2019年3月29日金曜日

ハンドバッグ14~18 裁断 穴開け

『これと同じものを』という依頼です。

 オリジナルをもとに採寸、型紙を起こします。飾りとしてカシメが打ってある箇所もあるので忘れずに記しておきます。


必要個数分の革を裁断します。革自体が小さいのと艶有り無しと分かれているのでパーツが混ざらないように管理します。
構造上、貼り合わせてから穴を開ける箇所が少ないので先に穴を開けていきます。2、4、6、8本の菱目打ちを場所によって替えていきます。


2019年3月28日木曜日

ボストンバッグM 縫い合わせ 完成

まだまだミシンを使いこなせていません。

 マチと胴部分を仮縫いしたあとにグログランテープでバイアス処理します。こいつを縫うのが苦手です。ラッパなどの購入を検討するしかありません。

底板の周りを縫っています。シャンタンでボンテックス0.6mmを包んだものを2つ用意し、裏同士になるようにして周囲を縫います。

錠前はMK様指定ということでしたので、MK様で購入しました。錠前のカギを丸カンで付けます。
カギのカバーは2枚貼り合わせの贅沢使用です。

ハンドルにカギ、ファスナーエンドに錠前を付けて完成です。サンプルのオリジナルバッグよりパリッとした印象です。

ファスナーエンドに錠前が付くことで引き手の穴に通して鍵を掛けることができます。生地を切られたら終わりですが。

2019年3月27日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

都内は桜の開花率が上がってきました。
もうすぐ満開ですね。

 ショルダータイプのポーチです。前々回のワークショップのときに作製したサンプルを参考にしましたが、3時間ほどで仕上げました。慣れてくると早いですし、重要な箇所が分かっているので仕上がりが丁寧ですね。

初めての腕ミシンです。本番前にいらない革で練習してもらいましたが、やはり本番は緊張します。見ている方もその緊張が伝わってきますね。一針一針ゆっくり進めて精度を高めていきます。

腕ミシンで出来上がったポーチです。マチなど縫い合わさる箇所を全てヘリ漉きして、袋を2つ作り落とし込みでファスナーを挟んで1周縫っています。初めてとは思えないぐらい綺麗に縫えています。


2019年3月26日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

都内は朝から雨でした。

 ファスナー付きのトートバッグです。マチにホックを付けてマチ幅を変えられるようにしてあります。また、ハンドルもホックを追加することで長さを変更できるようになっています。
正面から見るとダレスのようになっており、面白い形ですね。
こちらもトートバッグですが上部を留める金具などはありません。マチをベルトが貫通して一周しており、調整するようになっていますが飾りがメインですね。生徒さんが初の腕ミシンで苦労していたのを見ていると私が腕ミシンを使い始めたころを思い出します。

2019年3月25日月曜日

ボストンバッグM ハンドル縫い成功

ミシン縫いから手縫いに切り替えます。

 ここまではミシン縫いと一緒です。丸カンが通る半円形の場所はミシン縫いにしました。芯の種類も変更しています。

先に穴を開けてあるのでビニモ5番で縫い進めます。仮止めして穴開けしてから開き、芯を入れているので穴の数、位置は合っています。

余った部分を切り落としてコバを処理します。丸カンに根革を通して接着、胴へ縫う前にコバを処理しておきます。

横から見るとこのようになっています。ハンドル本体側の処理はあまり見たことがない感じですね。
手縫いだとミシンと違って掛かる時間は何倍も違いますが、まだ手縫いの方が綺麗に縫えます。早くミシンも縫えるようにしないとダメですね。

2019年3月22日金曜日

バイクで金具買い物  ボストンバッグM ハンドル縫い失敗

ハンドル用に買ってきた丸カンをよく見たら切れ目が入っており
今回のバッグには使えません。
ホームセンターに代わりが無いか朝早く見に行きましたが
やはりありません。
というわけでMK様へ行ってきました。
毎回電車酔いと戦っているのでバイクで行ってみました。
国道6号1本で行けるので迷子の達人には大助かりです。
酔いはありませんでしたが、常に渋滞との戦いですね。
緊急車両も動けないほどでした。

丸カンを購入後、すぐ帰宅してハンドル作製に取り掛かります。サンプルとして預かっているオリジナルバッグのハンドルと同じように縫い合わせていきますが、縫いを進めていくにつれてこれでいいのか不安度が増していきます。

 折り曲げて重なる箇所にボンドを塗って貼り合わせます。重なる箇所の漉きを済ませておいたので大丈夫かと思っていたのですが・・・。

それでも厚すぎたのかうまく縫えません。2度試してうまく縫うことができませんでした。型紙の指定通りに漉いたはずなのですが。ミシン縫いから手縫いに変更すれば縫えると思うのですが、失敗続きでブルーです。


2019年3月21日木曜日

ボストンバッグM 縫い合わせ

ひたすら縫う時間がやってきました。

 メインファスナーは5号の金属です。ずっとコイルを扱っていたので務歯外しの作業が久しぶりに感じます。スライダーを2つ入れて両開き使用です。

内側のオープンポケットはセンターで仕切りを縫っていますが、縫い線を2本にして強度を上げています。ポケット上部は薄く漉いた革で包んでいます。

ファスナーポケットとオープンポケットです。ファスナーは金属3号です。

底、マチ、ファスナーを繋げていっている状態です。ファスナーエンドやDカンを忘れずに縫います。ミシンの糸はキャリーオンバッグ以上の交換頻度です。


分かり難いと思いますが、この状態になるように縫うとひっくり返したときに綺麗に外と裏が揃います。数字の『8』の状態ですね。

2019年3月20日水曜日

ボストンバッグM 芯縫い 革裁断

今ぐらいの季節の服に悩みます。
まぁ、いつも半袖メインですが。

キャリーオンバッグと同じようにナイロンポッシュ生地に芯を縫い合わせます。曲線が多いので角度を微調整しながら進めます。

一回り大きく切った芯に縫い合わせたら生地に合わせて芯を本断ちします。組み立てようと思っていたのですが、先にハンドルなどを縫わないと進まないので革に取り掛かります。

ベタ漉きした革を貼り合わせたりして型紙どおりに裁断、縫いをします。腕ミシンの吊り定規では幅がありすぎたので家庭用ミシンのマグネットを使って位置を固定しておきました。

他、斜め漉きしたり穴を開けたりしておきます。先にどのパーツの工程をしておかなければいけないのかは作業しながらの確認なので頭の中がこんがらがります。

革のパーツが揃いました。コバ仕上げも行わなければいけないので革に直接縫い合わせるパーツが優先ですね。

2019年3月19日火曜日

ボストンバッグSML 革漉き M生地裁断

裏技の革漉きから入ります。

小さい箇所なら革包丁やセイフティベベラで漉けますが、ベタ漉きとなると専用の方が確実です。革の型紙に厚さの細かい指定があったのでそれに従います。

ですが、ここまで細かい厚さを指定して工程が多くなってしまうのは意味が無いような気がします。 ここにあるだけで0.5mm、0.9mm、1.0mm、1.2mm、1.5mmと5種類あり、パーツによっては一緒にできそうです。

Mサイズの型紙複製は終わっているので帰宅後にMサイズのみ生地を裁断しました。表はナイロンポッシュ生地、裏はシャンタンです。

2019年3月18日月曜日

ボストンバッグSML 型紙作製

「これと同じもの」をという依頼です。

 型紙を預かってはいるのですが、MサイズのみなのでSとLは自分で起こすしかありません。しかも漢字が崩れすぎて読めないので予想しながら複製します。意味が分からないままその型紙を使う訳にはいかないので。

なんとかMサイズは解読して作製しました。ですが、いまだに解読できていないパーツもあり、不安要素がありすぎます。

SとLは現物があるとはいえナイロン地なので革のようにピッタリとしてサイズを測ることが難しく何度も合わせるしかありません。現物があると楽そうに感じられると思いますが、分解できるものではないので縫い代やヘリ返しがどの程度なのか、カン吊り革をどの位置になどの決定打が決めにくいです。
数mm変わっただけで印象が違ってしまいます。
出来上がり図に対して自分で起こしていった方が楽に感じます。

2019年3月15日金曜日

ハンドバッグ13 縫い2 完成

いい天気が続きますが、今夜から雨予報です。

細長いパーツの下で繋ぎ合わせてひたすら縫います。Dカンを忘れた時の失望感は半端ではありません。

ハンドルは基本2枚合わせですが、本体を挟むところは3枚と厚くなります。穴の位置だけ記してから貫通だけしておいてハンドルと合わせながら縫い進めました。

各所コバを処理し、ベルトの先端にハトメを打ち完成です。

革:コンビ鞣し
糸:ビニモ8番


2019年3月14日木曜日

ハンドバッグ13 作製開始 縫い

生徒さんが作ってみたいと話していたバッグですが、
自分が作ったことが無い形だったので事前準備で
作製に取り掛かりました。

 本来の作ってみたいというバッグは前胴、後胴、底、パイピングと細かく分割されるのですが、初めてに近い経験値で作ってみるのは難しいのでシンプルなトートバッグに近い形に変更しました。

 10本目打ち本格的に初出陣です。3mmの10本だから3cmごとにチェックしていけば合うだろうと思っていたら2.7cmでした。数学は苦手です・・・。
縫い穴を開けていくスピードは速くなりますが、抜き差しの抵抗は大きくなるので力のない人にオススメできるかは微妙です。

作ってみたい生徒さんはまだ手縫いの段階だったので総手縫いで縫い始めました。手縫いだと作っている感が強くて楽しくなってきます。

2019年3月13日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

今日の昼間は暖かいというよりも暑かったです。

裏地付きのポーチです。ファスナーは金属を選択し、上止めを使わないでスライダーを止める方法などを使いました。

トートバッグです。カリキュラム上では裏地を付ける必要はありませんでしたが、見返し付きの裏地の袋を作って上部で縫い合わせました。

人によっては祭りになるし地獄にもなるベベラを使ったヘリ漉きです。コツをつかむまでが大変ですが、ふと「おっ!?」とわかるときもあります。

午後は1対1だったので細かく作業を確認することができました。少人数クラスもあった方がいいかもしれませんね。

2019年3月12日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

『暖かい』から『暑い』になる日が近付いています。

 それぞれ違う生徒さんが作られたバッグです。同じ革、同じ色ですが、コバの着色が黒と焦げ茶という違いがあります。写真が下手なので同じように見えますが、コバの色が少し違うだけで印象が変わります。
プラモデルの墨入れと同じです。この説明でわかる人はかなりプラモを作っています。

他、完成した生徒さんのL型財布です。見えにくいですが、メタリオンファスナーを使っており、男女関係無く使えるような色合いですね。


2019年3月11日月曜日

2WAYバッグ9~11 ハンドル作製 完成

ハンドルを作製します。

 2つ折りにした革を縫い合わせます。反発力が強いので接着剤を塗っても剥がれてしまいます。なのでヘリがピッタリ合うよう指で強く押さえながらミシンを進めます。

コバを磨いてからバスコで処理しました。リューターや電動ドリル用の革ヘリ磨きビットはどうなんでしょう。回転する部分が小さくて、いまいち手を出せずにいます。

 コール織りに金具を付けてショルダーベルトにしました。付けておくと変な折りジワがついてしまうので別梱包にしています。

ヘリ上部を縫い合わせて完成です。ファスナー引き手も変更済みです。

Lサイズ×3個、2WAYバッグ×3個揃いました。ナイロンではなく革で作りたくなります。基本は一緒ですが、漉きなどを含めると細かい部分で工程は増えてしまいますね。