2014年10月31日金曜日

二つ折り財布 完成

ホックを取り付けたらコインと
カード部分に取り掛かります。

 ヘリを漉いて折り返します。端は0mmになるように斜め漉きです。
 途中の画像はありませんが完成です。中は0.8mm、外は1.2mm厚のサドルレザー(黒)を使用。

 周囲をかがったり、コンチョ取り付けなども考えましたがシンプルにしました。


 コイン開閉は前回取り付けたバネホックです。小さなマチを付けていますが、支払い時はコインケースのように斜めにして小銭を滑らせた方がよさそうですね。
 内外で長さを変えることで、開いたとき自然に札入れ部分が広がるようになっています。カードポケットは1ヶ所ですが複数枚入れられる幅です。メインの財布ではないので入れても1~2枚でしょうか。
 縫いのアップです。今回は全て菱目打ち(3mm)で縫い穴を開けています。
 ある革のブランド(日本)のミシン縫製動画で『手縫いなどより熟練の技術を要します』と記述してありました。ミシンは熟練の技術が必要というのは分かりますが手縫いも同様です。手縫いが下に見られているようで少し残念です。
 このバッグは牛島の店主、治郎さんが作製したものです。
ベルトだけでなく上部ファスナーを外して開閉できます。
マチはベルトで調整できます。
パッと見はレディースっぽいですがメンズビジネスバッグでもいけますね。
行くたびに創作意欲が湧きたてられます。
気になった方は竜ヶ崎市の牛島へ。お腹が減った方もぜひ!

2014年10月30日木曜日

二つ折り財布 作製開始 バイクでベリーショートツーリング to 牛島3

普段は長財布を使用しますが床屋など行くのに
ウォレットロープを付けて座りっぱなしには不便です。

というわけで、ちょっとしたお出かけ用に作製します。


長方形のシンプルではなく馬蹄形にしようと思います。円形なので四角のお札やカードが入れにくくなりますが、本使用ではないので問題ありません。
※アメリカでは馬蹄形は幸運のシンボルとされています。
 コイン部分のフタです。ファスナーではなくホックにします。ホックの頭部分が出ているとカードと干渉してカードが傷ついてしまうので、ハンシャを使って表に出ないようにします。
 左がホックの頭、右がハンシャです。機能は同じですが厚みを抑えることで表に干渉せず、取り付けることができます。
 お昼に心のオアシスである『牛島』に行ってきました。
 いつもどおり特厚を注文。ワクワクしながら待ちます。厚みがあるのに柔らかくサクサクしています。

 特別にランチで提供されている秋鮭のフライを食べました。衣がサクっとして身が柔らかくおいしいです!味皇なら口から光が飛び出して海の上を走ります!

今の時期のランチ
A 秋鮭のフライとチーズ入りチキンカツ
B ロースロール巻2本
C ヒレカツ3枚



2014年10月29日水曜日

靴ベラ 作製

靴ベラを中々持たないので必要なときに
手元にないというのがありました。

かといってプラスチック製などは持ちたくないので
革で作りました。

 ステンレス製のヘラを使用。このままでもいいのですが味気ないので革で覆います。革はサメ革です。バッグ用の金具を買いに浅草橋~蔵前を散策中、何かに使えると思い購入。3デシ(1デシ=10×10cm)ぐらいで200円前後でした。

革、ヘラにビニル系接着剤を塗り、もう1枚の革を伸ばしながら貼ります。
 形を出して穴開けのガイドを引いて菱目打ち(3mm)で穴を開けます。

 5番のビニモで縫います。縫いは革で隠れる場所から始めます。
 完成です。金具はアンティークゴールドで統一しています。金具固定の革はくるみボタンのようにヘビ革で革を覆いカシメで留めています。

 バイクに乗るときはブーツなので使うことはありませんが、革靴で出かけるときに持っていると便利かもしれません。

2014年10月28日火曜日

ダレス ヒップバッグ ベルト作製 完成

ベルトの作製に入ります。

 同じ革で作ろうと思っていたのですが1本で作ろうとすると長さが足りないため、分割して金具で繋ごうと思います。

 4本用意します。中は革を芯として挟み込んでいます。ビニル系の接着剤で圧着、コバ処理をします。
 ナスカン、小判カン、バックルを準備します。全て黒ニッケルで揃えます。革を曲げて各金具をカシメで留めます。バッグに付けて自分の胴に回してバックル用の穴を開けます。
 完成です。
 ホックはドイツホックを使用しています。
何十年か前の郵便屋さんが持ってそう・・・ですが気にしません。

17×24×13cm

 ベルトはバックルから外さなくてもナスカンで外せるので脱着は楽に行えます。ベルト位置が低いですね。印を付けたところから数cm上に取り付けるつもりが印どおりに取り付けてしまいました・・・。
 開けるとこのような感じです。ホックを外してつまみを引っ張ると開きます。

 使い心地はこれからバイクに乗って確かめます。

ドロップハンドルの自転車などにも合いそうです。








このバッグを作るにあたり、様々な注意点がわかりました。
・本体の革が薄い
 →ホックが締めにくい 形が定まらない
・革の選定
 →作製の進行が遅れる
・ベルト部取り付け位置が低い
 →持ちあげると上下逆転してしまう

まず自分用に作製して正解でした。
次回は上記に注意し作製します。

2014年10月27日月曜日

ダレス ヒップバッグ 口金縫い付け

本体とマチを縫う前に口金と問題ないか合わせます。

ここで問題発生です。
型紙を間違えていました。
型紙では端を合わせてセロハンテープで貼り合わせましたが
実際には革を重ねて縫うので縫い代などが発生します。
両端で縫い代分の1cmが足りませんでした。

余分の革は無いので1cm分の革を切り出し延長します。
普通に追加ではつまらないのでヘビ革を合わせました。

長さが解決したところで本体とマチを縫い付けます。

ここで問題発生2です。

オイルが多すぎる革なのか鞣しが違うのか不明ですが
乾かして接着するゴム系の接着剤が全く機能しませんでした。
一度塗りでは全くくっつかなかったため、
塗った上から二度塗りを行い、穴を開けるまでは
なんとか接着力が持ちました。

ビニル系の接着剤ですとコバ処理しても剥がれず使用できますが、
この革に対してゴム系は仮止めレベル以下でした。

今まではよく使うサドルレザーやオイルレザーに対して
色々な接着剤を試していましたが、
逆に接着剤に対してのレザーの影響も
課題の一つとなりました。

 本体周囲上部にはネジ捻などで印を付けて穴を開けていきます。このときはまだ口金の革には縫い穴が開いていません。口金を合わせて先に開けた穴に合わせて菱切りで穴をあけます。
口金の内側センターに『つまみ』を合わせて縫います。

※角の赤が追加したヘビ革です。思ったよりいいアクセントになっていると思います。
 接着剤が機能しないので周囲を一気に縫わずに辺ごとに縫います。
口金外側センターに合わせて先に作成したベロを縫い合わせます。ベロの金具に合わせて本体に金具をセットします。

あとはベルト部分ですが、どういうデザインにするかです。


2014年10月24日金曜日

ダレス ヒップバッグ ベルト部取り付け フラワーアレンジ

口金部の作製が終わったので本体部に取り掛かります。
マチ裏への革貼りは済んでいます。

次に本体裏へ革を貼りますが、その前に芯やベルトを縫い付けるので
その部分を先に作成します。

 ベロは口金と本体を縫う時に合わせますが、これも先に作ります。表・芯・裏を接着する時に曲げて縫い、自然に曲がっているようにします。
 ベルト部の作製です。1枚だと金具が当たる部分が伸びてしまうので裏革を貼ります。
 内ポケットを作成します。これも本体へ貼る前に作ります。ポケット部を逆台形で裁断し、直角で縫うことで口が開き物が入れやすくなります。
 本体の体側に芯材を縫い付けます。その上にベルト部を置いて芯材と一緒に縫うことで引っ張られた時の本体革の伸び防止を含んでいます。
 別件です。
 10/13誕生日の方に作成しました。10/13の誕生花はネリネという花で、花言葉は『箱入り娘』『幸せな思いで』です。※左側の薄ピンクのユリのような花です。
 大きいと飾るときに広く場所を取ってしまうのでかなりコンパクトに作っており、気軽に飾れるようにしています。

箱入り娘・・・?

2014年10月23日木曜日

ダレス ヒップバッグ 口金革巻き

仮型紙をもとに型紙を作成します。

以前購入していた馬革を使用します。

 ハーマンオークレザーのようにしっとりとしています。購入時には気付きませんでしたが、ラメが入っているように見えます。
 革と口金にゴムノリを塗り乾かします。乾いたら革を伸ばすように包みます。
 口金を包むように革を巻いてヘラを使って圧着していきます。内側、外側で革の長さが変わってくるのでシワが入らないよう伸ばし貼ります。
 口金の内外で圧着する方向が違うので要注意です。

2014年10月22日水曜日

ダレス ヒップバッグ 型紙作製

型紙前の仮型紙を作成します。

財布やカードケースなどの小物は折り曲げた時の内周・外周や
注意点が頭に入っているので本型紙作製に入ります。

通常のA4用紙を使用します。というより仮組なので何の紙でも構いません。
 いきなり足りないことが発覚。『√』の計算が間違っていたようです。数学2には高い壁です。

 こういうことをハッキリさせるために仮型紙を作製します。
 金具をテープで貼り、組み立てます。
閉じてみました。周囲の長さは問題無さそうです。足りない分を再設計して本型紙を作製します。

手持ちバッグではないのでハンドルは付けず、ベルトのみにしようと思います。

2014年10月21日火曜日

ダレス ヒップバッグ 作製開始 デザイン

アイデアがまとまってきたのでデザインを起こします。

 ダレスバッグ用の金具をもとに設計します。円周計算だけでなく斜めの辺の求め方も必要になりネットで検索。久しぶりに『√』を使用しました。というか『√』って何でしたっけ…?
 これがダレスバッグ用の金具です。自分好みのサイズがなかったので作ってもらおうと思ったのですが、10本単位からのサンプル作製で注文受付。簡単に計算して¥20,000~。
 ネットで探して1本で購入。1mm厚のステンレスです。お店では2mm厚のアルミで頑丈でしたが、今回は実験的な意味もあるので1mm厚でも問題ありません。
 デザインから型紙を起こしますが、まず1/2サイズで作って組み立てます。
 メディスンバッグの波打ったマチは平面から立体にする際に伸ばしたりするので、目安程度にして型紙を作製します。
※↑『切り捨て』の部分を含めて作製という意味です。
 同時進行であるものを作成中です。素材やどんな形になるかはまだ秘密です。感のいい方はすぐ気付くかもしれません。

2014年10月20日月曜日

メディスンバッグミニ 完成

接着剤を塗ってヘビ革と貼りあわせます。

マチの作製です。カーブ部分を型に合わせて徐々に曲げていきます。本来なら水を含ませて形成しますが、薄いので水を使用しなくても問題ありません。
 本体にマチを貼り合わせて縫います。
・菱目打ち3mm 
・スーパースムース糸使用
 マチを付けた本体を最初に作製したヘビ革に貼り、周囲を平目打ちで穴を開けます。2mm革レースでダブルステッチします。
 完成しました。ポケットに軽く入ってしまう大きさです。ベルトへは鹿革レースでぶら下げます。前に作成した差し込みバックルは使用しませんでした。コンチョはトライバル彫りです。

 大きく作製することも可能ですので、欲しい方がいらっしゃいましたら問い合わせ願います。
with 330km/hのZIPPOです。

2014年10月17日金曜日

メディスンバッグミニ 作製開始

バイク用ではないですが気分転換にメディスンバッグを作ります。
ただ、入れる物はないのでお守りやZIPPOを
入れるぐらいの大きさにしようと思います。

下描き・設計などはせず、思いつくまま型紙を
作成して裁断します。

 ベルトループ部分の作製です。両方表になるよう革を貼りあわせて菱目打ち(3mm)で穴開けして縫います。
 ベルトへは差し込み金具を使用します。 取り外しは必要ないですが、自分用なので無駄にオーバークオリティです。
 ベルトループを作ってはみたものの鹿革レースでぶら下げるのも有りかと優柔不断になっています。出来上がったら形が変わっているかもしれません。
 本体です。接着剤を縫って乾かしています。サドルレザーを貼るかヘビ革を貼るかでここでも悩んでいます。

 比較用にZIPPOを置いてみました。タバコ吸わないので全然使いませんが、『MAXIMUM LEVEL SPEED / 330km/h』と表記されている紅の豚のZIPPOを持っています。
※左画像は違います。

2014年10月16日木曜日

バッグ アイデア3

今までに作ったことが無いタイプを
作ろうと思っています。

ダレスバッグタイプでバイク用というのは見かけたことがないので挑戦しようと思います。ただ、ダレス用の金具を使用してのバッグ作りはまだ作製したことがないので設計前で頭の中で様々な形が浮かんでは消えていきます。

バイクなので天敵の風圧に耐えられるのが一番ですが、金具でガチガチに固めても使いにくくなってしまいます。

脇にぶら下げて太ももにベルト固定のホルスタータイプもありますが、ツインリンクもてぎで多く見たので却下です。それだけ使いやすいということだと思いますが、同じものを作っても面白くありません。

とりあえずいろいろ描き込んで、形を決めていきます。


2014年10月15日水曜日

メディスンバッグ 改修 2

ベロ部分のかがりが終わったので
本体に取り付けます。

 以前のベロとの違いです。かなり長くなっているように見えますが、実質1~2cm程の延長なので全体のスタイルは崩れません。
本体後ろに縫い合わせ、革レースでかがり直して完成です。中に物を入れても問題なく開閉できました。