2019年10月18日金曜日

MK PLUS 焼き印・箔押し機 

前から気になっていました。
MK様のお店に入ってすぐ左にあった箔押し機。
といっても大げさなものではなく、ハンドプレス機を応用したものです。

手に入れました焼き印・箔押し機!

 ハンドプレス機を持っている方はそれを使えますが、Sサイズだと使えないのでご注意ください。Mサイズ以上なら大丈夫です。灰色の箱が温度、下の真鍮が刻印をセットするものです。
 実は刻印を新調しようと思ってMK様に見積もりを依頼していたときに色々あって「それなら焼き印・箔押し機も!」となりました。刻印を考えられている方はMK様も案の一つに加えるといいと思います。

さて実験開始です。まずは焼き印を試しますが、推奨温度は200度です。ただ、いきなりの高温は怖いので低い温度から試していきます。画像上のオレンジ色の数字が実際の温度、下の黄緑色の数字が設定温度でです。

 2mm厚のヌメ革があったので10度ごとに変更、ハンドプレス機を下げる時間を5秒と10秒にわけました。最初の方に焼いた方は刻印への温度にムラがあったせいかうまく押せていません。
高温で10秒だと革自体が焼けるというより焦げてしまいました。

次は箔押し機です。こちらの推奨設定温度は70度です。一人だと革と箔を支えながらハンドプレス機を下げるのは難しいです。テープかなにかで留めるしかないですね。

焼き印同様に60度ぐらいから秒も変えて実験しました。クロム鞣し1mm厚を使いました。金箔と銀箔の融点による違いはなさそうです。
※厳密に言うとあると思います。
ヌメ革と同じタンニン鞣しでもルガトショルダーだと焼き印はダメでした。色々と試しましたがどうやっても表面が焦げてしまいます。ルガトは水性光沢剤で表面に艶を出しているので、それが原因かなと思います。
ただ、箔押し機は綺麗に押せます。絹目の型押し革でも綺麗にできました。箔押しができるだけで作品の質自体が上がる気がします。ワクワクしてきます。
ただ、凸凹の差が大きい革だとうまく箔が押せません。

刻印だけでなく、英数字を一文字ずつ買ってセットすることもできます。
気になる方はMK PLUS様まで。

0 件のコメント:

コメントを投稿