2019年10月31日木曜日

ダレスミニバッグ7用ショルダーベルト 作製・完成

教室にバッグを持っていこうとしてすっかり忘れていたので
ショルダーベルトを作製します。

 芯を入れて膨らみを持たせるようにしました。縫い幅を端から3mmにする場合、床革を3mm小さく切ってしまうと革の曲がりぐらいなど小さな要因がいくつも重なって1~2mmぐらいしか縫い代が無くなってしまいます。端から3mmにする場合は4~5mm程小さくした方が作りやすいです。

縫い穴のピッチは本体と同じ4mmです。本体と違ってポニーが使えるので縫いのスピードが違います。

ハトメ用の穴を開けるときわかり難いので本体と同じようにマスキングテープを貼って位置を決めました。ハトメは#300のサイズです。

チェーンは喜平です。革部分とチェーンは丸カンで繋げています。

バッグに付けてみました。少しチェーンが長くて180cmの身長にちょうどいい長さですがサンプルなので気にしません。欲しいという方がいらっしゃったら売りますが。
イタリア輸入革でも作ってみたいですね。

2019年10月30日水曜日

スマホポシェット7・8 作製・完成

追加注文です。

 前に作製したものを確認して工程を考えていきます。工程をすっかり忘れていますね。

牛革を裁断、部分ごとに漉いていきます。薄く伸びやすいので漉いた後にも型紙をあてて再確認します。

裏地と革のふた部分の裏に芯を貼ります。裏地の方にマグネットを付けてその上から芯を追加して爪を保護します。

芯ギリギリを縫ったら周囲をギザギザに切り落としてひっくり返したときに影響が出ないようにしておきます。専用のハサミを買った方が楽でしょうが、使用頻度が低いのに買うのはどうなんだろうと踏み出せずにいます。

前胴と後胴部分を縫った状態です。マグネットやDカンを忘れずに取り付けます。本体の角はふたと同じようにギザギザにします。

ひっくり返して角を整えて完成です。ピンクとオレンジではなく『つつじ』と『キャロット』です。後胴には外ポケットが付いており裏地もついているので、本体裏地と合うように何度も確認します。

2019年10月29日火曜日

MK PLUS革教室(Tue)

電車内で汗かくぐらいなら上着脱げばいいのにと思います。

 某ブランドを真似て(インスパイア?)作ったバッグです。丁寧に作っています。
が、自分の好きなように作ればいいのにと思ってしまいます。

ダレス用の革を裁断しています。15cm幅の口金を使って1枚革で仕立てる予定です。
手間が掛かることは当たり前と思って一つ一つの工程を片付けていきましょう。

内袋の底を縫って割っています。一つの工程を丁寧にしていくと出来上がりに差が出るので、ゆっくりでもいいので丁寧に進めていくのが重要です。

2019年10月28日月曜日

ペンケース5 作製・完成

どういう革でもいいということで
余った革を使います。

 ファスナーが付く場所は折り返すので漉いておきます。裏地はありません。

ファスナーはコイルを使っています。吊り定規を使って一定の位置に縫い合わせます。スライダーを外して革の両端に付けています。

 名前を箔押ししようと思ったのですが、エナメル革への温度調整が難しかったのでタンニン鞣し革へ箔押ししてからカシメで留めました。まだまだ研究ですね。

両端を革で包んで縫って完成です。

革:エナメル
10×19cm
コイルファスナー5号

名前に対してファスナーの開閉が逆な気もしますが、まぁ大丈夫でしょう。

2019年10月25日金曜日

ダレスミニバッグ7 口金加工 縫い 完成

台風のときよりも降った感じがします。

 万力に挟んで鉄工用ドリル刃で穴を開けます。ハトメを打つ場所はφ3.5mmを使用しましたが、口金を繋げる穴はφ4.5mmにして穴を拡張しています。
オリジナルはφ4.0mmですが、使う組ネジがφ4.0mmなのでピッタリすぎて組ネジが通りません。なので0.5mmの余裕を持たせています。

口金に革を巻く前にハンドルを取り付けます。カシメを打ちつけますが、ショルダーベルト用のDカンも追加しています。

 ベロなども忘れずに縫い合わせます。中心がずれていたなんていうのはしょっちゅう起こるミスなので何度も確認します。

1周縫い終わりました。組ネジを仮組みして開閉に問題無いか確かめます。

オコシ金具を取り付け、マチを確認して完成です。

本体
革:型押しクロム鞣し
 :モーガン1mm厚 2mm厚
内ポケット:デニム生地
16×21×9cm

中は裏地が無くシンプルです。ユニセックスで持てそうなバッグが出来上がりました。硬めのタンニン鞣し革で作れば、よりメンズらしく出来上がりそうですね。ただ、これ以上大きくすると1枚革の確保が難しくなります。




2019年10月24日木曜日

ルプランジュのスフレチーズケーキ

利根町ルプランジュのスフレチーズケーキです。

 スポンジの上に濃厚でフワフワなチーズが載っています。ストレスとか吹っ飛ぶ美味しさです。
毎回写真が下手過ぎて美味しそうに撮れていないので営業妨害になっていなければいいのですが・・・。
毎年恒例のアップルパイの予約が始まっていました!季節ごとに美味しい産地のリンゴを使っているということで期待大です!



ダレスミニバッグ7 型押し革の穴開け 底板作製

ダウン着ている人の隣に半袖ハーフパンツの人がいました。
季節感がよくわかりません。

 型押し革を使用しているのでネジ捻を使っても線がわかりにくく穴が開けられません。そういうときは『見えないなら見えるようにすればいいじゃない』と降りてきました。マスキングテープを貼って位置を確認、菱目打ちで穴を開けていきます。
ただ、100円ショップに置いてある安いマスキングテープだと粘着が無駄に強いのもあるので危険です。

革は1.2mmとバッグ本体にはちょうどいい厚さですが、口金周りには少し厚いです。口金を包む幅のみを漉きます。今回は0.8mmにしました。

前後胴で穴の数は合わせてあるので穴の位置を確認しながら針を進めます。針を入れる順番や向き、力を一定にすれば綺麗な縫い目ができます。

前後胴のマチと底を縫い合わせました。口金の加工が必要なので本体は一旦ストップです。

底板はボンテックス0.8mmを芯として挟んでいます。芯を浮き出るように圧着、周囲を縫いました。いつも思いますが、手縫いは久しぶりだと下手ですね。

2019年10月23日水曜日

MK PLUS革教室(Wed)

常磐線で非常停止、総武線で非常停止。
遅刻するかと。

 イタリアンレザーを使ったバッグです。このあとショルダーベルトが付きます。フラップの金具はなくシンプルですが、内ポケットなどしっかり付いています。

トートバッグ用に内ポケットを作っています。生徒さんは左利きなので教わる内容は逆になってしまいます。基本的な方法は変わらないので一つ一つ確認していくしかありませんね。


2019年10月22日火曜日

ダレスミニバッグ7 内ポケット作製 箔押しテスト

革を裁断しましたが、一部が微妙に厚いので
他パーツを引き続き作ります。

 販売用ではないので内ポケットは余っていたデニム生地です。周囲をかがり押さえをしてポケット状にしました。意外といい感じです。

本体に箔押しをしてみようと思いましたが、まずは実験です。押す向きを考えて90度角度を変えてセットします。

 型押しでも凸凹の差が少ない革は綺麗に押せますが、今回のような革では強く押しても長めに押しても綺麗に押せません。シャンタン生地も無理でしたが、デニム生地には綺麗に押すことができました。生地の種類の違いでしょうか。

平坦な革には綺麗に押せることが分かっているので、タンニン鞣し革に箔押しした後に前胴に縫い合わせました。糸は箔の色に合わせてゴールドです。

2019年10月21日月曜日

ダレスミニバッグ7 型紙作製 ハンドル作製

教室用で生徒さんが作る際のヒントになればと思い
ダレスタイプのバッグを作ります。

 口金はMK様で発売されている22cm幅枠です。それを測り型紙を作製していきます。が、『ここどう作ったんだ?』と自分で作ったのにわからなくなっています。
定期的に作らないと生徒さんへの解説もできないですね・・・。

 革パーツはモーガン(タンニン鞣し)です。1~2mmと家に在庫があったので選びました。コバはバスコではなく、着色して磨いています。

 ハンドルは両端を中心で留めてそれを包むように作っています。Dカンは普通の線ではなく、少し上部が膨らんだタイプを選択しました。


上が1個目、下が2個目です。最初に作った型紙は直線だけでしたが、そうすると全体が膨らんでしまいました。その膨らみを考慮し中心を曲線で裁断、膨らみを押さえました。
上と下でわずかですが中心にかけて膨らみが違うのがわかります。

2019年10月18日金曜日

MK PLUS 焼き印・箔押し機 

前から気になっていました。
MK様のお店に入ってすぐ左にあった箔押し機。
といっても大げさなものではなく、ハンドプレス機を応用したものです。

手に入れました焼き印・箔押し機!

 ハンドプレス機を持っている方はそれを使えますが、Sサイズだと使えないのでご注意ください。Mサイズ以上なら大丈夫です。灰色の箱が温度、下の真鍮が刻印をセットするものです。
 実は刻印を新調しようと思ってMK様に見積もりを依頼していたときに色々あって「それなら焼き印・箔押し機も!」となりました。刻印を考えられている方はMK様も案の一つに加えるといいと思います。

さて実験開始です。まずは焼き印を試しますが、推奨温度は200度です。ただ、いきなりの高温は怖いので低い温度から試していきます。画像上のオレンジ色の数字が実際の温度、下の黄緑色の数字が設定温度でです。

 2mm厚のヌメ革があったので10度ごとに変更、ハンドプレス機を下げる時間を5秒と10秒にわけました。最初の方に焼いた方は刻印への温度にムラがあったせいかうまく押せていません。
高温で10秒だと革自体が焼けるというより焦げてしまいました。

次は箔押し機です。こちらの推奨設定温度は70度です。一人だと革と箔を支えながらハンドプレス機を下げるのは難しいです。テープかなにかで留めるしかないですね。

焼き印同様に60度ぐらいから秒も変えて実験しました。クロム鞣し1mm厚を使いました。金箔と銀箔の融点による違いはなさそうです。
※厳密に言うとあると思います。
ヌメ革と同じタンニン鞣しでもルガトショルダーだと焼き印はダメでした。色々と試しましたがどうやっても表面が焦げてしまいます。ルガトは水性光沢剤で表面に艶を出しているので、それが原因かなと思います。
ただ、箔押し機は綺麗に押せます。絹目の型押し革でも綺麗にできました。箔押しができるだけで作品の質自体が上がる気がします。ワクワクしてきます。
ただ、凸凹の差が大きい革だとうまく箔が押せません。

刻印だけでなく、英数字を一文字ずつ買ってセットすることもできます。
気になる方はMK PLUS様まで。

2019年10月17日木曜日

スマホポシェット6 作製・完成

こちらも急な追加注文です。

 何ヵ月も前に作ったのでどうやって作ったっけ?と過去のブログを見直します。たぶんこうだろうと取り掛かります。

ポッシュ生地に芯を縫い合わせます。うまく工程を組み立てられれば芯を縫い合わせる工程がどこかにはまって工程数が少なくなると思いますが、考えがまとまりません。

挟み込むかぶせの革のヘリを漉きます。マグネットは爪の保護用にスライサーを貼っています。

裏地を縫い合わせた前後胴の準備ができました。背面上部はDカンをセットしてあります。

表同士になるよう仮止めして周囲を縫い、ひっくり返して完成です。革のコバ処理を忘れていたので本体にくっつかないようマスキングテープで処理してからバスコを塗りました。