2020年6月18日木曜日

シックコートとバスコの塗り重ね違い

夏を感じる中での涼しさに安らぎます。

 店内サンプル&革教室用に作製しました。革を2枚貼り合わせてそのコバをシックコートとバスコで処理します。
バッグを作る中で見過ごせない点ですし、何回塗ればいいのか生徒さん達に説明できないからです。1回塗りから6回塗りまで準備しました。

この画像はシックコートです。左から右に行くにつれて塗り重ねが多くなっています。1~2回だと貼り合わせた線がわずかながら見えてしまいますが、3回以上だと見えなくなっていますね。4回以上は好みでしょう。
シックコートの赤ですが、赤に見えませんね。

左が1回、右が6回です。これだけの厚みで塗り重ねることになるので金具などに合わせてピッタリのサイズで革を裁断してコバ処理してしまうと危険です。

バスコも使っています。同じく右が塗り重ねた方です。目止め液があったはずですが行方不明なのでバスコの黒のみです。
見方によっては貼り合わせた箇所が分かってしまいます。

曲げる箇所があるときはシックコートの方がいいと言われましたが、どのような経年変化していくか楽しみです。目止め液を手に入れて実験追加ですね。


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