2017年8月1日火曜日

2WAYバッグ Dカン部修理

過去に作ったハンド(2WAY)バッグの修理です。

履歴を見ると2015年2月に作製したバッグでした。色々試しながら作っていたことを思い出します。
 縫い目から裂けています。荷物を多く入れるお客様だったのでDカン部に負担がかかり、縫い目から裂けてしまったようです。自分の力不足を思い知らされました。
 分解してみました。革が伸び切っていますが、伸び止め芯を入れていたのでそこでギリギリ止まっていたようです。
 ヌメ革を芯にして革を巻きます。外観上でも邪魔にならないよう厚すぎず、切れてしまわないよう薄すぎない厚さで作ります。両端を縫うとDカンと擦れて糸が切れるので包んだままです。
穴を極力小さくして縫い目を合わせて縫い合わせます。全体を分解する必要が無かったのであまり時間を掛けずに済みました。違う留め方も考えましたが、すでに革がその形になっているのと内側にホックがあるので元の形を改修することにしました。

自分が作ったものが使われて修理に戻ってくるというのは嬉しいですね。ただ、過去の作品を見ると自分の未熟だった部分も見えてきて恥ずかしいです。

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