2018年2月28日水曜日

MK PLUS革教室

やっぱり電車で酔います。

ワニの型押し革で作っているバッグです。胴部分を輪っか状に縫い合わせてから底と接着剤で仮止めし、腕ミシンで一気に縫いました。手縫いだと線を引いて穴を開けて糸を縫うという作業で1時間以上はかかると思います。
家でも腕ミシンを使っていた経験を活かすことができました。久々にレベルアップした気がします。



2018年2月27日火曜日

ポーチ13 口金 型紙作製

もう少し違う形があれば・・・という意見があったので
作ります。

長さを計算し鋸で切り落とします。だいぶこの作業に慣れてきました。
口金をもとに型紙を起こします。ペンケースのように横長ではなく、立方体に近い形にしようと思っています。

サンプル構想も同時に進んでいますが、なかなか思うように進みません。現実逃避しようと思ってもバイクはオイル漏れでパーツ待ち。

サンプル作製

公開を忘れていました。
下記2/26のブログです。

最近、サンプル作製ばかりです。

 腕部分にプレートを取り付けて平ミシンに変身させます。大きい部品を縫う時は便利です。

ミシンと手縫いを使って仕上げます。付き過ぎているロウは見た目にも邪魔なので、講習会ではロウ引きからMBTに切り替えた方が被害が少なそうです。

マグネットやビットを取り付けて完成です。マチは内縫いにして角をつまんで幅を出していますが、厚みが思ったよりも出てしまい自分の納得がいく仕上がりにできていません。
納得できないマチを変更してバッグを作り直します。

販売用に転用と思ってハンドルの革は2枚貼り合わせて周囲を縫います。カーブを縫う時に吊り定規に沿わせるのが難しいですが、縫っていて楽しいです。

つまみマチを止め、最初からマチを作り台形になる形に変更しました。また、中心位置をずらし尾錠を留めるカシメなどを打ちやすくしました。現時点でビットは付けていませんが、サイズを調整して取り付ける予定です。


あるときバイクに乗ると左ブーツだけがオイルが飛び散ったように変色。オイル漏れ?と思ったのですが、アイドリングしていても漏れやオイル溜まりが無い。
走っているときに試しにエンジンを回してみると
ブーツにオイルが飛んでいました。
ジェネレーターカバーをよく見ると小さなヒビが。
納品に行った帰りにバイク屋へ見積もりに行ってきましたが、
またしても諭吉さん数人とサヨナラ決定です。
アイスバーンで立ちゴケしたときか。
雪め・・・。

2018年2月23日金曜日

サンプル作製

講習会用サンプル第1弾がスムーズに通過しなかったので
納得させるために追加で作製します。

 尾錠は前回同様プラ板を切り抜いて作製しています。ずっと見ているとゲシュタルト崩壊してロボットパルタに見えてきます。

マチにカシメで取り付けます。本物を使わずにイメージできるのでプラ板でもありですね。複雑な機構は再現できませんが。


第1弾は内縫いにしてひっくり返すことで自然な膨らみを持たせましたが、今回は通しマチをすることで完全なマチを作っています。
左が外縫い、右が内縫いです。同じサイズですがイメージがガラリと変わります。

2018年2月22日木曜日

ショルダーバッグ15 Dカン取り付け  ショルダーバッグ16・17・18 革裁断

周囲を縫うことができたのでショルダーベルト用の
Dカンを取り付けます。

 周りを手縫いしたあと、カシメで留めます。マチを縫う前に取り付ける箇所でしたが、まずはミシンに慣れるところからでしたので後回しになってしまいました。


 カーブ部分が気になったので三角に切り落とします。ハンマーで打つ波状の道具を見たことがありますが、少しの距離なので彫刻刀で十分だと思います。

 まだ手縫いの方が綺麗に縫えています。手縫いには自信がありますが、早くミシンの腕が追いつくようにしないといけませんね。
設計上、問題無さそうなので他3色の革を切り出します。ボルボ革以外にガーボンというタンニン鞣しを追加で使います。
漉きが必要なので裏技ができるまで一旦停止です。

2018年2月21日水曜日

ショルダーバッグ15 裁断 腕ミシン縫い

販売用を作製します。

 今回、裏地は付けない予定です。クロム鞣しだと形が保てないかもしれないので、タンニン鞣しで少し柔らかいボルボという革にしました。

 吊り定規を調整してファスナーを縫います。まだ初めの1針が慣れませんね。

内縫いにするので表合わせにしたマチと胴を縫い合わせます。当たり前ですが家庭用ミシンとは全然違います。油断すると吊り定規からずれるので気が抜けません。

両方の胴を縫い合わせたらひっくり返します。どのようにショルダーベルトを付けるか決めていなかったのでこの時点では付けていません。値段だけを考えると革製ベルトよりもアクリル製でしょうか。

午前中、(有)幸田ミシン商会様へ伺い、専用の丸針を買ってきました。教えて頂きありがとうございました。

2018年2月20日火曜日

サンプル作製

早く欲しいということでMK様で
サンプル作製をします。

 カシメ留めなどを底鋲に変更、取り付け位置を上になど一部変更です。Dカンも豪華になりました。計算し直して裁断します。穴を開ける前に床面を処理しておきます。

錠前やポンネジなどを取り付けて完成です。後ろにはリュック用のショルダーストラップがナスカンで付いています。「よし、もうすぐ終わる」と調子に乗ってカシメ打ちをしていたらナスカンを挟む前に打ってしまいました。本当に調子に乗ると失敗します・・・。

2018年2月19日月曜日

ペンケース2・3・4 完成  (有)幸田ミシン商会 YAKUMO681L納品

組ネジを買ってきたので取り付けます。

 革1mm厚×4枚+口金2mm厚×2本=8mmですが、8mmをセットしてしまうと遊びが無くなって開閉しにくくなってしますので10mmにしました。何度か開閉して革にクセを付けておきます。

さて、とうとう納品されました!(有)幸田ミシン商会様からYAKUMO 681Lの腕ミシンです! 幸田様に設置して頂き、上下糸、調整など一通り教えて頂きました。
自分で糸を通すところまで見守って頂けるのと、不明な点があれば電話やメールで伺うことが可能なので助かります。

糸を下糸から巻いて入れ替えて色々な革で試し縫いをしました。途中で色々と試してみましたが、微調整が難しいですね。
これから何個も作ってマスターするしかありません。よし、やるか!という気持ちが湧いてきます。

2018年2月16日金曜日

サンプル作製

依頼を受けたバッグのサンプルと次々回の講習会の
サンプルの納品が近かったため一気に仕上げます。

 型紙を作りそれに合わせて床革を裁断します。マチはありませんが、裏返し少し膨らむのでそれをマチ代わりにします。
ミシンで一気に縫いますが、本番では手縫いにしようと思っています。ミシンでもいいのですが、すぐ終わってしまいそうです。

ハンドルはそんなに長くありません。手で持ってもいいし肩に掛けても大丈夫な感じですね。両側を尾錠にしているので長い革を用意すれば斜め掛けなどもできます。

サンプル前のサンプルという状態なので金具は使わず、プラ板を切り抜いて使いました。大きさ的に女性向け感が強いですが、ショルダーベルトに交換すれば男性でもいけそうです。

次のバッグのサンプル作製に取り掛かります。こちらは錠前と口金の使用が決まっているもので、『小さなリュックを』という依頼です。
口金を計測、型紙を作製します。

ミシンが入らない形状なので本番は手縫い確定ですが、サンプルなので接着剤で接着しておきます。場所によっては強力両面テープです。
口金をポンネジ、錠前をネジ止めして閉じます。合皮なので形が定まりにくいですがいい感じに出来上がったと思います。
Dカンなどは家にあったものを使ったので形状、色はバラバラです。

2018年2月15日木曜日

(有)幸田ミシン商会  ペンケース2・3・4 口金縫い合わせ

以前、伺ったときのミシンが忘れられず
アポ取って伺いました。

どういうミシンかはこの時点では書けませんが
進展あり次第発表します。

幸田様、ご対応頂きありがとうございました。
大変勉強になりました。

帰宅後、止まっていたペンケースに取り掛かります。

 口金を巻きながら縫います。口金と本体が分かれている場合、口金全体にゴムノリを塗って口金を密着させながら貼ります。今回は一体式なのですでに開けてある穴に沿って縫い進めます。

いつもは口金を留めるときに組ネジを使っていましたが、中空カシメを初めて使おうと思い準備。口金も中空カシメのパイプ部分に合わせて穴を開けていましたが、カシメのように被せるタイプだったことが発覚。パイプに合わせた径だとカシメの頭が入りません。全部縫い終わってからの発覚なので全部解くのも手間です。組ネジに変更確定です。

2018年2月14日水曜日

MK PLUS革教室  金具外しキット

まだまだ寒いです。

 生徒さんが作っているトートバッグです。ハンドルには芯を入れて本体に縫い付けています。ヌメ革で作っているので出来上がってからの経年変化が楽しみですね。

前から気になっていた道具です。生徒さんから「カシメを外したい」という相談を受け、それならばと思い切って買ってみました。
大戸糸店さんで売っていたのは知っていたので教室の昼休みに行って購入。生徒さんのカシメを外したい小物を使わせてもらいました。
黒い棒が付属されているので外したいカシメの中心にセット、一気にハンマーを振り下ろすとカシメの中心が抜けて外れます。
初めてでも一発でできたので重宝しそうです。
くい切りやニッパーなどで革の表面を気にしながら
外さなくていいので助かります。

2018年2月13日火曜日

ペンケース2・3・4 口金作製 マチ縫い合わせ

1cm幅2mm厚のアルミ棒を使います。

 2セット作るので中と外で6本作ります。鉄工用のドリルを使って穴を開けますがドリル刃を垂直にして支えなければいけないので右腕がプルプルしてきます。

センターポンチを打ってドリル位置を固定しますが、いつも微妙にずれるので気になっていました。『ずれるなら最初からずらせばいいじゃない』が降りてきました。ドリルを持つ方向などもあると思いますが、0.5mm奥にセンターポンチを打ってから穴を開けると中心に開けることができました。
※画像 黄緑○から赤○にずらす。

位置を決めたら半円の木をセットし、万力で押さえて一気に曲げます。 多少のずれなら手で修正できます。

裁断した革のマチを縫い合わせます。どの革の色にどの糸の色を合わせるかが毎回悩みます。黒革×ピンク糸、ワイン革×白糸、赤革×黄糸にしました。

2018年2月12日月曜日

ペンケース2・3・4 革処理

販売用に作製します。

 型紙を革に菱切りを使って写します。銀ペンだと線が太すぎる&インクが広がるので革の種類によって使い分けています。この時点では穴は開けません。

マスキングテープで桜柄を切り抜き、染めQで塗装します。トコ処理をした後に型紙に沿って付けた印に沿って菱目打ちを使って穴を開けていきます。

ホックを取り付けるベロ部分などは2枚貼り合わせてあります。黒、ワイン、赤の3色ですが、緑や茶色もあった方がよかったですかね。ターゲットをどこに絞るかが難しいです。

2018年2月9日金曜日

ハンドバッグ8 内外袋縫い合わせ 完成 納品

完成していました。

 袋状にしていたパーツを上部を仮止めして縫い合わせます。家庭用ミシンでもここまでできるので「専用ミシンが必要でしょ?」とか「始めるのにお高いでしょ?」ということはありません。
ただ、1万円代のミシンは避けた方がいいと思います。

ハンドルは2mm厚のサドルレザーを切り出した贅沢使用です。

革:本体・クロム鞣し
  ハンドル・サドルレザー
生地:シャンタン
糸:ビニモ30番
35×30cm(マチ無)

ハンドルは肩掛けできるよう60cmの長さです。ハンドルと本体の繋ぎ目はひねられた真鍮製の丸カンです。

ポケットは内側のみでオープン×2、ファスナー×1です。開閉はマグネットです。


午前中、納品で古河へバイクで行ってきました。寒すぎて5分かからずに寒さで指先に痺れが。珍しく迷子にならずに一発到着です。古河に着いたら所々に残雪・・・トラウマを思い出します。
「こういうのが欲しかったの」と言われ満足です。

2018年2月8日木曜日

長財布3 デザイン  MK PLUS打ち合わせ

長財布の注文を頂いたのでデザインを起こします。

ピンクヌメメインです。フタ部分は他の色の革を挟み込むようにします。裏はガマ口のコインケースを付ける予定です。

2色の革を使って縫い目を外に出すのは何個か作ったことがありますが、内縫いのようにするのは作ったことがないので実験が必要ですね。

このデザインからどれだけの革が必要になるか計算し
必要な革を算出、革を購入します。
たくさん注文が来るようなものでしたら半裁を買った方が
安いですが、今のところは切り売りですね。

午後はMK様で打ち合わせがあったので早めに出て
上記ヌメ革や糸を購入しました。

2018年2月7日水曜日

リペア ハンドバッグ 革擦れ塗装

擦れて革の色が出てしまったパイピングを塗装し直します。

 カーブの途中にパイピングの繋ぎ目がありますね。パイピングだけでなくマチも擦れやすいので塗膜が無くなっています。

色と濃度を調整して着色しました。薄いのを何度も重ねると濃すぎてしまうことがあるので、一発で決めた方がいいときもあります。

他、ファスナーなどで擦れてしまった箇所なども塗装しておきます。パイピング交換よりも安価ですし、交換によって各部の耐久性が落ちてしまうことも無くなります。ただ、これは芯が出るまでの擦れではなかったのでできた方法ですね。

お客様に渡して納得して頂いて完成です。

2018年2月6日火曜日

ミシン店 めぐり

アポを取ってミシン屋巡りしてきました。

写真撮る許可は頂きましたが、載せていいか確認取っていなかったのでモザイクかけています。モーターの種類など本やネットで調べていましたが実際に触れてみるのは大きな違いですね。

大変勉強になりました。貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。
頼まれて見に行ったのですが、自分用に欲しくなりました。とうとう腕ミシンデビュー・・・しますか。

2018年2月5日月曜日

ハンドバッグ7 周囲縫い合わせ 完成

進めます。

 被せる細いパーツにも菱目を打っておきます。ネジ捻が入りにくい革なので端からの幅は勘で統一しています。

本体にも同じピッチで穴を開けているので穴を合わせていけば順調に縫えます。カーブは本体側のピッチが変わるので多少強引に合わせます。

ホック留めのパーツをオリジナルに合わせて作り、半円状のカシメで留めます。作り終わったと思っていたら逆に留めていたのでカシメを外して直します。

他、問題ないか確認して完成です。

革:本体・ピッグスエード
  パイピング・牛クロム
裏地:帆布11号
糸:ビニモMBT5番 ビニモ30番
25×40×14cm
内ポケット オープン×2 ファスナー×1

裏地は帆布なのでしっかりしています。11号なので家庭用ミシンでも縫えます。
タンニン鞣しの革ではありませんが、クロム鞣しでも変化していきます。どのように変化していくか楽しみですね。