2018年5月31日木曜日

ハンドバッグ11 デザイン 型紙作製 金具

最近はハンドバッグなどのデザインを
考えているときが楽しいです。

 MK様で販売されていた金具です。中心でパカッと開きます。面白いので購入してみましたがイメージが難しいですね。

様々なデザインを起こしたら一つに絞り、型紙を作ります。芯を貼る位置などをくり抜いてわかりやすくしておきます。

前胴と後胴、底などのパーツを裁断します。紺色に近い青ですが、全部取れる革の色がこれだけだったので特に意味はありません。

2018年5月30日水曜日

ルーズリーフ(革製) 作製・完成

システム手帳ではなくルーズリーフです。

 裏革はなく、1枚革で仕上げます。床面やヘリの稔引きなどの処理をしておきます。

足長カシメでは長さが足りないので特長サイズを使用。ただ特長では長すぎるので長さを調整して打ち込みました。
組ネジでも行けそうですが値段が・・・。

 革紐を付けて完成です。

革:牛:タンニン鞣し
23×18.5cm(close)
23×39cm(open)
リフィルは買うと高いので自作です。といっても切って穴を開けただけです。最初は革紐を付ける予定はありませんでしたが、革が厚くて開きっぱなしになってしまうので閉じ癖が付くようにしました。

2018年5月29日火曜日

ハンドバッグ10 内袋作製 完成

内袋に取り掛かります。

 生地の上部には革を縫いますが、漉いているので家庭用ミシンに切り替えて縫います。生地用の押さえだとうまく進まないので押さえの切り替えも肝心です。

 オープンポケットは仕切りを付けています。グレース生地は量を調整すればゴムノリを使うことができるので便利です。

本体と内袋の間に丸カンの革を両面テープで仮止めします。糸の上下調子を入念に調整してから縫います。

各部確認して完成です。

革:牛クロム鞣し
裏地:グレース
22×24×10cm(底サイズ)
開閉金具はマグネットを使っています。ミシンの送りに邪魔にならない位置へセットしましたが、それでも不安だったので薄型マグネットにしました。

2018年5月28日月曜日

ハンドバッグ10 縫い合わせ

型紙は丸カン(大)を使ったトートバッグ12とほぼ同じです。

 底に玉縁芯を挟んだ革をグルッと一周させて接着します。カーブは切り込みを入れますが半分は切り込み状態でした。

マチで縫い合わせた前胴と後胴の本体を底に仮止めします。腕ミシンの押さえを変更して一気に縫います。

ひっくり返してパイピング部分などの形を整えます。上部はゴムノリを塗ってヘリ返しをしました。
底板の芯にはベルポーレン(2mm)を使っています。
バッグ本体に使った厚みだと厚すぎるのでベタ漉きしておいた革を使います。両端をヘリ返しして丸カンを挟み仮止めしておきます。
今回の丸カンはホームセンターで購入です。金具屋だと1つ1,000円ですがホームセンターだと400円です。自分の好みが見つかればホームセンターでもいいと思います。



2018年5月25日金曜日

リュック(ダレスタイプ) ショルダーベルト取り付け 完成

最後の仕上げです。

 ショルダーベルトは革を使おうと思いましたが、アクリルテープで作製します。長く裁断して上に貼るのもいいので飽きたら変更するようにします。

 口金を曲げて組ネジで留め、ベルトを付けて完成です。

革:ヌメ革
表地:帆布8号
裏地:シャンタン
30×25×12cm

3ヶ所にDカンを取り付けたのでベルトを引っ掛けて使います。脇のポケットの位置をもう少し下げた方が使いやすくなったかもしれません。

 口金を開けた状態、中はメロンをイメージしてオレンジのシャンタンにしました。革の使用率が低いので材料費が安く済みます。

錠前がキラリと光っています。カブセがあるタイプは硬めのバッグに使った方がいいことが分かりました。この場合はカブセよりも差し込みの方が開閉しやすいです。

作製してミスしやすい箇所や注意点がわかったので、生徒さんで作ってみたい方がいらっしゃっても対応できるようになりました。

2018年5月24日木曜日

リュック(ダレスタイプ) 口金ミシン縫い

実は3回目です。

 落とし込みした袋と口金を強力両面テープで仮止めしておきます。一気に踏み込まず1穴ずつ確認しながら縫い進めます。

 2回の失敗の原因はわかっていたので繰り返さないように慎重に縫いました。最初は両手で支えながら送り込んでいましたが、袋が重みで口金からズレていき失敗したのが原因でした。2回目はズレを気にしていたら全体がズレてしまった感じです。

錠前の鍵ケースを作りました。小さいパーツでも手を抜きません。

しかし2回の失敗は痛かったです。口金を包んだ革が薄いなと思っていましたが、2回失敗した時に革がミシン針で破れてしまいました。最初より少し厚めに漉いた革で包み直しました。

でも失敗のおかげで2個目の依頼が来たら失敗なく作れると思います。

2018年5月23日水曜日

MK PLUS革教室

湿気+熱気+人混みの電車は確実に酔います。
帰りは自分の顔から血の気が引いていくのが
分かるぐらい酔いました。

 L型ファスナーの財布を作っているところです。経験者の生徒さんですが、私の教え方・工程内容が新鮮なようで、「なるほど。そうやれば楽ですね」と接着剤の付け方でも仰るので、吸収されていくのがわかるとこちらも嬉しくなります。

他の生徒さんがLesson1で作製したスマホカバーです。縫う距離が長かったので見ているこっちが「大変だろうな」と感じるほどでした。手持ちでの縫い方だったので次はポニーを使った縫いをしてみましょう。





2018年5月22日火曜日

リュック(ダレスタイプ) 内側組み立て

シャンタンを使います。

 片方はファスナーポケットにしました。教室でこのポケットを作ってみたいという生徒さんがまだいらっしゃいません。教えるのを楽しみにしているのですが。

こっちはオープンポケットです。入れる物は決まっているのでマチを追加し出し入れしやすくしています。

 マチを縫いますが、腕ミシンではないのでマチのカーブが縫い難いです。職業用ミシンは直線メインなので今のところ必要ありませんね。
外側と揃えてみました。

リュックなのでショルダーベルト用のDカンを取り付けます。カシメだけでは不安なので周囲を縫いました。

2018年5月21日月曜日

リュック(ダレスタイプ) 外側組み立て

裁断した帆布と革を縫い合わせます。

 前胴と後胴を底革で縫い合わせます。マチとの間に玉縁芯を挟んだ革を仮止め、パイピング用の押さえに変更して縫います。帆布のヘリは家庭用ミシンで断ち目かがり押さえ縫いをしておきます。

片方のマチを縫った状態です。待ちポケットは上部のサイズを変更、表裏ひっくり返したときにわずかに膨らんでいるようにしました。

ひっくり返しました。8号帆布は硬いのでどうしてもシワが入ってしまいますね。錠前の裏は爪の保護用にスライサーを貼っています。

2018年5月18日金曜日

ポーチ16 作製・完成

リュックは漉き待ちなので一旦止めます。

 印伝調生地を使ってポーチを作ります。生地だけだと薄すぎるので裏は本革をベタ貼りします。

貼っただけでは剥がれてしまうので周囲を縫います。この厚さでしたら家庭用ミシンでも縫えましたね。

ホック、カシメをハンドプレス機で留めます。今回はカシメ大ではなくカシメ小を使っています。

折り目を整えて完成です。

表:印伝調生地
裏:牛革
7×11×4cm

メイン開閉金具はホックではなく差し込みにしました。

革1枚よりも綺麗にまとまった感じがします。差し込みにしたことで開閉もしやすくなりました。

2018年5月17日木曜日

リュック(ダレスタイプ) 型紙作製 錠前

何とか設計がまとまりました。

 縫い代を含めた大きさにして型紙を作製します。縫い代や折り返す幅などは今までの経験で決めています。

黄緑は帆布(8号)、生成はヌメ革です。細長く切ったものはパイピング用で型紙はありません。

DK Logo Plate Works様で打刻してもらった錠前は革を通して帆布に設置します。革は手縫いで仕上げます。ミシンで縫おうと思っていましたが、気付いたら菱目打ちで穴を開けていました。慣れって怖いですね。
決してミシンから逃げているわけでは・・・。


2018年5月16日水曜日

リュック(ダレスタイプ) 口金革巻き 設計

全然進みません。

 丸型ヘリ定規を使って裁断する線を引きます。型紙だけでなく色々と応用できます。

実験でミシンは不安だったので手縫いです。 これでサイズが確定したので設計に取り掛かります。

何度も計算しますが、どうしても底が小さくなってしまいます。このままではサイズどおりに仕上がらないので、まずは机上だけでも合うように計算し直します。


2018年5月15日火曜日

リュック(ダレスタイプ) 口金周り実験

リュックを全部ミシンで縫おうと思っていましたが、
自分のレベル確認のためサンプルで実験します。

余ったアルミ棒に革を巻き付けます。ヘリを折った帆布を両面テープで貼り付けて縫います。

口金のギリギリに針を落とすのは難しいですね。押さえがズリ落ちたときにその力で革が裂けてしまいました。

上下送りなので『外側にくる押さえが上に載っていればズレ落ちにくくなるのでは?』と反対方向から縫ってみましたが、内側の押さえがズレて革が裂けました。革が薄かったというのもありますが難しいです。 口金の穴周辺だけでも手縫いで仕上げた方がいいですね。

方向性が決まったのでサイズを決定して口金を作ります。全部縫ってから曲げる予定なので第一段階はここまでです。

長さを調整したアルミ棒の周りにゴムノリを塗って革を巻き付けます。ローラーやモデラを使ってしっかり形を出しておきます。

2018年5月14日月曜日

ポーチ15 作製・完成

教室内でちょっとしたブームになっている
ポーチを作ってみます。

 扱いが難しい革が残っているのでその革を使います。頭の中ではどのくらいの厚みやハリがいいのかというのが分かっているのですが、生徒さんには説明しにくいので『百聞は一見に如かず』で作ります。

バネホックをハンドプレス機で留めます。1mm厚の革だとホックが空回りするので、同じ革でスペーサーを作り挟みます。

 ハンドプレス機のコマを変えてカシメを留めていきます。大カシメを使いましたが、小カシメでもよさそうですね。

完成です。

革:牛
7×11×4cm

中のフタの部分はコインケースにちょういどいい大きさですが、マチの高さが低いのでコインを入れると落ちてしまいそうです。化粧品など貴重品以外を入れた方がいいですね。

生徒さんの一人が型紙を大きくしてショルダーバッグにしていました。面白いですね。作ってみてわかったのですが、ホックが留めにくいのでヒネリなどに変更すれば使いやすくなりそうです。