午前中はバッグ修理用の革を買いに都内へ。
財布の修理も頼まれました。
修理の代名詞、あのブランドです。
3つ折り財布です。パッと見は外も中も綺麗ですが端がやられています。
中も合皮なので擦れには弱いですね。コバスーパーのブラウンとダークブラウンで着色、保護します。モノグラムの方(外側)はダークブラウンと似た色なのでそのまま使えますが、内側はコバスーパーの方が明るいので、ダークブラウンを少しずつ混ぜて同じ色にし塗って仕上げます。
これもよくある例ですがヒビ割れています。外側もよく見るとヒビ割れが始まっています。小さすぎるので何もできませんが、どんどん増えると思うとブランドに何とか対処してほしい案件です。
バッグ修理です。この内袋用に革を買いに行ってきました。外側は何の問題もありません。
このブランドはいくつか解体してきましが初めて『made in U.S.A.』を見ました。
中はボロボロです。灰色部分は合皮ですが全体がベタベタしており、その成分が革やファスナーなどの金属部分に付着しています。
最初は合皮で内袋を作ろうと思いましたが、また同じようになって使われなくなるのは嫌なので本革で作ります。サテンなどの生地でもよさそうですね。
革は再利用するので傷つけないよう糸を取り除いていきます。革が灰色に変わっている部分が合皮の成分が付着してしまった箇所です。というか革も金属も内側全部が灰色です。
濡らして硬く絞った生地で合皮成分(詳細名称不明)を拭き取ります。かなり頑固でしたが何度も繰り返して綺麗にします。
全体の合皮成分の拭き取り完了しました。金属部分はルーターに布バフを取り付けて磨きました。
合皮裏は木くずのような感じで粉が落ちてきます。
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