかもしれないけど必要かもそいうのがあります。
そのまま持っていると職務質問受けた時にやばそうなのでそれらを入れるためのケースを作ります。

縫いはサイドだけの簡単タイプです。前胴を広くしてあるので後胴と合わせると自然にマチが広がります。

ナスカンが付いている革(根革)をカシメで留めます。曲がる箇所に留めるので根革とフタの位置はミリ単位でずらしてあります。

コバをバスコで処理して完成です。

革:型押しクロム鞣し
9.5×24cm

ナスカンとギボシを離すことで開閉します。微妙に使いにくいですが、慣れればという感じでしょうね。

2019年9月20日金曜日

トートバッグ17 ハンドル縫い 内袋縫い 完成  バイクでベリーショートツーリング to 牛島48

じっとしていれば涼しい気がします。

 ハンドルの付け根はDカンを巻いておきます。コバは着色してからトコノールで磨きます。繊維が密になっているのか段差が分からないぐらいに磨けました。


裏地はオープンとファスナーポケットを付けています。 ハイブランドのようにファスナーの額にロゴを入れてみました。
 外と中の袋の上部ヘリを仮縫いしておきます。ヘリを革で包んで手縫いしようと思いましたが、思ったように縫うことができません。ミシンにバトンタッチして1周縫って完成です。

外 革:エルバマット 生地:ミラ
内 生地:シャンタン
34×40×10cm

 中はモスグリーンとひまわりのシャンタン2色にしました。わざとではなく足りなかったのが原因です。悩んだ時、たまに降りてくる『足りないなら足せばいいじゃない』の助言です。

お昼はバイクで牛島へ。まだ直射日光は暑いです。
Aランチは特製メンチカツでした。噛んだときに挽き肉ではない感じがしました。肉を細かく切って叩いて挽き肉状にしたような食感で、メンチカツだけど肉を食っているという美味さです。肉というのに変わりはないですが…うまく説明できません。

帰りにルプランジュへ。14時の時点でシュークリームが残り3個。争奪戦の時間が早くなっている気がします。ケーキ類の誘惑に負けそうでしたが、バイクだったので買うのはあきらめました。

2019年9月19日木曜日

トートバッグ17 外側組み立て

かなり開いてしまいましたがトートバッグ17の続きです。

 外ポケットはオープンとファスナーの2種類です。その端を押さえるように革を置いて両端を縫っています。

表側の前後胴が完成しました。ハンドルに繋がる革は斜めに縫っています。また、革パーツのヘリは切りっぱなしではなく、ヘリ漉きして折り返して手間を掛けています。

ハンドルは胴の革に直接縫うのではなく、カン押さえを付けてワンクッションおいています。カン押さえは座金をネジで留めるタイプです。

胴部分はマチを革で繋ぎ止めるようにして1周縫いました。胴と底の間にパイピングを挟んでおり、位置を決めて縫い合わせます。が、縫っているうちに中心がずれてしまったので糸を解いて縫い直します。接着剤が効きにくいほどオイルを多く含んでいるので慣れが必要ですね。

2019年9月18日水曜日

トートバッグ18 内外袋縫い合わせ 完成

朝は青空でしたがだんだんと黒い雲が広がってきました。

 表の前後胴と底を縫い合わせた後にマチを縫って袋状にしました。底鋲はミシンの押さえがどの位置にくるかなどを考えて配置し打っています。
 外袋は中表、内袋は外表にして上部を仮止めして縫います。Dカン根革やハンドルなどが邪魔してくるので位置を確認しながら縫っています。

内袋の縫っていない箇所を基準にひっくり返します。上部ヘリを縫って本体を仕上げます。

ファスナー引き手を革で作ります。スライダーとのつながりは丸カンです。

引き手を交換して完成です。前回よりも少しスッキリした印象になった感じがします。

 中は明るい色にしましたが、黒や茶色よりも楽しくなる気がします。色による印象は大事です。

底板を忘れていました。0.8mmボンテックスを2枚、スポンジシートを使って作っています。

2019年9月17日火曜日

トートバッグ18 内袋作製

30℃というのを見るだけでやる気が起きません。

 胴部分の両側にファスナーポケットを付けています。片方は小さく、もう片方は大きくなっており裏に隠しポケットが付いています。
底と胴はひっくり返すため、一部縫っていない箇所があります。

マチにペットボトルや傘を入れるためのポケットを追加しています。サンプル前の確認でポケットを大きめに切り出しましたが、大きすぎるような気がしたので同じサイズにしてあります。

胴とマチを縫い合わせて袋状にしています。ポケットは裏面が見えないよう二重にしているので使っている生地の量は1mを超えています。

2019年9月16日月曜日

トートバッグ18 生地裁断 前後胴ポケット作製

型紙に合わせて生地を裁断します。

 表はミラのインターロック貼り、裏は10シャンタンです。シャンタンは切っていて気持ちいいですが、ミラは硬く刃がすぐダメになります。
インターロック貼りされているので端がほつれないのはかなり楽です。

前回は芯を使いましたが、今回は芯を使いません。ただ、生地自体の厚みがあるので折りの余裕が必要となってきます。どの程度余裕が必要なのかは勘です。
胴ポケットは片方がオープンポケット、もう片方はファスナーポケットです。

2019年9月13日金曜日

カードケース16 作製・完成

今日は13日の金曜日、中秋の名月です。

 カードケースの作製依頼です。首からぶら下げる用に作るので各部考えながら型紙を起こします。といってもこれだけです。
カードポケット上部のヘリは透明パーツを巻いてヘリ返すように計算しています。


 透明パーツを付けた革を本体に縫い合わせます。貼り付ける箇所の銀面を削ろうとしたのですが、全然削れません。浅草橋で端革を買ったのですがエナメルでした。パッと見はエナメルに見えない革です。

コバをバスコで処理して完成です。

革:エナメル
7.3cm×10.5cm

名前を打刻したかったのですが、エナメルなので沈み込ませることが難しいです。近いうちに箔押しできるようにしたいなと考えています。



2019年9月12日木曜日

東京国立博物館 三国志

急ぎのバッグ作製も終わり、次が控えていますが
少し余裕が生まれたのでちょっとお出かけです。

行ってきました東京国立博物。7~8月の夏休み中は混むだろうと思って9月平日にずらしましたが混んでいました。上野駅改札から博物館に向かう人が多かったので「まさかな」と思っていましたが。
前売り券を持っていたのでそのまま入りましたが、上野駅構内のチケット売り場は100人ぐらい並んでいた気がします。

展示物はその時代の宝飾品や武具、人形劇に使われた人形など様々です。画像は戦の時の矢の表現ですが、これは避けられません。
ただ、音声ガイダンスを聞きながらその場で止まっている人が多かったり、写真を撮っていて動かない人が多くてじっくり見ることはできませんでした。
帰りに西洋美術館に寄ろうと思いましたが、『30分待ち』の看板が出ていたのであきらめました。


2019年9月11日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

高湿度に高温が重なって電車内はサウナです。

 長い時間を掛けて作りあげたラウンドファスナーウォレットです。イタリア産のタンニン鞣しを使っているので経年変化が楽しみな財布ですね。

カードポケットとマチのヘリは漉いて折り返しており、手間をかけた贅沢使用です。好きな革、好きな形で作られると使う時も楽しくなります。

計画当初からどんどん変化していったバッグです。革でハンドルを作る予定でしたが、いつの間にかバンブー&チェーンへと変化していきました。
これはこれで良いと思います。


母親用にということで作っていたお弁当入れです。裏地も付けた革で作った本格的なバッグです。お弁当だけでなく普通のお出かけバッグでも問題無いレベルです。


2019年9月10日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

行きは踏切の棒が折れたとかで安全確認で停止、
帰りは車両故障の影響で大幅遅れ。
常磐線・・・。

革の色、ヒネリ金具の色、チェーンの種類が違うだけで作りと大きさはまったく一緒です。イメージが面白いほど変わってきます。男だとこのようなバッグを持つことが無いので作ろうと思わないのですが、参考になります。

新しくバッグを作る際に皆さん悩むのが糸の色です。私は色で遊ぶのが好きなので赤やピンク、紫を勧めるのですが却下率が高いです。

外はブロンズっぽい茶色革、中はオレンジのシャンタンです。ベルトはアクリルにして軽さを追求した感じです。留める金具は使ってみてからどれがいいか決めるそうです。