2015年7月28日火曜日

扇子入れ 作製

普段、なるべくバッグは持ちたくないのですが
ダレスポーチなどでは扇子が入らないため
扇子入れを作製しました。

 型紙などは作製せず、思いつくままに作っていきます。赤い革のみで作ろうと思いましたがわずかに足りません。頭の中のデザインを変更しようか悩んでいましたが、こういうときには脳内にマリー・アントワネットが出てきます。
「足りなければ足せばいいのではなくて?」

緑の余り革もあったので追加決定です。

扇子の周囲を測り赤い革を裁断、上部を緑の革と接着し、黄色い線の部分を縫います。

 縫ったところを開いた状態です。通常でしたらヘリ返しなどの処理をしますが、そうしなかったのには理由(下記参照)があります。
 革を追加したのでどうしても縫い目が発生してしまいます。

B:入れるときに引っ掛からないが糸が擦れる
C:入れるときに革に引っ掛けやすく糸も擦れる

他色々なパターンがありましたが縫い目にも触れず革の凸凹がないAとなりました。
※棒状の茶色が扇子、黄色の線が糸です。

 革を準備しているときには何も思いませんでしたが、赤と緑・・・スイカ。
ということで赤革に滴型のポンチで種のように穴を開けます。開けすぎると強度が無くなるので適度に。筒状になるように貼り合わせて菱目打ちで縫い穴を開けます。緑革の部分は特に形を決めず、フリーハンドで切ります。

周囲を赤と緑のビニモで縫ってコバを処理します。緑革にハトメを打ち込み、小判カンで金具を取り付けて完成です。
カタログ写真のようにしてみました。鳥が羽ばたいているかのよう・・・相変わらず写真センスゼロです。

この金具はジーンズなどのベルトループに引っ掛けるようになっていますが革でベルトループを作って直接ベルトに引っ掛けるように作ることもできます。



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