2018年8月31日金曜日

キャリーオンバッグ2 サンプル作製 型紙作製 生地裁断

サンプル2発目です。

 1のサンプルの型紙を再利用しますが、ほとんど新規といってもいいかもしれません。基本の形は変わりません。この作り方でうまくいくかどうか。

生地を裁断してからアイロンがけして折り目を取ります。グレース生地はすぐ折り目が取れますが、シャンタン生地は中々取れませんね。
あとは縫う順番や位置などを間違えないようにしないといけません。

2018年8月30日木曜日

浅草橋・蔵前買い出し MK PLUS打ち合わせ

夕方からMK様で打ち合わせのため
その前に買い出しです。
猛暑復活のため秋葉原はあきらめました。

大戸糸店に寄ったところ、新色として金と銀のビニモMBTが発売されていました。勢いで買ってしまいました。MBTなら手縫いにも使えますし赤革に銀糸や黒革に銀糸など組み合わせは無限に広がります。
今のところ番手は3番と8番のみだそうです。

打ち合わせの帰りは前に生徒さんに連れていってもらった浅草橋駅近辺にある中華料理の『東僑飯店』です。手前が『ネギと砂肝の黒胡椒和え』、奥が『サザエのネギ油かけ』です。サザエの下にモヤシが敷いてありますが、味が染み込んで酒が進みます。酒は生大から始まりジャスミンハイへ。

締めはエビ炒飯と普通のラーメンを注文。エビが入っていないように見えますが、ご飯の中にスプーンぐらいに丸まった大きなエビが5~6匹隠れており食べ応え抜群です。ラーメンも具がたっぷりです。
「食ったぁ」と大満足でした。
端から端まで制覇したくなります。


2018年8月29日水曜日

カードケース12 作製・完成

まだサンプルを作らなくてはいけませんが、
頭を切り替える意味で原点回帰の手縫いです。

 本体側の革は2枚貼り合わせています。荒断ちし貼り合わせたあとに本断ちしています。カードを入れるパーツは1枚で中に透明パーツを仕込んでいます。
周囲の接着する銀面は剥がしてあります。
 接着したあと菱目打ち(3mm)で穴を開けて縫います。針を入れる順番は実験も含めているので都度変えています。

 コバ処理して完成です。

革:ルガト
糸:ビニモ8番
7×11cm

カードポケットは透明パーツを包むようにヘリ返ししています。縫おうと思いましたが出し入れの際に糸が切れることもあるので接着のみです。ポケット幅が狭くヘリ返し幅を広くしているのでこれでも問題ありません。

2018年8月28日火曜日

キャリーオンバッグ サンプル作製 縫い合わせ3 完成

何度も糸を解きました。

 底は芯を仮縫いしたあとに底鋲を留めます。サンプルなので鋲打ちするものではなく、爪を折るタイプにしました。

端はバイアステープで処理しています。ひっくり返して完成ですが、気になる・・・というか気に入らない点が何箇所も。サンプルのサンプルを作製して正解でした。

今までシャンタン生地を裏地メインとして使っていましたが、表地としてもいけますね。


普通のバッグとしては使えますが、商品レベルには達していないので扱いに悩みます。とりあえず現時点の問題点を洗い出して先方と調整、サンプルのサンプルVer.2に取り掛かります。

2018年8月27日月曜日

キャリーオンバッグ サンプル作製 縫い合わせ2

頭をフル回転しながら作っているので
撮っている余裕がありません。

『この順番だとここが縫えなくなる』と前に引き続き何度も糸を解いています。一つ一つリッパーで解くのにかなり時間が取られて最後の方は「・・・!!」と声にならない叫び声を上げながら糸を切っていきます。

これから何度も糸解きを繰り返すことは決定でしょう。

2018年8月24日金曜日

キャリーオンバッグ サンプル作製 縫い合わせ

家庭用ミシンと腕ミシンを使って縫います。

 内ポケットの周りは革を無しの方向に向かっていましたが、高級感は付けた方が増すと思ったのでサンプルのサンプルは付けることにしました。型押し革を使って縫います。

ポケットなどの生地は薄いので腕ミシンではなく家庭用ミシンです。サンプルのサンプルなので生地の色は合っていません。

内ポケット完成です。工程順を間違えたのが何ヶ所か。作り方を確認していく意味もあるのでミシン目を解いて最初からやり直すことも多々あります。

2018年8月23日木曜日

教室用金具種類一覧  PORCO TINTO(赤ワイン)

生徒さんへホックの種類を言葉+手描きで説明しますが
現物を見ないと分からないことがあります。

 で、作りました。メインで使う金具一覧です。バネホック、ジャンパーホック、カシメ(両面、片面)、ハトメ、玉飾りカシメが入っています。
しかもホックが付いているフラップはコバの処理を変えている(着色+トコノール、シックコート)ので、自分好みの処理を選べるようにしています。

午後は納品でした。ついでに頂いた赤ワインに合うステーキ肉を買いに少し遠出。

頂いた赤ワインは『PORCO TINTO』というポルトガルのワインです。Porcocoというロゴの中にPORCOという単語が入っているということで頂いたワインです。渋みが少なく飲みやすいです。ミディアムレアに焼いた肉と合わせると赤ワインの風味が広がって美味しいです。
ありがとうございます!
822gがすぐ無くなりました(笑)。

2018年8月22日水曜日

MK PLUS革教室

暑さ復活です。

裏地あり、外ポケット&内ポケット(ファスナー・オープン)付き、ダイヤモンドステッチという技術大盛りのショルダーバッグを作っています。私が何年か前に作ったものなので順番などをうまく伝えられません。思い出し用に自分でもう1個作りたくなりますね。

複雑なものを作る生徒さんが増えることによって集中して教えたいと思うのですが、そうすると他の生徒さんに手が回らなくなります。今一番の悩みどころです。

他の生徒さんからは作り方だけでなく、
振り返って基本をもう一度教えてほしいという
話も頂いているので、どのような内容かを突き詰めて
進めていこうと思っています。
自分の技術が必要とされていると思うと
嬉しくなります。

2018年8月21日火曜日

L型財布(ロング)18・19 縫い合わせ 完成

本体外側を仕上げます。

 外側にポケットを一つ付けています。上糸をそれぞれの革の色に合わせた感じに見えますが同じ色の糸を使っています。
糸を選ぶときは色の変化なども考慮すると面白いです。より複雑になって面倒になってくることもありますが・・・。

 コインケースと本体を仮止めしてミシンで縫います。家庭用ミシンでもこういう場所を縫えればいいのですが。

スライダーの動きを確認して完成です。

革:クロム鞣し 型押し
ファスナー コイル5号
10×20×2cm
2つとも同じ構造、同じサイズです。まだまだミシンを使いこなせません。練習あるのみです。

2018年8月20日月曜日

L型財布(ロング)18・19 カードケース縫い コインケース縫い合わせ

漉いたパーツを縫い合わせます。

 位置を慎重に合わせてミシンで縫います。いまいち上下調子が合いません。ミシンの機嫌を伺いながら調子を合わせます。

2つ作るので同じパーツを2セット作ります。はみ出た部分などを修正、手を入れにくくなる部分へ先にコバ処理をします。今回はシックコートを塗りました。シックコートは初めてに近い感じでしたが、クロム鞣しのコバへ使いやすいと思います。バッグにも使えるので出番が増えると思います。

コインケースはマチを中心とカードケースに挟まれた部分の計3ヶ所に使っています。縫う順番を間違えないよう確認しながら縫い進めます。

2018年8月17日金曜日

キャリーオンバッグ サンプル作製 生地裁断

すでに型紙作製は済んでいるので生地を裁断します。

最初は違う生地を使おうと思っていましたが、縦横がかなり伸びてしまうのと切ったときからほつれてしまったのでシャンタンに切り替えました。裏地でよく使いますが、作る手順や芯の状況などの確認なので問題無しです。
何度も頭の中で工程のシミュレーションを繰り返しますが、決めきれない箇所があります。進めていって確認していくしかありません。

何個か同時進行していますが、常に作るものを考えている状況は嫌いではないです。

2018年8月10日金曜日

L型財布(ロング)18・19 漉き ヘリ返し  ルプランジュのフルーツショートケーキ

ミシンと手縫いどちらにするか。

 裏技を使って漉きます。まだ漉き機を使いこなせているわけではないので、端などをベベラを使って整えます。まだセイフティベベラの方が綺麗に整えられます。どっちも扱えるようにしないとダメですね。


ゴムノリを塗ってヘリ返します。同じ幅で折れるよう軽く癖を付けておき位置を合わせて接着します。力を入れすぎるとシワが入ったりしてしまうので要注意です。カードポケットだけで12枚あるので集中力がなくなっていきます。
手動でヘリ返しができる機械があった覚えがあるのですが数万円。またの機会で。


暑すぎて出かけることができませんでしたが、午後に納品があったので久しぶりにルプランジュへ。
ミニシュークリームが売っていました。普通のシュークリームとの違いを伺ったところ、通常のはまわりがサクサクしているのですが、ミニはそのサクサクがなく柔らかいそうです。食べてみると重量感ある生地ですが、ふんわりとした食感で何個でも食べられます。

今の季節はブルーベリーやイチジクなどが使われています。
フルーツショートケーキの間にもイチジクが挟まっており
かなり美味しいです。

8月13~16日まで更新はストップします。


2018年8月9日木曜日

コインケース ファスナー修理

ファスナー交換の依頼です。

 某神宮の参拝記念コインケースです。ファスナーのスライダーが壊れたのか閉じても開いたままの状態になってしまいます。ファスナーはよくわからないメーカーでした。
なぜ神宮名を隠したかというと・・・。
 状態が酷すぎるからです。
・縫い目がガタガタ
・前胴と後胴の大きさが違い過ぎる
・前後胴の高さが合っていない
この状態で納品されて売り場に並んでいたと思うと酷いですね。販売用のレベルに達していません。逆にこのように縫えるのがすごいです。
 全部解体してファスナーを前後胴に縫い直します。革に空いていた縫い穴のピッチがバラバラすぎるので同じ穴に落とすのはあきらめました。前後胴の高さが合っていないため胴の縫い合わせでも同じ穴に落としていません。

交換完了しました。信頼と実績のYKKファスナーに交換したので前回より耐久性は高いと思います。



2018年8月8日水曜日

MK PLUS革教室 ペリカンのパン

強風で久しぶり(中学生以来?)に傘が逆まで開いて
骨組みだけになりました。

 生徒さんが友達に頼まれて作った財布です。3つ折りは2つ折りよりもカーブなどの計算が複雑なのに加えてファスナーが2つ並んでいるという悩ませまくる設計でした。
ミシンと手縫いで組み上げていますが、綺麗にできています。『できました!』と見せてくる笑顔で嬉しくなります。

 ミシン用のマグネットを見つけたので直線用に使っています。押さえが幅広なのでカーブでは吊り定規のようにうまく機能しませんが、直線では威力を発揮します。


浅草に出るまで知らなかったのですが、都内で有名なペリカンのパンです。浅草以外にも売っている場所がチラホラあり、そこでゲットしてきました。まだ食べていませんが、少し高めのバターを買って焼く予定です。楽しみです。

2018年8月7日火曜日

キャリーオンバッグ 型紙作製

何度か都内に行って打ち合わせしたバッグです。

 お客様が用意してくださった実寸大の図とデザイン画です。ここから縫い代やヘリ返す幅などを計算するので自分用のノートに色々と書き写します。書き写すことで工程などが組みあがっていきます。


実寸図をもとに型紙を起こしました。お客様へサンプルをお見せして修正点などを探っていく予定です。お客様が用意した資材でいきなりサンプルに取り掛かるわけにはいかないので、サンプル前のサンプルに取り掛かります。

2018年8月6日月曜日

サンプル作製 円形状バッグ リベンジ 完成

サンプルリベンジを仕上げます。

 縫いを失敗したパーツを使っているので縫い目が残っています。縫い目ギリギリを裁断することで小さくなりますが、以後の失敗も少なくなります。天井と底パーツをミシンで縫い合わせ、バイリーン0.8mmを貼り付けています。

ひっくり返して完成です。

革:クロム
20×φ14cm
ファスナー コイル5号リバースタイプ

やはり修正したい箇所がありますね。
何個作っても自分自身が満足できる完璧というものは作れません。絶対どこかが気に入らなくなっています。たぶん満足してしまう時が作れなくなる時と思っています。

2018年8月4日土曜日

MK PLUS講習会(ワークショップ)本番

本番当日です。
暦ではもうすぐ秋ですが暑いです。

前に切っておいた革は一人一人の希望に合わせて色と金具がセットされてテーブルにセットされます。MK様、事前準備ありがとうございます。
以前のように早く終わってしまうかと思いましたが、今回は時間通りにうまく流れた感じがします。参加者がそれぞれ考えたバリエーションも作ることができ、喜んでもらえてよかったです。
ただ、あれだけ事前準備していたコースターは出番がありませんでした。穴開け済みのコースターはどうしましょう。

最後のアンケートを拝見させて頂きました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。

2018年8月3日金曜日

サンプル作製 円形状バッグ リベンジ

円形状バッグのサンプルを作りましたが、
個人的に気に入らない点が多々あり
作り直すことにしました。

 サンプル用に預かっていた革は無くなってしまったので、失敗した革を再利用します。ガタガタになってしまった縫い目を切断、コバが見えてしまうので漉いた革を巻くように仮止めしてミシンで縫います。

ミシンで縫うときにスライダーは付けていません。”押さえが近付いて来たらスライダーをどかして”という作業を繰り返していましたが、後から付けられるので意味ないなと。教室で生徒さんたちはファスナーに苦戦していますが、慣れると作業が楽になります。

2018年8月2日木曜日

ワークショップ ハンドバッグサンプルバリエーション 完成

せっかくのバリエーションなのに飾りがフジタカ鋲では
つまらないと感じたので飾りカシメに変更します。

 カシメ外しを使ってフジタカ鋲を外します。くい切りやニッパーだと外すときに革傷つくときがあるので便利な道具です。

チェーンを丸カンで取り付けて完成です。前も同じ形のサンプルを作りましたが、ハンドルを変えたので少しイメージが変わります。

早く終わった方へバッグのバリエーション以外にオマケとして革レースでかがればすぐできるコースターをやろうと思っています。革なので水には弱いですが『こういうのもできる』と楽しんでもらえればと思っています。サテンリボンでストラップもいいような気がします。
ただ、遅く終わった方が損するような気がしてしまうのも事実ですね。う~ん。当日の進み具合で調整します。

2018年8月1日水曜日

ワークショップ ハンドバッグサンプルバリエーション

ワークショップ内で早く終わらせてしまった方のために
バリエーションの一つとして飾ってみようと思っています。

 サンプルでは4mmピッチでしたが、ワークショップは3mmを使うのでそれに合わせています。ポニーの数が無いので手持ちでの手縫いですね。

ハンドルはベルト状に裁断した革をバックルで留めますがバリエーションでは革+チェーンにしています。ミシンで手っ取り早くと思いましたが、バッグに合わせて手縫いしました。

フラップは外縫いですが、マチなどは内縫いにしています。ビット金具は付けずシンプルにフジタカ鋲を飾りとしています。
チェーンに使う丸カンのサイズを間違えたのでお出かけ決定です。