底用の革漉きが終わったので本体と縫い合わせます。
本体と底の間にサドルレザーでパイピング処理を施します。繋ぎ目は漉いて折り返します。ゴムノリは接着力が弱いので別の接着剤で圧着します。
菱目打ちで穴を開け縫っていきます。底と本体が縫い終わったらひっくり返します。
底板を底革と合わせます。底鋲で固定します。この底板は素材上、ゴムノリが剥がれてしまうので金具で挟み込んで固定しています。
ピッグスエードで作製した袋を入れ、本体のヘリを折り返し縫い合わせます。別で作製したファスナーパーツも忘れずに挟みます。
完成しました。女性が扱うには少し重いですね。
38×33×10cm
全体に芯は入れていないので自立は難しいですが、革自体が厚いのでかろうじて立ちます。
肩に掛けることが無いのでハンドルを長くしたり、ショルダーベルト用金具の取り付けはしていません。
ファスナーは周囲完全固定ではなく、両端が空いています。開閉するときにもう片方の手で持っておく必要がありますが、最後まで開くことができるので物の出し入れがしやすくなります。
内ポケット
ファスナーポケット×1
オープンポケット×2
内ポケットの内側は桜柄の生地を挟んでいます。
本体を輪っかにして縫うときに作成したパイピングです。アクセントになっています。ファスナーの端の処理はサドルレザーで挟み、コンチョを使用しました。
思い出の地のアリゾナ州コインのコンチョです。
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