2015年6月19日金曜日

菱目の間隔と縫い糸について2  丸型ヘリ定規試用

漉き依頼の革が来るまで縫い目の間隔と糸をUPします。
前回UPしたのは2014年9月24日でしたので糸の追加もあります。

 上から3mm、4mm、5mm幅で10穴ずつ開けています。糸は上から#8、5号、0号です。

5号と0号に関しては前回UPしたので説明は省き、#8を中心に考察します。#8は糸が細いので3mmだとミシン目に近い状態です。4mmではギリギリ、5mmだと明らかに穴が目立ちすぎてしまいます。カードケースや財布など小物には向いていますが、サドルバッグのように大きな物には向いていないかもしれません。たまに細すぎる糸でミシン縫いされた財布やバッグを見かけますが寿命短いんだろうなと思ってしまいます。

 横から見ると0号がかなり浮いているのがわかります。グルーバーなどで縫い溝を彫れば目立たなくなりそうですが5号だと彫った溝の方が目立ってしまいます。


気になっていた工具です。丸型ヘリ定規といい、型紙に沿って+数㎜で線が書けます。

今まで折り返しや菊寄せなどをする場合、本体と折り返す部分の型紙を作っていたのですが本体の型紙を作成して革に書いた後にヘリ定規を使えば折り返す型紙は作らなくてよくなるので手間がかなり省けます。ただ、型紙に押し付けつつ書くので、柔らかい革や紙などに沿って書くのは向きません。
左から5mm、7㎜、10㎜幅です。わかりやすく型紙に沿ってボールペンで書きました。まだ使いこなせていませんが慣れれば便利かと思います。

中心の穴にロウ引き糸を通して、付きすぎているロウを落とすのもいいですね。

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