2017年4月27日木曜日

信玄袋(印伝調生地) 作製・完成

鹿革や漆を使った本物の印伝ではありませんが
印伝調生地を店頭で見つけたので信玄袋を作ってみました。

信玄袋の意味を調べてみると
『底板があり、口が紐で括れる布製の手提げ袋』
とあります。
信玄餅が入っている袋のようなイメージですね。

 型紙を作製し、印伝調生地と裏地を裁断します。作製方法はポーチ作りと変わりません。底板用の芯はボンテックスを周囲5mm小さく切り出しました。
 印伝調生地と裏地を袋状に縫います。印伝調生地の大きさが足りず、底が取れなかったので本革を裁断、縫い合わせました。裏地も同じように袋状にします。
 両面テープで仮止めして上部を一周縫います。薄い生地なので漉く必要はありません。
 Pコキという金具(プラ製)を上部に10個打ち付け、組紐を通して完成です。

表:印伝調生地
裏:グレース水玉
22.5×18×5cm
江戸組紐
内ポケット(オープン)×1

着物や浴衣だけでなく、洋服にも合いそうですね。マチ幅を増やして底を正方形に近い形にしても粋な感じがします。
柄は戦国武将に好まれていたトンボです。

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