バッグ2 リペア

次のバッグです。

 今回はショルダーベルトを太くではなく長くという依頼です。画像はベルトループです。この部分の寸法は変える必要が無いので同じ幅で切り出して裏同士で貼り合わせて端から2mmを縫います。

左がもともとバッグに付いていたベルトループですがブランドものがホチキスで留まっていることはあるのでしょうか。しかも4～5本が雑にです。

 まずバックル側を作製します。革を2本裁断し端を漉きます。バックルともう片方の金具受け部分には裏革を充てます。裏革は両端を漉いておき、ベルト裏に圧着、バックルのピンを通す穴を開けます。先にバックルが干渉する部分にコバをコバスーパーで処理しておきます。

 バックルを通した革にもう1枚革を貼り、周囲を縫います。付いていたベルトと作りは一緒です。糸はビニモ5番です。バックルのピンが当たる部分には革を巻いています。

 バッグに付いていたベルトの芯が普通の生地でした。コバから繊維が出てるから何かな？と思っていたのですが･･･。ベルト部分は合皮です。ということはバッグ本体に使われている革も合皮ですね。

誰か来てしまうかもしれませんので、これ以上追及しない方がよさそうで

コンコン

おや？誰かきたよう･･･