どれだけの時間が掛かるか実験です。
革細工初心者の母に協力してもらいました。
形はシンプルを選択です。
裁断までをこちらで行い、下処理から進めてもらうことにしました。
実際には裁断からが一番ですが「線が見えない」と言われてしまったので…。
作業は下処理、接着、穴開け、縫い、コバ処理
が大まかな工程です。
※裁断は省略します。
1.下処理
床面の接着面以外にコバ処理材を縫って
ガラス板で磨きます。
コバも磨きます。
2.接着
白ボンドなどで接着します。
3.穴開け
ピッチを選んでもらい、縫い数が少なくなる4mmにしました。
ネジ捻で端から3mmに縫い線を引き、その線状に穴を開けます。
4.縫い
糸の両端に針を2本通して縫います。
順番を間違えなければミシンに負けないステッチができます。
5.コバ処理
段差ができたコバを紙ヤスリで削ったり、へり落としで角を落とします。
染色して処理材を塗り、磨き込んで完成です。
最後にオイルを塗りこみます。
こちらが完成した実物です。革はサドルレザー(黒)、糸はビニモ5番の黄緑です。当たり前ですが言葉だけで説明するよりも、端革などで試しにやってもらった方が頭に入れやすいですね。
菱目打ちの力加減が難しい(説明できない)ので、裏から見ると縫い目がガタガタです。これも味です。カワサキのオイル漏れ、ギア抜けのように味です。味なのです。
縫いも含めて何度も同じ作業を重ねて慣れるしかありません。プレゼント用にするということでハトメを打ちました。
裁断もしてもらった場合、総作業時間は3時間ちょっとです。1回のコースに掛かる時間としては丁度いいですね。
目の前で作業を見ていると『自分でやった方が早い』と思いながらも
手を出せないもどかしさが…。
どこまで手を出すか、言葉でうまく説明できるかなど
課題がたくさんです。
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